龍門山勝神コース廃道踏査

青地谷不動明王、大師堂登山口 




龍門山には多くの登山コースが有るが、殆どは田代コースか、中央コースの粉河町の北側からのぼるコースだが
南側からは、布袋石から穂落コースや黒川からの権現の滝コース、東からは麻生津峠から飯盛山越えの尾根コースや
西からは、最初ヶ峰から寺山、勝神峠、勝神コース、又は下勝神からの勝神コースなど東西南北のコースがある
どのコースも車道歩きが長く、オマケに急坂が続く、
南からの穂落としコースや権現の滝コースは自然林が有り古道跡のコースだが、交通の便が悪く登山者は少ない
今回廃道と成ってしまった青地谷不動、大師堂からハングライダーテイクオフ場までの廃道を探ってみた
私的には素晴らしいコースが組めそうで、バリエーション派には良いコースと信じる
何度か各コースを探り、来年の辰年の干支登山の山の参考資料に頑張ってみようと思うがさてどうなる事やら
祭日でもあるが日の短い11月はコース的には無理はできない
それを承知で出足は遅く踏査時間は短い

駐車場は無い勝神峠からスタート予定だったが、登る途中に有る最初ヶ峰の鉢巻山に立ち寄って少し景色を楽しんだ
晴で無風、冬を感じない。車よりは早く行けるだろうとバイクで走る
ヤハリ、付近ではハイキング大会等が行われ、車や自転車で景色を楽しむ方がいた
 

見晴らしは最高です
山頂には三等三角点 竹房が有る
 
山頂の三等三角点
基準点名 竹房
北緯 34°14′21″.9140
東経 135°22′14″.5627
標高(m) 285.18
 
オッ 時間が遅い勝神峠に向かう
凸地には車が2~3台置けそうだが今日はゼロ台だ

最短なら山頂は踏まない踏査のつもりで青地谷の登山口に車道の勝神コースを下る
コース標識が有り、粉河駅の表示に従う
先ずは、勝神神社に向かってみた

神社の前には巨木のカヤの木が大きい
勝神の大榧 周囲6m、樹高15mとある
拝殿には行かなかった

  

祠のような神社だった

余談だが高野山下の山肌の集落は、耕作地も少なく貧しかったとか
それを知った空海、弘法大師は山に育つ榧木の植樹を教えたとか
榧木の実は油が取れ、幹は碁盤や彫刻材にとなり、村は豊に成ったと言う伝説を聞く

引き返し、粉河駅の表示を見のがさないようにと下る
とにかく道の分岐が多く油断はできない
いちいちコンパスもめんどいし、グーグルナビも良いのかな

途中の三角点も寄ってみた
廃棄農園の跡に出来たような三角点だ
  

くくり罠が有ると言う表示だ
注意はしたがそれは無かった

車道に戻り下る
青地谷手前で農作業の方がいた
登山道を聞けば、もう通れないだろう
先日も一人が無理だと引き返してきたと言う
聞けば闘志が湧くショウタンだ

  
 取付きの階段を登れば廃道に成ったとの忠告が出る


標識通りの道は無理だろうと地図を眺めれば、谷が行けなければ左手の尾根に登れば良いとの計画だ
先ずは谷に準じるが、道の跡は薄くゴロ石を登る
人の足跡が出るがそれは続かない
谷を眺め右斜面を登れば笹は薄い
動物道らしい所を追う
  

谷中央に下れば、出ました標識
出た出たとほほ笑むが、道はまるで読めない
小動物が通っている
それを道と判断して後を追えば、倒れているがまた出た道標

道標が出るが道は不明だ

谷中央は通れるものでは無い
今度は左側北の尾根斜面の動物道をたどった

道は谷中央に向かうがとてもブッシュをかき分ける勇気はない
ここでGPSとヤマレコ軌跡を見た
左手の尾根に踏み跡が濃い
標高差は50mも無い
これも動物道を追って登った
アララ、ゴミが沢山出てきた
人工のものだ
キット道が有るとと登ればドラム缶やその他のゴミが出た
うん
上は道だと登れば林道終点に出た

  

GPSで現在地を確認すれば林道の終点付近だ
フト見れば道が斜面を登る
地形図と合わせれば皆さんが通られたようだ

登った
道は続き道標が出た
そのまま登れば、青地谷戦没者の碑の案内が出た
   
道標が無ければ南北朝の戦死者の碑は絶対探せないだろう

戦い平和を信じ、南朝に味方した我が和歌山の戦士たちの碑だ
273名が戦死した南北朝の戦士たちに手を合わせた
 

そのまま道を登る

広い林道らしいものが出た
皆さんはその林道を通られているようだが、私は地形図に載る破線を登ってみようと考えた
所がその破線は見つからず、尾根先だろうところから尾根に取付いた

すぐ東側に中央登山道が有ることをGPSが教えてくれる

  

マアいい加減に登れば整備登山道跡など出るがこれを無視して再び尾根に入る

  

道跡が消えてしまい??
此方だろうと中央登山道に近い方向で登れば、アララ道に出た
道にはマークが有り、後はこのマークと道成に登った

  
現在地は完全にわからないが道標が出て、下調べのゲートが出ればこれはテイクオフの所に出るとわかる
そのまま進めばテイクオフの所に出た
多くの方が風待ちのようだ
 
ここから勝神峠に下るも良いが、時間的に余裕がある
勝神コースを山頂に向かう
ルートは荒れ気味だがこれが楽しい

  

上から登山者が来た
これがなんと山彦ぐるーぷのkajinoさんだ
アララ、こんな所でと記念撮影をする二人
あまりゆっくりと出来ない時間帯で山頂に向かう
中央コースに出会い山頂に出た
  
霜が降りてもおかしくない季節の山に山ラッキョウの花がいくつも咲いていた
山頂で遅い食事をして三等三角点、竜門山にタッチして下山した

テイクオフに有る勝神ルートの案内は廃道の道順だ
危険を感じたが私には変更はできない
勝神峠のへの道を下る

  

コノ勝神ルートの下りは、コンクリートの急傾斜
マアこれが車が登るとは、
滑らないように慎重に下った


先ず第一弾の踏査だが、来年の辰年の山として参考に成ればと幾つかを踏査してみたい

コース的に参考になると嬉しい思い出、ヤマレコ記事を埋め込んでみます
データーはヤマレコから拾ってください

 
 戻る