紀泉高原
高森山
CコースからDコース周回
 2023/03/01
4人 


高森山の山頂に有るイラストのコース案内です
今日は黄色のコースを探索周回しました
下に地形図の軌跡案内を載せますが、私たちの歩いたコースは全て地形図に反映されていません
紀泉高原、最西部は昭和の戦争時に由良要塞が築かれ、誰もが立ち入れない要塞でした
その一部が今も残り、軍道や要塞などが残っています

紀州の飛び地、和歌山市大川には、法然上人が自分で彫った自分の像が祀られた報恩講寺が有り
軍事要塞時代前の地蔵様や丁石など古道の証が少し残っています



ヤマレコにリンク 
和歌山の山仲間の皆様と紀泉高原西部の高森山を楽しみました
コースはイラストやヤマレコなどで皆様が登られているルートです
これを
地形図から現在地やコースを読みながらの周回です
携帯を片手にコースを見ながら歩くのは良しとはしない歩き方です
四人は、コンパス操作や地形図の読みの基本をマスターした仲間です
今回は時間的制約もあり現在地確認はGPSアプリを数度立ち上げましたが
尾根とりつき、尾根上、分岐などコンパスからルートを拾いました
このような方がたと歩ける事は山歩きに最高の楽しさを感じられました

登山口は和歌山市民の森の加太四国山の秋の丘登山口からです

  

登山口を入って秋の丘コースに登ります
秋の丘の見晴らしは最高で四国や友ケ島、紀淡海峡は波静かで美しい

  

引き返し高森山に向かいます
途中の見晴では更に美しい景色が見える

途中に簡易案内と道標が出ます

石ころアートが出ます。
和歌山県民のマスコットキイちゃんです
その先で大川、深山の分岐道標が出ました

案内には大川、深山と出ますが地形図には道は記されていません
少し踏みこみ、地形からここだろうの推測から、尾根下を通るときに尾根に角度と谷に角度を取れば多分ここだろうが出ました

  

道は広く荷車は十分に通れる広さが有り、傾斜もトラックが登れる程度、これは昭和の軍道跡だろうと思った
道は地形から想像できる
広い垰に古びた道標が出た
私の知人が作った物である事が直ぐにわかった
モウ20年はたつだろうか

  

手書き道標の方向の大川の方向が理解できず、地形確認から道が有るのだろうと羊歯の中に見に行くと、道が出た
現在地も分かり視座の生える方向に踏み込めば、由良要塞の境界石が出て、踏み跡道が急傾斜の尾根を下る

簡易ロープと農業用の消毒高圧ホースがロープ代りに張られている
踏み跡はすべりそうだ
慎重に下った

  

下り切れば報恩講寺の参道跡が出る
地形図の破線は途中で切れているが、道は高森山につ図いているのだろう
古びた簡易地図に道が書かれていた

参道跡は傷んだ道だが、階段跡や石畳道などが出る

イラスト地図に書かれるAコースはと見ながら歩けば、ずいぶんガレタ谷のような道に隠れた道標が出た
とても道とは思えない荒れようだ

その下で、報恩講寺への丁石が出る
六丁、當村〇中(〇の字は私の知力では読めないので〇とした)とある
當村と言う村が有ったのかと探したが、どうやら丁石を寄進した方の姓名では無いかとの判断に至った
常態良くのこっている

その先の道分岐から尾根に乗る野がBコースらしい
踏み跡もある

  

広い鉄橋の分岐、谷側は桜谷でコースはC コースらしい


報恩講寺に向かい、本堂にお参りして山門の四天王など見ながら、昼を頂いた
 

報恩講寺 法然上人は土佐からの帰路に海が荒れ大川に流れ着き、大川で少し滞在下とか

その時に、桜の木の莖 で自らの像を彫って村を出たとか
その像が寺の始まりらしい

その桜の像を彫った木を出したところがCコースの桜谷だと言う事を門横の石柱に
桜谷根跡地 これより七丁余と書かれた石柱が有る

行動食並みのお昼ご飯ですませて桜谷に向かう

鉄橋を渡りBコース尾根先の谷を左手東に入る
最初は状態の良い道だが、ダンダンとゴロ石道に成り、大きな平の石に、元祖大師腰掛石と書かれた石駐が出た
その少し先に自分の像を彫った桜の根が有った所に写真の石板が有る

櫻木根莖地と書かれている
 
 
櫻木根莖地の石板先で沢で道が無くなる
地形図の水線が別れる所と早合点して、地形図に載る尾根に登る道と思い登る
待てよ、道は直ぐに消えた??、地図でコンパス角を取り尾根に合わせると、全員が角度がオカシイと意見が一致した
今日のメンバーは地図とコンパスが読める
 

尾根が違うと判断して沢まで下るときに右岸にテープが見えた
道が有る。
もう少し先だろうと行けば直ぐに沢が分岐する所に尾根が出た
コンパスも合う。GPS確認もした
尾根はマッタケ山か百均紐で尾根半分は囲われていた

  

尾根は急傾斜で木を尾たなければすべるほどだ
立ち入り禁止日付はすんでいる、マッタケ山側に踏み跡を見つけ巻き登るかもと向かったが見事に外れ、少し羊歯を漕いで尾根に戻った
これが良かったのか、最急登の部分は巻けたようだ
  

こんな尾根にも石ころアートが有る
羊歯は手刈りでルート整備している
有り難い話だ

道成に登り主尾根に出た

尾根は美しいし高森山が見える
イラスト地図に有る大木の案内が有り見に行けば、何本かまとまった椎の木だった
 

テープを追って尾根を登る
途中にABコースの出合が石ころアートと道標で記されている
ABコースの出合は二ヶ所出た。
高森山まで5分だ

   

今日も見晴らしは良い
山頂に有るイラストコース図を見たが、大川、谷川分岐はイラスト画にも無かった

予定時間も来ている
少し景色を楽しみ下山する
イラスト画の大川への下りは、一つ目の分岐から下る事が分かった
イラスト画の大川分岐

石ころアートを楽しむ
トトロの森がお雛様に変わっていた
 

秋の丘コースに向かって下る
大川の分岐の位置は更に確定して、登山道を下る
この付近も見晴らしは良いし整備も良い
真夏以外は登れば楽しい山だ
もう少しコースを知りたい部分が有る
また来よう

 

登山口には距離が書かれている
秋の丘登山口には各所への距離表とトーテンポールが有る
少し下ったところにピオトープの駐車場も有るが、登山口にも駐車は可能だ
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