雨谷山から茶臼山経由笠捨山下山は、行仙宿から浦向道
2010/12/27〜28
二人


コースタイム
登山口09:00-(食事20分)-雨谷山10:45-西峯出合13:07-茶臼山13:38-笠捨山西峯16:30-行仙小屋18:00
総時間9時間
2010年も押し詰まりかねてから計画していた縦走をシマヤンと二人で決行した
難コースとして知られる大峰山脈支尾根の茶臼山1180.7mと笠捨山1352.3m間を北山村の雨谷山840.3mの四ノ川林道登山口から取り付き行仙宿に泊る一泊二日コースだ。下山は行仙宿から浦向道を下北山村浦向かいに下り、新宮山彦ぐるーぷの仲間にデポ車まで送って頂く、タクシーは有るが予約が要る池の郷タクシー、村で一台のタクシーだ
思ったより雪は多かったし、地形図から想像できないほどの岩稜とトラバース、凍る雪に手間取った
又少し装備が甘く反省点もある。冬のこのコースは上級者向きだろうが私の力はマダマダだから小さな岩稜巻やトラバースにスリルを感じた。無雪期なら又違っていただろうがとにかく面白かった
先ず、雨谷山に登るが、この山自体も急傾斜の体力の要る尾根を登る山だ
別に読図や技術の要るコースではないが、急傾斜にははなはだ参るコースを持つ山です
一番近いであろう尾根を選び雨谷山に取付く

和歌山県の飛び地北山村のR169から四ノ谷林道を1km程度入った尾根先から雨谷山に取付く
この地点はマピオンの力をお借りしたい

テープの巻かれた尾根先から取付くが踏み跡がルンルン
しばらく登ると小道が尾根に出る、コノ小道の取り付きを下山後探したが??だった

  
尾根は単純でコース違いなどは先ず起こらないだろう
雨谷山まではP626m手前の傾斜と雨谷山手前の傾斜は一級の傾斜で一汗流すだろう
雨谷山まではテープが完璧に打たれていた。コースは単純だが傾斜は一級、体力勝負の山だ

こんな爪痕が 下北山村もツキノワグマが出る。                       小さな岩登りもある。
  
雨谷山は体力勝負、寒波が来ている最中、雨谷山にもうっすらと雪が、
細い尾根上の山頂に聞き慣れたクラブの山名版が、一休みする間もなく茶臼山に向かう

 
点名 雨谷 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 田辺−十津川 
測地系 世界測地系 
緯度 33°57′24.0322 
経度 135°55′55.2687 
標高 840.52 m
基準点現況
現況状態 報告なし 00000000 状態良し 
所在地 和歌山県東牟婁郡北山村大字下尾井字雨谷782番地 
P879m付近からコースは険しくなる。ウッスラと積もる雪は細い尾根に緊張感を与える
小さな岩や細い尾根を登って行くとP1015mピークの手前に天狗ーが右手に表れる。垂直に落ちる岩は厳しさを見せるがコースはさりとて難しくないが、傾斜は急だ。テープが打たれているが自分なりのコースで登った
天狗ー
  

風を避け1078m手前で20分ばかしで昼食、正面の木に雪が集り綺麗だった
1078mピークの登りはテープコースは氷り少しルートを変えた
ピッケルが有れば頼簡単だったろうが少し侮りピッケルは持つってこなかった。反省
身軽いシマヤンがコースを開く、無雪期なら面白い所だろうが少し緊張しながら登る



西峯出合からはルンルンだがアイゼンを付けないで登るとよく滑る傾斜、ユックリと登るが危険箇所など無い
動物の踏み跡をユックリと登る。 雪が少しつもり始めているし風が強い

西峰出合い                               茶臼山に向かう尾根
 
茶臼山は丸い山頂だ。見慣れた山名版が二枚、人気がある山だろうが厳しさからか山名版は少ない
 
基準点コード TR35035776301 
点名 立合川 
種別等級 三等三角点 
成果状態 正常 
地形図 田辺−十津川 
測地系 世界測地系 
緯度 33°58′18.6379 
経度 135°54′55.9674 
標高 1180.98 m
現況状態 報告なし 00000000 状態良し
所在地 和歌山県東牟婁郡北山村大字下尾井字下谷894番地 
茶臼山から笠捨山に向かった方は少ないだろう。一般的には笠捨山から茶臼山にコースを取るようだ
尾根は石楠花ブッシュ、大きなリュックを背負い這うようにくぐり抜けるとアララ、開けた落葉樹の尾根は明るい
境界尾根からの分岐に大きなマークが打たれていた
雪がヤヤ積もる、5〜6cm、南国の雪は重くよく滑る。スッテン 転んだ
6本アイゼンを持ってきたが付けない方が早いだろうとノーアイゼンで歩く
尾根が細くなり傾斜も増しだした。動物が尾根よりも巻道を作っている
傾斜のある巻道を地図とにらみながら巻登る。この付近でアイゼンを付けるべきだろうが、そのままトラバースだ
小さなピークを越えると必ずチムニーが顔を出す小さな馬の背(ギャップ)、雪がなければいいが、それでもノーアイゼンだ
 

このコースの情報は新宮山彦ぐるーぷの山上氏から仕入れていたが、やたらと巻道を進めと言った意味が理解できた
小さなピークは岩稜で積雪期にはロープが要る傾斜と岩、巻く方が安全だろう
何カ所も巻いた。
一ヶ所、山肌を這い登るが雪で手がかりの木の根が見えない
慎重に這い登る。この時期ならロープ確保が基本だろうが、マッイイカで登ってしまった 汗



下地図の紫部分は岩経験が要るコースと感じた

 


コースにはテープマークがある。信じて登る。マイコースを取っている時間はない
小さなピークの下りも慎重だ、身軽いシマヤンは下りが早い、オットット ショウタンはドンクサイく慎重だ
最後のピークを地図で確認してヤレヤレ後少しだ
所が雪が重く体重オーバーなショウタンは滑る。ここでアイゼンを付けた
モット早く付ければいい、やはり6本でも効果は大きい

反射板のある西峰に出た ヤレヤレ 時間を予測すると行仙宿は6時だろう
笠捨山ピークをパスして下山を急ぐ
 
途中でコースの尾根が見えた
各ピークは岩稜で谷間はチムニーが尾根まで裂けている(ギャップ)
全て西側を巻く形のコースだった。テープに誘われたがマイコースは面白く取れるだろう
この時期その余裕の時間がなかった
 ←東から見た尾根

休息は昼食のみ後は地図読み時間だけだ、ソロソロ足が悲鳴を上げている
還暦をいくつか過ぎてしまった二人だ

途中でヘッドランプのお世話になり、行仙宿にたどり着いたのが6時だった
ここでアクシデント、物置に先日デポして置いた食料とコッフェル、ガス、シェラフが取り出せない
ワー 物置の鍵がない
で、非常食と少し残った食料で緊急鍋、腕の良いシマヤン 見事にみそ汁で味を付け小屋の鍋を借りて宴会を終了させた

 

気温は室内−2度、強風が吹き、すきま風は寒いが、酒と毛布(小屋常備品)が取り出せないシュラフの代りをして眠りについた
ここでレスキューマットを使った事は言うまでもない
尚、シマヤン10kg程度ショウタンは12kg程度の装備での縦走でした
尚この小屋は宿泊費は1000円以上が必要だ。小さなグループが管理する小屋だ経費も大変だろう
2日目に続く
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「このページの地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平21業使、第652号
)」