金剛山 百々川遡上、朝原寺道から蛇谷越え周回 2010/01/23 3人 |
コース略図 「この地図の作製に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の『測量成果』を使用したものである。(承認番号 平20業使、第543号号)」 |
今回の百々川遡上は、突然の電話から始まった もしもしショウタン明日はヒマと奈良の爺々さんから電話、三人で百々川登らないとお誘いがあった 行く行く、以前から爺々さんに登る時は誘ってと御願いをしていた事を覚えてくださっていた。嬉しいねーー |
百々川の取り付きは山麓線に百々川と看板がある所からはいるが、残念ながら駐車スペースがない 三人は高天神社に集合して、一台で川横の水門付近の小さなスペースに車を停めた 本当に小さなスペースだ そこから川沿いに何の疑いもなく登ればいい。コースは簡単明瞭だ この谷は昔から整備が進んでいたのだろう。いろんな形で治水の跡がある いろんな意味でこのコースには金剛山の歴史が感じ取れた 小さくテープがコースを誘ってくれる。マア逸れようにも逸れようのない一本谷だ やがて川内を歩くが、登山靴で歩ける。 途中で小さなゴルジュが現れるが問題なく登れる。水量が多い時は濡れの覚悟がいる所だ |
登って行くと間知石で(たぶん花崗岩?)で作られた自然石の堰堤が目立つ 間知石 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%93%E7%9F%A5%E7%9F%B3 明治以降の間知石積みの堰堤だろうが、コンクリートで固めた物よりはるかに状態が良く役目を果たしている この谷の見所の一つだろう |
登って行くと、一つの難所、30m位だろうか、コンクリの堰堤が出る ここに鉄筋のハシゴがあるが、ショウタンのような体重のある物にとっては保証しかねない状態に見えた ショウタンはご遠慮申し上げ、右手、左岸を捲き登るが、後一歩がこれ又怖い 金剛山の沢には多くのお助けロープが有るがこの谷にはない。 私はご遠慮申し上げました ここからはダンダンとゴーロー帯になり、傾斜も出だす |
最後の堰堤↓ 最後の堰堤には不思議な石が木にとまっていた この付近は落石に最大の注意が要る、ヘルメットが有ればいいと思う 私の膝の状態がかんばしくない事を知っている爺々さん、ペースはユックリだ、休息も多く取ってくださった この心遣いが嬉しいねーー |
最後はガレ場、よく滑る、傾斜も相当でだす おまけに低木のブッシュ、葛などが邪魔をする 小さく打たれたテープルートを縫って登ると案外登りよかった やがて、三つ又状に小さく沢が分かれるが、見た目は扇形だ 左手は植林、中央はブッシュと傾斜で登れそうもない 右手にとるがここもはい登る状態 途中から右手の小さな尾根に取付くが、この尾根、土が氷り滑ってオットットの状態でした 上は植林だがこの植林内に入るまでは、チョット慎重な行動を要求される傾斜だ 大汗を流す傾斜角、おまけに滑る。オットット オットット コースは面白い トラバースして、登りよい尾根を登ろうと試みるが何処もあまり変わりがないようだ あくまでもこの登りは自己責任で、初心者はリーダーに従うようにする事が望ましいと感じた |
ダイヤモンドトレイルに出て、白雲岳の取り付きを教えてもらい、引き返し朝原寺跡コースを下山した この測量杭のある所から分岐した 朝原寺コースを利用する方が少ないのか、踏み跡は金剛山としては薄い 下から二匹の犬が登ってきた。地元の方の犬だ 毎週一度このコースを登ると言う、車をデポした所の方 丁度写真の石の意味が分からなかったので、お尋ねした所、いろんな事を教えて頂いた この付近は、コメ作りの水が少なく、横穴式井戸を掘り水を得たとか、その井戸がこの方の家に現存していると言われた 後一つ、このコースにある、石の意味だ 天徳さんが降りた石とか 麓にある極楽寺の天徳さんがこの石に降り立ったとか、よく見ると石が何かで保護され囲われている 天徳さんとは雷さんの意味らしい |
このコースは足に優しいが、傾斜は一級の物がある。踏み跡の薄い意味が分かるような気がした 朝原寺跡は石積みが残りフラットだ、この付近で道が分かれるが踏み跡の濃い方が下山道だ コンパスを当てると方位が出るだろう |
途中でテープがまっすぐに小さなピークを越えているが、蛇谷には右手にとり下り込んでいく 現在の昭文社の金剛山マップはあまり当てにしない方が良いだろう いかにも間違いが多い、このコースを歩くと分かる気がする 昔の地図に戻して下さる事を願う気がした 蛇谷を越え下って行くと山ヌケで木が倒れ木の下を通る部分以外は道はよい 小さな畑横を抜けると、車置いた横に飛び出した ユックリ周回して 昼食、休憩も入れて、4時間半の周回だった |
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