黒沢山とムラサキセンブリ
2023/11/04
5人



ヤマレコの埋め込み

ヤマレコの地形図にリンク

黒沢山は蛇紋岩の山で植生は面白い
特別美しい花があるわけではないが四季に小さな面白い花を咲かす
その花達が、高山奥地のテリトリーを追い出された鹿やカモシカが住みつき、少ない花や草を食べている
まだ、里に被害が出る程では無いが野草たちは食べつくされそうだ
私の感覚ではどの草花も美味しいものから順にその姿を消しつつあるようだ
対策は駆除以外ないのだろうか。

黒沢山の登山口は、最短は馬酔木林道から、次は紀美野町総合福祉センター奥からで 福井峠からは長い尾根で登る

今日取付いたのは生石山登山道の名寄松コースからで、コース的には難しい
しかも、名寄松の位置道標の表記に間違いがあり初めてならこの違いが難しい
生石山に登るのならば名寄松の峠を通らないから問題は無いだろう


生石山登山者駐車場に集合して、生石山名寄松コースに向かう

  

小川の宮の横から橋を渡り山裾に入る
欄干に生石山ハイキングコース、名寄松2.5㎞生石山7.4㎞との道標が出る
梅本川の支流沿いを道成に歩けば三差路に道標が出て、道標通りに向かえば山裾にまた道標が有る


後は自然林や植林内を登る
途中に墓地などが有り林道を横切り道標通りに登れば良い

最後に林道を横切る所にある道標は、生石山登山者用のようで名寄松の位置表記がオカシイ
道標を横切り未舗装の古道に入る
道標通りアスファルト舗装の道を歩けば50m程度で生石山登山口に着くが、地形図に書かれた名寄松の位置ではない

 

林道終点が生石山登山口で、道標から西上が地形図に書かれた名寄松だ
名寄松には枯れた松が倒れ、道の中央に測量点標識が作られている

 

ここで一休みだが、黒沢山には北北西に山裾の道に入る
少し前まで私設道標が有ったが今は無い
代わりにテープが多く打たれている

道成に登れば、このコース最大の急傾斜が出てロープ補助もあるしテープも濃い
テープに沿えば尾根に突き上げる
途中から巻き道が出来ていたが今はまだややこしいかも

テープに沿えば、沼池に出る
表記はその様にしか書けない

  
 
決して解りよいとは書けないが、自信が無い方はヤマレコアプリをスマホに入れてみよう
今日は地形図は持つが、一度も見ないでヤマレコアプリでスイスイと歩けた

小枝や小さな倒木は其のままで整備は無い
油断なく歩こう

   

沼池は渇水状態でした
県立公園内のこの池の動植物は採取出来ない
カキツバタの時期は美しい沼池だが、今日はただの沼だ

道成に黒沢山山頂に向かう

  

途中に風に吹かれても折れそうなムラサキセンブリが咲く姿は痛々しい
異常気候の為か食害か、二年草のムラサキセンブリは来年も咲かすだろうか
咲いてほしい花なのだが

途中の広場を通り越し、山頂に出て北広場に行こうとしたが、モウセンブリは無いだろうと気が変わり引き返した

山頂で一枚の写真を写す
リーダーがモデルだ

 
引き返し南広場の端の黒沢要塞跡で昼食をした
見晴は良い、2~3輪のムラサキセンブリが有ったがこれも弱弱しい 😢

  

食後、510ⅿの黒沢山主峰だろう東黒沢山ピークを越えて、小川の宮方面に下る
巻き道も有るが、ピーク越えを選んだ
 


踏み跡も薄いしテープも少ない
ピークを越えれば小川の宮の道標が見つかれば後は道は濃く残る

  

四等三角点 西の川前の広場は、ムラサキセンブリの畑だったが、小さなひ弱いセンブリがチラホラ有るのみだ
  
下山に向かって左手に道が有る
蛇紋岩がゴロゴロの道だ
歩くに注意しながら下ると右手に溜池が出る
ここからは更に道が悪く、慌てずにユックリと下った

  

道は舗装に成るが急傾斜で石車の転倒に注意する

やがて民家横に出れば、その横に円照寺の階段が出る

田舎の景色を楽しみながら来た道に出会えば、駐車場は近い

  

生石山登山者駐車場にはまだ半分程度の車が有った
 戻る