バリゴヤの頭 1580m 大川口からモジキ谷口下山 2010/04/18 7人 |
バリゴヤの頭に登るのは今回で4回目になるが稲村ヶ岳から2回と大川口から2回だが大川口から登ろうとして失敗した事もある この大川口からの失敗の話を七曜岳で若者に話しその若者が先輩に話してこのコースを登ったのが大川口コースを登った始まりのように記憶する。 前回このコースを登ったのは2008年10月 初心者も多くロープを多用して時間が係り登るに登ったが計画のモジキ谷口下山が出来なかった 今回は進歩著しい、山、CD、風呂のソウルさんをサブリーダーに、A-teamで計画尾根をチャレンジした 登り4時間50分、下山3時間30分と総時間8時間20分で成功した コースはダンダンとテープや木の切り取り等で行きよく成っていたが、下山はテープはあった物のコース取りは難しく危険度も高かった 又機会を見て逆回りも挑戦してみたい、 |
登山口は大川口西150m程度の所から取り付き、尾根に準じて登って行く、コースは踏み跡を登ればいい 説明は難しいから標高と写真でコースを感じ取って下さい 登りはじめ 標高900m付近 1100m付近 1150m付近 |
尾根に準じて登って行く、最初に出る岩稜は捲く事が出来るがこれは訓練を兼ねて直登で越す 標高1200m付近 この付近から核心部が始まる1250m付近 1340mのコル付近 1430m付近 1450m付近↓ 1400m手前付近、このころから氷柱や雪が目立ち始める |
難所と言うほどの物ではないが5m程度の垂直の岩稜、前回はロープを使用したが、今回はシュリンゲとアブミで登る 1470m付近 |
これを越えるとこの先のピークはトラバースで巻た。その方が時間が係らないと判断した 巻コースは木が多く危険と思えばシュリンゲをロープ代わりに使いながら巻登る 巻道とトラバースの様子、少し雪が目立つが問題はない 1450m付近 |
1500m付近のフラットな所から正面に岩稜が出る。以前はこの岩稜を越えたが今回は右手を捲いた 写真の割れ目は案外登りよくその向こうをトラバースするがこのトラバースは少し緊張するだろう 1500mのフラット地点↓ 1540mの岩稜 この小さなチムニーを越えトラバース 1450mは捲かずとも登れるが捲く方が時間が早いと捲いた 余裕のT女 ソウルさんを見守るT女 ピーク越えのコル ご褒美は弥山の景色だ |
ここからはチョット危険な尾根歩きだが、木が切られルートが出来上がっていた。 10時35分に山頂に立つ。 約4時間50分の登りはあまりしんどさは感じなかった 初めてトライしてブッシュと岩稜で敗退した事が嘘のようだ 何度来ても登山の醍醐味を感じるバリコヤの頭、素晴らしい山頂だ バリゴヤの頭から見た稲村ヶ岳と大日岳 |
速い昼食を済ませ下山に係る。 下山目標はモジキ谷の入り口だ |
下山は小さな双耳峰の1560mの頭まで尾根に準じる コルに出て小さなピークから又小さなコルに、 登り返すと双耳峰の北西側ピーク。ここまでは何の問題もない タダ登りは氷っていた雪が溶け始め滑りが増した ここから下るモジキ入り口に下る尾根だが現場では石楠花のブッシュ、その下の岩稜が推測できない 検討の結果、北側尾根からトラバースで尾根を変える計画を練り直した コース取りはリーダーがテキパキと決めて行く 先ず右手にテープが、先人がこのコースを下ったのか、下りコル上に又小さなテープ、ここから何もない 急傾斜を下り、北尾根にコースを取って行くが傾斜が強い 北側尾根に出ようとトラバース、危険を避けるためフィックスロープで安全を確保する ロープは8mm30m×2を用意している 尾根下りもかんばしくないようだ、検討の結果、落石に注意して谷を下り頃合いを見て尾根に乗るだ 一箇所懸垂下降で安全を確保 谷は落石が敵だ、最大の注意を払いながら下る 一箇所3m程度の岩下り、慎重に下るが支点が取れずソウル氏が女性の下りのロープを確保した |
尾根に乗る所がナカナカ見つからず谷を下るがトウトウ下りには不向きな傾斜となり、尾根に登れる所探すと一箇所見つかった ここからトラバースで尾根に向かって行くが100%の安全を確保するために又フィックスでロープを張る 1300m付近で尾根に登る フィックスロープでトラバース トラバース中のソウルさん、今回は彼の力が我々を助けた。リーダーを補佐し、ロープを持ちギャの回収ロープの回収と活躍した |
尾根に出れば今までが嘘のような尾根、優しく美しくルンルンと下れる 下り時間約3時間20分、危険もあるがこのコースは面白い、 しかし良きリーダーとそれなりの登山技術が必要とするコースである事は間違いない 下山後、又々この付近からバリゴヤに登りドンブリ辻当たりからカツラギ谷でも下りたいとボソッと言うリーダーだった |
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