大川口からバリゴヤの頭

2008/10/11

リーダーDanchoさん
山歩隊+2
コース図

2002年頃、山歩隊のシマヤンと鉄山に登ったときバリゴヤの頭に大川口から登れそうだと下見に登った
当時鉄塔管理道と植林道は有ったが1300m付近から笹が生え込みブッシュかき分けの状態だった
ショウタンは途中の大岩でこれは無理と判断して登る事をあきらめたがいつかと心に秘めていた
その後、このコースを登られた方が有る事を聞き、ますます登りたくなっていた
今回、岩登りを専門に楽しむバリエーションルートの達人、Danchoさんのリードの元、私以下4名の岩初心者とサブリーダーにM氏を迎え
このコースにトライした
予定では下山はモジキ谷だったが時間切れと安全のため稲村ヶ岳から母公堂下りとなったが、ヘッドランプのお世話になる山行となった
コースタイム
大川口→7時間20分→バリコヤの頭→2時間40分→稲村ヶ岳→2時間50分→母公堂
総タイム
13時間40分

バリコヤ山容



天川村の川合から国道309号を行者環トンネルに向かって進むと川迫川に架かる橋のたもと、神童子谷入り口が大川口(おおこくち)だ
ここからは吊り橋を渡り行者環岳や、又鉄山、神童子谷沢登りと登山口の多いところだ、車は3〜4台置けるスペースがある
この大川口から150m川合方面に下った所に昔の鉄塔管理道跡がある。
バリコヤの頭にはここから取り付く

 
小雨の降る中管理道跡を登るとテープが打たれ以前よりは間伐が進みコースは明るく急登ではあるが
歩きよいコースになっていた

 
尾根は分かりよいしテープが打たれている
尾根を登ると小さな岩稜が現れるがこの付近は巻き道もある
巻道も岩越えも危険度は五分五分、好きな方を進めばいい
下見の頃は笹ブッシュでコース取りに苦労したが笹も枯れ踏み跡も分かりよくコース取りは簡単だ

 
下見の時ここまでと大きな岩稜に阻まれた所も笹が少なくなり巻道が一目で分かる

 

このコースは登れば登るほど急登で危険度が増して行く
とうとう岩で捲けなくなり岩に向かう
リードはDannchoさん、初心者四人は現場講習と時間が係る
ここからは山の経験があっても岩登りが出来ないと登れないコースと変わって行く

 
 
 
とうとう初心者を悩ます岩に突き当たった
左は谷、小さな沢を渡り登る事も出来るだろうが今日のコンディーションでは先ず不可能
岩を直登する。初心者四人は四苦八苦、これをリーダーは上手く導いて行く

 

この岩は5m程度がだよく滑りここばかしは緊張する場面だった

シャクナゲが行く手を阻む頃、コース取りが難しい
一人は直登、一人は巻道をとコースを探しながら登って行く
天気が良ければマダコースも分かりよいだろうが、ガスで先の様子が分からない

 
とうとうコースが分かりづらく、右往左往コースを探すと一本のテープが、
ここはトラバース以外手がなさそうだ、30m二本のロープで安全を確保した

 

この先で小さな沢を渡り下るとどうやら下に巻道があったようだ

 
小さなコルに出てここから又コースを探しながら急登を登る
何度か立ち止まりながらコース取りをしていると突然沢山のテープが捲かれていた
どうやらモジキ谷から登るコースと出くわしたのか
シャクナゲと倒木で歩きにくいがコースは分かりよい
一度この上がバリコヤだろうと思わすようなピークがあったが又下り込み登り返すと見覚えのあるバリコヤの頭が現れた
 

悪天候と4人の岩初心者、バリコヤの頭まで7時間20分、少し時間が係りすぎた
2時半を廻っている。予定のモジキ谷下りは時間が上手く読めない、稲村ヶ岳にコースを変更した

ここからのコースは以前登った稲村ヶ岳コースを山行にしてください
山行コースにリンク
2度目のバリゴヤの頭
疲れた
稲村には登り返す。コースは良くなったとは言え危険コースには間違いない
 

 

 

 

とうとう稲村ヶ岳手前でヘッドランプが必要になった
 

稲村山頂で何とか電話が繋がった。各自連絡を済ます
このままでクロモジ尾下山は不向きだろう
クロモジ尾の分岐でリーダーはクロモジ尾下山は危険と判断、母公堂に変更した
ここだと車の回収が問題だ、天川タクシーが営業しているか、(0747-63-0015)
電話の繋がる所がもう無い、稲村小屋は営業していたが・・・何とかナルだろう



山上辻と法力峠の間は熊が多いと聞く、大声を出したり笛を鳴らしたりと賑やかに下っていった
法力峠を済み下って行くと突然メールが入った
電話が繋がった
天川タクシーに21時母公堂に来て頂く
ヤレヤレ、車が回収できる

母公堂に下ると天川タクシーが待っていた
帰宅は午前1時と少し反省のいる時間となってしまった

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