大暑登山、低山恐るべし
かつらぎ町兄井から三角点見好、三谷峠、大筒ヶ峰(小都知ノ峯), 天野周回
2010/07/23
単独

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コースタイム
P8:40-三角点見好10:15-測量点681、11:28-三角点三谷峠11:53-笠松峠12:08-大筒ヶ峰13:00-二ツ鳥居13:27-八幡神社14:15-愛宕山14:46-測量点681、15:46-P17:07
総時間
8時間27分
最初が峰から、竜門山、飯盛山 北山、そして今回登った愛宕山と紀ノ川左岸に沿って続く尾根は魅力がある
R24に有るかつらぎ町の道の駅万葉の里から見上げると三角点見好や愛宕山の尾根は一度は登ってみたいと考えていた
丹生都比売神社の有る天野の里からコノ尾根を歩くのが良いだろうが、あえて大暑の日を選びコノ尾根周回に挑戦した
一年で一番暑い日に歩けばモウこれ以上暑い日が無いと考えあえて暑さに挑戦した登山でもある
低山恐るべし、風は吹かない、暑さは尋常ではない、ブッシュはヒドイ、一時は敗退も頭を横切ったが持ち前の根性にむち打って希望の周回が出来た
万葉の里付近から見た尾根
紀ノ川に架かる細いかつらぎ橋を渡り兄井に着くが目標の波線道に向かう道でウロウロ
新しい広域農道が地図に出ていない、何とか地形を確認して広域農道(未完成)に路駐、目的の波線道に向かう
コンクリ舗装の道は暑い、ナーニ山にはいれば涼しいさ、楽観的なショウタンだ
水は天野に着けば有ると考えてはいたが3.8L用意している
コンパスを取る事も無く目視で地形を見ながらクネクネとコンクリ舗装の道を歩く
放置された農園も見受けられるが、急傾斜の農地の大変さは歩けば分る
紀ノ川が美しい
 
取り付きが分らない,
とにかく柿畑の上だろうと畑内の道を登り地形的に合う部分に向かうと測量杭が現れ古道の波線道が見つかった
 

オウ、道が有る有ると喜んだのもつかの間、低木ブッシュに突入だ
木の間を縫いながら登るがモウ首筋に木くず、リュックは引っ掛かる。蜘蛛の巣はある 流石低山、闘志が湧く
所がここまで暑いとは、風がない、モウ暑くって10歩歩いて一休み、10分歩いて水の補給とマイッタネ
おまけに急登だ進まない、地図で少しでも傾斜をゆるめようと左手に巻き込んだがあまり変わらない
すくいは植林帯だ、ブッシュだけが和らいだ 
左手の尾根に乗ろうとしたがこれ又ブッシュ、尾根に出ると又植林でやれやれ



三角点にコンパスを取った
 

三角点見好に来る者が少ないのか踏み跡がない、点をウロウロと探す。
ほぼ中央に点が見つかった。点に新しいチップが埋め込まれていた
基準点コード TR35135342001 
点名 見好 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−高野山 
測地系 世界測地系 
緯度 34°16′39.2096 
経度 135°30′22.746 
標高 535.90 m
基準点現況
現況状態 正常 20091128 
所在地 和歌山県伊都郡かつらぎ町大字東原255番地 
少しはブッシュが和らいだ、コンパスを取りながら測量点681 を目指す
直ぐにコンクリ舗装の道に出た。道横に簡易トイレがありまだまだ綺麗だ
どうやらこの付近は開発を試みたようだ
測量点681に向かう途中でログハウスが現れた。使用しているかは分らないがヒドイ草だ
 

このまま道があるのかな?と思ったのもつかの間
これはヒドイ、傾斜はあるは、倒木があるは進まない
右か左に逃げればブッシュは少なそうだがこれ又傾斜が出る
夏の低山恐るべし、風がない、気温は高い、簡易温度計は35度をさしていた
棘やトゲの有る木、グローブを付ければ暑い、モウ山との戦いだ 若い頃道場で流した汗を思い出す
暑さのためだろうか足が動かない 一歩一歩だ
 
