龍門山台風通過後の踏査
2023/06/09
単独


総時間4時間 距離6.3㎞
 
2023/06/02に線状降水帯を伴って和歌山に大雨を降らせた。
龍門山の有る紀ノ川市は各地で水害が起こり特に山の南側は水量が多かった
紀の川市の龍門山を愛する方々は即に登山情報を下さったが、山よりも水害復旧に協力し踏査は出来なさそうだ

時期も良しと梅雨の晴れ間にバイクで登山道を登りバイクが止められる地点から踏査した

結論は、徒歩登山道と田代峠登山口、中央登山口までは登山が可能で周回も可能だった
只、田代峠登山口と中央登山口間に二か所の崩落が有るが通行には問題は無い
農道の上に30~50Cm程度の土砂が有るが直ぐに踏み跡が出来るだろう

車で田代峠登山口に行くには道が完全に壊れバイクでも通れない状態だ
距離は100m程度だがコンクリート舗装の下の土が流され地震のひび割れのように段差が出来たり
道が滑り斜め35度程度傾いた所や、段差1mを超える部分も有る
この奥に3軒の柿の耕作農家が有り、今が一番大切な摘果時期で復旧が急がれると思う
県立公園の龍門山登山道は大きな道の痛みは無かった
この日も二人の登山者の方が踏査に入ってきていた。

 

ヤマレコ地形図にリンク

赤破線はバイクで状況を見た所です
緑破線は車用登山道でバイクで見に行きました
最後少しは踏査していません


 
 
田代峠登山口から中央登山口を周回しました

  

バイクでの駐車地迄登りタンク横から歩道に入る
100m程度ダートだが農道に出ると正面に道標が有る
田代峠登山口に向かう

  

田代峠登山口の溝の水量は多いが徒歩でも問題は無い
綺麗なアカツメクサと少し登れば何本かのササユリが咲いている
普段は滑り注意の岩道だが、大水が苔類を流したのか滑りは無い
道には少し水が流れるが、登山靴なら問題は無かった

  
花類が多い龍門山だ。
シライトソウが山頂近くまで多く咲いていた
途中の祠前の水場は相当多く水が有ったが登るに登山靴なら問題は無い
塵無し池は満水だろうが、万が一引き返すなら時間が無いと思い今日は行かない

二つ目の祠の石仏は異常はない
直ぐ上が田代峠だ
  
田代峠から山頂までは自然林の美しい所で、花類多く登るに楽しい
キイシモツケやカキノハクサ、シライトソウ、タツナミソウなど多いがキイシモツケとカキノハクサは終わりシライトソウが多くあった
タツナミソウは少ない
  
キイシモツケは一輪が咲き遅れたのか、私を待ってくれたのか満開だった
キイシモツケは開花は終わる
カキノハクサは殆ど花を落としていた

磁石岩はスルーして山頂に急ぐ

  

雨で洗われた緑は美しい
咲終わりのキイシモツケばかりだが大きな木の下に満開のキイシモツケが有った
見付ければうれしいものだ
磁石岩も見やり山頂に急ぐ
 
   

山頂で三角点を確認して少し景色を楽しみ行動食まがいの昼食で少し休憩をした
中央登山口に下る
昨日の物か、今日の物か真新しい靴跡が有った

勝神コースは登山者は少ないが時には登られるロングコースだ
分岐には道標が有るが、笹は少し多い
  
北向に下る
やや日当たりが少ないのか花は多く残っていた
これから咲くのであろうオオバのギボウシは蕾で薊は満開、タツナミソウも多く満開だった
  

東と西側では気温も違うのかカキノハクサも満開が出た
蛇紋原から景色を見れば、紀ノ川はまだ茶色の水を流す
 

明神岩に青年がいた
踏査に登ったと言う
二言三言情報を交換して下山を急いだ

中央登山口までも普段より滑りが少ない
大水が泥や落ち葉を流したのが原因かもしれない

  
途中に百合が有るが田代峠側の方が多い
倒木にキクラゲが有った
少し今晩のオカズにと袋に詰めた
私の手の届かない上には耳たぶほどある立派なものが有ったが取れない

中央口から農道を下る
全然荒れていないじゃないかと思う矢先に、岩交じりの崩落が有った
もう何人かが通ったのだろう踏み跡が出来ていた

 

その先でも山の土が抜けていた
ここは石は含まない土でやや軟らかい
何人かは踏み込んでいたようだが私は上手く通れた
一度晴れれば土も固まるだろう
田代峠登山口を通り道標からバイクを置いた地点に下る
  
コノ100m程は何時も道は悪い

滑り注意でバイクで車用登山口を登ってみた
情報通り、道はずたずただ
一人の農作業の方が車で登られて、行けないことには摘果が出来ない、歩くのは何処が良いかと尋ねられる

その少し下で、南側から来た方が、こちら側は良い方だ
南の農家はもっと大変だと言っていた
残念だ
登られてきたコースを聞くのを忘れた
雨が降らないうちに帰ろうと焦ったのが失敗だ




車道の様子
 戻る