十津川村のアンショウ山
別名、アンショウウネ
1099.8m
新宮山彦ぐるーぷにて

コースタイム
登山開始8:30-石表分岐注意地点09:13-焼峰峠09:30〜09:45-779mコル資材置き場10:12小休憩-57号鉄塔10:38〜10:50?-山頂11:28
下山11:48-57号鉄塔12:13〜13:21-資材置き場779mコル13:40-登山口14:25
総時間5時間55分




新宮山彦ぐるーぷでは毎年1月の始めに新春登山を行います。
一年の事始といった所でしょうか、今年は12名で十津川村のアンシュウネ(アンショウ山)に登りました
山そのものはマイナーで山名もエアリアマップはアンショウ山と記されていますが、玉岡憲明相談役91歳は、アンショウ山では無く、アンシュウネと言います。今回10年ぶりで登られた沖崎氏も、アンシュウネと聞いたそうです
ことの真意は分かりませんが、新宮山彦ぐるーぷではアンシュウネ(アンシュ峰)としておきます
8時に十津川村役場横の道の駅に集合して小原大橋左岸から武蔵に向かいます
武の蔵、十津川郷士の地だったのでしょうか?楠正勝は楠正成の孫で、金剛山落城時に弟と共にこの地に逃れ、楠家の再起をはかったが、道半ばで病に倒れたと言う地でその墓が有る
又、佐久間信盛の戦国武将もこの地に逃れたという。十津川郷士の強さは幕末まで続いたのだろう。
  小原大橋左岸から入り、楠 政勝の墓道標に従って登れば、登山口に着く、道は少しややこしいだろうが、登山口まで車が入るが、険路だ
 登山口P
8時30分登山開始
廃屋の横から石垣に沿って登れば右手隅に焼峰峠の道標がある。右手道を直登だ
直ぐに立派な石積みがでて、豊かだった村を感じることができる。
  
道は10年前に整備されたという沖崎氏、なるほど石畳跡が感じられる古道だが痛みはひどい、奈良の三角点を訪ねての著者、上田倖弘氏が始めて赴任した十津川第三中学校の校長は、武蔵小学校の分校、大野小学校までモーニングを待って焼峰峰(ヤケノ峰)峠を越えられたと懐かしそうに書かれている
焼峰峠までは道はハッキリしているが(極一部不明瞭)、石標が有る分岐でコース取りに注意がいる
  
分岐の石表横に鉄塔巡視路の道標がある。54号鉄塔方面に入ろう
此処から一登りで焼峰峠に出る
  
焼峰峠から北に尾根を登るが、ナカナカワイルドな尾根で、流石十津川村の山だ
  
779mのコル付近に出るまで小ピークを二つ越えるが、ナカナカの急傾斜だ、尾根も細く注意がいるだろう
  
779mコルは細い所だ。鉄塔管理道補修用の丸太が置かれている。
下山時はこの丸太が置かれた所から管理道に向かって下山した
此処からも似たような尾根が続く、
途中で岩稜の痩せ尾根が出る。此処が今回の○危場所だ。
左手、西側を巻くが踏み跡は細く、下は傾斜が有り慎重に登った。
    
テープも巻かれ踏み跡も濃い、JPの鉄塔管理道だ。
只、管理は薄く道そのものはハイキング道とは行かない
56号鉄塔から見晴らしが良いとは聞いてはいたが、それは最高のものだった
  
登って来た尾根、行仙岳(ぎょうぜんだけ)に小原峰、十津川、登るアンシュウネ(アンショウ山)、遠くに玉置山やその峰々、見晴らしは最高だ
此処から一登りでアンシュウネ、(アンショウ山)だ。
あと少しの所で管理道と道が分かれる。
此処にマークを残した。管理道に入るとトラバースが難しいと、下見に登った沖崎氏は言う
  
アンシュウネは何の変哲も無い丸い植林の山頂だが、点の記は大野へ越える最高ピークと書かれている
このピーク越えで大野にも下ったのだろうか??
  
山頂で記念道標を揚げ、新宮山彦ぐるーぷが今も守る、今西錦司流、アンシユウネにかけるバンザイを三唱する
ストックやピッケルを持ち、右側に斜に手を挙げる。山に声をかける意味だ。

点の記
三等三角点 安心洞
北緯34°00′36″.2579 東経135°49′22″.8466 標高1099.84
山頂はお世辞にも綺麗なピークではない。山頂道標を揚げて下山開始だ。
食事は見晴らしの良い56号鉄塔下で焚き火に温まりながら、先ず日本酒で乾杯だ。
太平洋と言う名の酒で新宮方面では銘酒だ
  
779mコル先から、上田倖弘氏達が村人に教えていただいたと言う管理道?を下った
お世辞にも下り良いコースではないが、時間短縮にはもってこいのルートで、沖崎氏はこのルートで下山した経験があるといった
  
分岐↑

途中からはほとんどはトラバース状態の道、私などは現在地はほとんど読めなかった
気がつくと、登山口に出ていた
  ←下山地点

登り路は右、下山は左から
旧武蔵小学校下にある、楠 正勝の墓や小学校を見学して十津川の道の駅に下った
  
駐車場は元小学校グランドに止められる。
川島代表から今年の活動計画と終礼で新春登山を締めくくった。
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