弥山、タチクラ尾根から弁天の森、アイゼントレとラッセル訓練
2011/12/27
二人

鉄扇ルンゼ誤→正、鉄山ルンゼ

大川口8:10-聖宝谷8:49-タチクラ尾12:47-弁天の森14:00-奥道駈分岐15:13-トンネル西口16:25-大河口18:20
総時間10時間10分
総歩数16143歩

聖宝谷
タチクラ尾とはあまりなじみがないだろうが、弥山登山の行者環トンネル西口から登ると、R309に切り取られたアノ尾根だ
それを歩こうと、ズート暖めていたが、こんな時期に登ろうとは、夢にも思っていなかった
大川口まで車がかろうじて入る大雪、ゲート前からR309を聖宝谷のモノレール小屋前まで歩き、聖宝谷を少し入った右岸の尾根から、P1453mまで登る
雪は、30cmと予想通りだが、傾斜が有り、登るにつれ出だす雪に手間取った
ラッセルとアイゼントレなんて軽く見ていたが、弁天の森では、股を越える大雪、わずか100mに一時間をかけた
その体力が切れそうになると、トラバースが頭を横切るが、急げば回れ、弁天の森で現在地をGPSで読んだ時、良く巻かなかった物だと反省した。とても巻ける地点ではなく雪も半端ではなかった

               
                             タチクラ尾根1453m付近 積雪60cm程度
          
1453mにコンパスを合わせひたすら登る。登坂用スノーシューで登るも良いが、今回はアイゼントレも視野に入れた雪山訓練
最初はタダの急登だが、登るにつれ、吹き溜まりは股を越す。タダ雑木が生えている。これに助けられるが、ラッセルは、杖を横に置いて雪をかき、這い登る事が度々、この銚子だと1453mが限界かと話が出る
 
聖宝谷入り口右岸から取付く 
途中で雪が吹き飛んだ尾根を見つけ登るがそれもほんのわずか
あと100m程度の標高で尾根だが、これ又石楠花がルート取りのジャマをする
 
1453mピークで、時間が足りるかコースと雪具合を話し合い、行けると判断して弁天の森に向かう
読図するシマヤン 
 
読図では、距離550m程度で弁天の森、登時間から推測して一時間半で弁天の森と判断した
所が、弁天の森付近下で大雪に捕まる
弁天の森左手を巻くが、これが大雪、はまると抜け出せない、雪は腰を越えていた
もう弁天の森を踏まないで、巻いて下り尾根に行こうとするが、だんだんと雪が多くなり諦め、又弁天の森の三角点付近を目指した
  

弁天の森付近は、吹きだまった雪が1mを越えている
とにかくコンパスでルートを取り下山を急ぐが、少しの行動食、おまけに休憩などは読図時間だけだ
少し下った倒木の陰で行動食をほおばり、水分を補給する
吹き溜まりにはいると、抜け出せない
オーイシマヤン、引っ張って、引っ張るシマヤンも沈んで行く
膝で隙間をあけ、はい出るが、フウフウ
スノーシューが有れば、こんな苦労は無いだろうなんて話すが、少し甘く見たようだ
風はそんなに強くなく、−5度もそう寒くはない
奥駈出合いに下るにつれ雪が少なくなる
コースは慎重に取った
踏み跡トレースは分かりにくい
奥駈け分岐で、下山に一時間はかからないだろうと判断するが、尾根が細くなるにつれ、又積雪が出る
おまけに浮き根に足を取られ、オットット
ユックリと慎重に、木橋に下る
R309に出るが、半分は吹き溜まった雪、下りと言えどももう足が限界だ
夜道に日は暮れないと、ヘッデン覚悟で今日初めての食事
気温が下がりだした。ラーメンを流し込んで、下山を急いだがヘッデンは雪をてらした
今年初めてのシマヤンとの山行は、10時間の長ちょうばと成ってしまったが、やはり二人で歩くと山は楽しい
       
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平23業使、第2号)」