何とか測量点681mに着いた

気持ちはヤレヤレ着いただ
景色もない、森の美しさもない、こんな尾根を登る好きものはマアいないだろう。少し可笑しく成った
測量点681mからは尾根上に踏み跡が出た??
四等三角点三谷峠にコンパスを合わす
意識がハッキリしない。少し尾根を間違いかけるが直ぐに気付いた
尾根上に四等三角点三谷峠が鎮座していた
 
基準点コード TR45135341101 
点名 三谷峠 
冠字選点番号 K術 1 
種別等級 四等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−高野山 
測地系 世界測地系 
緯度 34°16′10.1749 
経度 135°31′01.6459 
標高 624.20 m
時々は倒木もあるが歩きよい
車道になった笠松峠に出たが右手に回り込まないと下れない
下り降りると丹生都比売神社の標識が出る。地図でその道が読みとれた
私は笠松峠の標識裏から尾根に這い登り、尾根中央の道に出て六本杉に向かう

 
六本杉は少し広場の状態だ。ここで町石道と出くわすが、町石道は歩かず尾根を歩く
これが遍路道でもっとも古い道だろう
 
踏み跡は薄いが道はある。小都知ノ峯(神武山)に向かって登るがまだ風がない
適当に立ち休憩はするが、休憩する気分の場所が無く水分補給のみで歩いてきた
とにかく暑い、暑すぎる 流石暦の大暑だ
小都知ヶ峰に着いた。三角点大筒ヶ峰は雨で洗われ綺麗になっていた
 
ここで食事にしようとするが熱さで食欲がない
コンビニ蕎麦をほおばるが半分しか食べられない。マッイイカ 
尾根を南西に下り町石道に出て二ツ鳥居から八町坂を下り天野の里に出た
 

どこかにビールが有るはずだ、探しながら歩いていると、横笛の恋塚と書かれた標識、見てみたい
この里にも昔の少女の悲しい恋物語の碑がひっそりと民家の奥に建っていた
 
ビール、ビール 販売機 販売機 有ったー 見つかった
小銭小銭、と自動販売機のコイン投入口に目をやるとアララ、テープで口が塞がれている 大涙ポロポロ
隣の販売機でコーラを買って喉を潤すが、涙は止らない 
水が乏しい、八幡神社の水を頂き水を満タンにした

文化12年と書かれた階段がある八幡社 綺麗だった
 
里中は美しいが暑さは尋常ではない
村中の景色を楽しむが、靴の下が暖かくなってきた
田に足を入れ靴を冷やす

 
道を歩いていると車が止った
何処に行くのかと聞いてくださった。宮本越えの峠から愛宕山に登るというと詳しく道を教えてくださった
とにかく暑い、早く尾根に行かなければ
愛宕山の峠までのコンクリ舗装は暑く、日陰で寝てやろうかとまで思い出したが、根性根性と歩み出す

峠から尾根にはいるが尾根に車道が出来て愛宕山まで車で入れるようだが乗用車は無理だろう
 
愛宕山の山頂には愛宕神社が祀られている
少し休憩して測量点681mにコンパスを合わせ尾根を進、少しの倒木があるが問題はない
暑さは変わらない、とにかく暑い
681mに着いた
下りは少しでもブッシュのないところを探しながら下った

 
下りと言えども汗が噴き出すが、あまりにも暑いせいか虫が出ない 虫も出ない暑さなのか
下りは案外早く下れ、畑中の道も上ったときより下りよい道があった
トボトボと農道を下り車の見える地点に来たがモウ暑くって暑くって
 
車のクラーを最大に冷やしたが少しも冷たいとは感じなかった
残ったジュースを一気に飲んだ
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「このページの地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
  画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平21業使、第652号