大文字山尾根縦走
  諸葉山 柳山 蔭山 如意ヶ岳、大文字山
2019/09/24
4人
 

ヤマレコにリンク
登山開始08:05-蔭山09:13-如意ヶ岳10:48~10:58-大文字山12:18~13:03-火床13:27-13:40-銀閣寺前14:30-出町柳15:25
総時間約7 時間20分
 京都の山と言えば愛宕山を含む付近の山、地蔵山、竜ヶ岳、朝日峰、峯山と忘れるほど登ったが、その他はまるで知らない
後は観光で比叡山に登ったくらいだ
今回、炉端山友会の仲間が京都の山に誘ってくださった
足も傷め歩行もままならない状態だが、これを逃がすと京都の山が逃げ出すような気がして、誘いに乗った
やはり知らない山はコース取りも真剣になり久々に地形図を片手に歩いた

まずは、京阪山科駅に集合して、登山口は疎水公園と呼ばれる公園からだ
駅からは神社マークを狙って道を歩く

グーグルマップを開き拡大すれば疎水公園や諸葉山 柳山 蔭山 などが記されている
地形図には反映されず如意ヶ岳と大文字山のみが記されている
ここはリーダーに従った
疎水公園でトイレを済ませ、その横の登山口から登り始める
  
いきなりの急登だが登りよい
足を痛めているからどん尻をよっこらしょと登る
すぐに諸葉山に出るがここは板の山名板は無い
  
道なりに歩けば良い
小さく下りこめば白岩という石が出るが、注連縄などは無い

踏み跡も濃く分かりよいが、柳山や蔭山は見落とすほどピークは丸い
蔭山の位置を間違ってコンパスが合わないとブツブツ、リーダーはここですと指をさす 
 
のんきそうだがリーダーも準備はバッチリで、頂いた資料は力作だった
どこで探したのか大文字山の資料は分かりよい

余り休憩もなく歩くが四人だが、現在地はしっかりと読んで歩いたが、ここが近いのではと薄い踏み跡に入れば、キッチリと間違った
引き返さないショウタンは、すました顔でどんどん進み、本来のルートに乗った
コースは踏み跡に沿うのがいい
倒木は多いが整備がある
私有林だが整備は行政がしているようだ
指定道を外して歩ける状態の倒木ではない
 
 ワイワイ、
如意ヶ岳に着いたが、如意ヶ岳はピークを踏めない
航空標識が山頂にある
 
リーダー差し入れのカリントウ饅頭は初めて食べた。
少し休憩して、地形図に乗る廃道を下りたいというリーダー
覗けば道跡は完全にないし、地理院地図も適当だ。こちらも適当にその跡を踏んだが少しずれているようだ
  
急傾斜を下った。
バリエーションはめったに下らない会員は怖いというより、良い経験だと前向きだ
林道に下り
雨宮を見た
水は有るが整備がなく、ミミズやムカデの死骸が有った。整備すれば飲めるだろう
  
どの道を歩くかの選択だが、細い登山道を選ぶリーダー、リーダーも好きものだ
倒木が多い
去年の17号の影響らしい
 
地図に乗らない林道などがある
トレラン者が追い抜いてゆく
すぐに大文字山だ
送り火は大文字山で燃すのではなく、火床という少し下に有るところだ
大文字山でお昼を楽しむ
   
見晴らし抜群の山頂だが、珍しい菱形基線測点のほうが興味がある
菱形基線測点は点名が大文字山で三等三角点は鹿ヶ谷(ししがたに)だ

詳しく知りたい方はこちらを見てください

大文字山 菱形基線測点

点名:大文字山
地図:京都東北部

お盆の送り火で有名な大文字山にあります。5メートルほど離れたところには三等三角点「鹿ヶ谷」5235-46-1501もあり京都市街が望めます。一辺25センチメートルの八角形コンクリート柱で上面中央には直径3センチメートルで+印のある金属標が埋め込まれ柱石には幅12、高さ6センチメートルの金属プレートに「NO.29 基本 菱形基線測点 建設省国土地理院」と刻字があります。上面に電波(電磁波)測距儀などの観測機器を置き測量を行いました。菱形の各点は大文字山29号のほかに追分30号、花山天文台31号、新山科浄水場32号の4点で「京都菱形基線」が構成されています。どの柱石も地上高さは50~70センチメートル程度です。

京都菱形基線は1969年(昭和44)、翌1970年(昭和45)と1981年(昭和56)の3回、測量が実施されましたが観測年間の辺長差は0~3センチメートルで注目するような地殻変動は認められませんでした。[国土地理院地殻調査部:京都菱形基線測量結果「地震予知連絡会会報」26巻 1981 p255]

  
で、火床に下る
送り火の場所と山頂が違うことを今回初めて知るが、リーダーにいただいた資料で少しは分かった気がする程度大の字の事を知った
その中で、大の字の大きさを少し書いておきます
 
大の字の一画は長さが80mで火床が18か所二画目は160mで火床は29か所、参画の右翅は120mで火床が27か所だそうです
台の中央のかなめに金尾と書いてカナワと読むサークルを置き、薪も一番たくさん置くそうです
金尾の奥は弘法大使が祀られています


  
階段を下り途中から地道に入りますが、入り口はむつかしいだろう
リンクしたヤマレコから見てください
登山道らしい道を下れば、太閤岩が出ます
今はコンクリートに囲われていますが、大阪城の石垣や付近の寺などに用いられたそうで
太閤岩は石取場で銀閣寺や大阪城、付近の工事に使われてそうですが、石は微量の放射性物質を含む、花崗岩の中に褐簾石と言う鉱物が含まれているそうです
日本で初めてウランやトリウムが見つかったところだそうです
リーダーが教えてくれました
今も鉱石ファンが訪れ、石を割る姿が見かけるとか
  

 
岩場は崩れそうですからコンクリ補修されています
この岩場から湧き出る水は味があり美味しい
付近から水くみにも訪れるとか

二か所の水場が有るが、上側のほうがおいしいとか
なるほど飲み比べたが、上のほうが味が有った
  
堰堤を巻くように下山すれば、手軽に登る方たちが登ってきました
健康歩きでしょうか
途中に役の行者堂などが有った


銀閣寺前に出れば、日本人と外国人が半々か
哲学の道から歩道を出町柳まで歩きました

京都は本当に久しぶりで、見るものが全部新鮮に見えた

リーダーにまたまた京都の山を案内していただき楽しみたいものだ
  

 
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