護摩の壇周回
古宮岳、東山、護摩の壇、柿迫山
2014/01/07
二人

コースタイム
清川橋09:15-西又神社10:55-古宮岳11:45-倉の尾峠12:35〜13:00-護摩の壇13:45-
柿迫山14:25-石仏14:45-杖ケ薮神社15:10〜20-清川橋15:45
総時間
6時間30分
マタマタ奥高野の護摩の壇を中心に周回してみました
今回久々に取り付きを間違い目的尾根を外した。お腹が痛くなりキジ撃ちスタイルでブッシュに隠れたショウタン、いささか読図を疎かにした
相棒はショウタンを信用しきっている。汗だ

高野山からR371を下り平原の清川橋を目指す。特徴ある道のカーブはその地点をたやすく捉える。
橋の横の凸地に路駐したが少し下の元杖ケ薮小学校に駐車をお願いしてもよいだろう
清川橋から下土林道に入りP668mが乗る尾根を探しながら歩くが、途中でキジ撃スタイルをかまえたためチョット読図を間違った
地図に載る林道終点に来ていたがその先に有る細い道が林道の続きと思い込み左手の尾根から取り付いた
これが又目的尾根と谷筋がよく似ている。え〜い登っちゃえ
  
いささか急旬な斜面を北側からジグザグに登ると細い尾根に立つ。読図達者なら此処で気がつくはずだが、阿呆なショウタンは構わず進む
炭焼き窯がでて、おお、破線道は炭などを運んだ道かなどと自慢気に話す。阿呆だ

ふと気づく
尾根が細すぎる。アレレ。ウンこれはおかしい、相棒もおかしいと気がついた
二人で読図だ。この細い尾根はどこだ??ショウタンはジャ、カンニングとGPSを見てみたが、GPSの軌跡はとんでもない所を登っている
こんなはずはない、しまった。GPSは初期に現在地をつかめない時は大きく位置を外してしまうことが有る
そのうち現在地を拾うだろうとSWオンで歩き始めた

林道終点から登ったと気づく相棒、相棒は読図に興味があり着眼点は素晴らしい
引き返し登り直そうと言うが登れば林道に出ると言うショウタン。とにかく二人の読図は一つ北の細尾根と意見が一致した
傾斜角から現在地を推測して南尾根のP668にコンパスを取って更に現在地を確定した。
少し広い棚が出て焚き火跡が有る。上を見るとブッシュで急峻だ。馬鹿でない限りこの付近で道は巻くはずと登りながら測量跡を探した
なるほど南斜面を巻いている
測量杭を頼りに斜面を巻進むと途中から不明瞭になったが、スズタケの下に道らしいものが出る、進むと谷間に田の跡が出た。
なるほど、
素晴らしい田だがこの厳しい谷にと昔の人の力に驚いた

ここから道はどうなっているのだろうかとキョロキョロ、此処で道が終わっているのだろうと谷を登る
途中でもう一度GPSを見てみるが、現在地はめちゃめちゃだ。
登れば道が有るはずと斜面を登ると、アレレ、見事な棚田が出た

今までの地形から想像して下の集落のものではない。上から此処に来たのだろうと、あぜ道を探すがそれは完全に消えていた
構わず登ると西又林道に出た
途中で読図通りの地形になったが、GPSを頼りに登山をするとこう言う事もある。読図の基本はキッチリと身につけよう。
(上の棚田でGPSポイントを入れておいた。位置の違いの大きさに驚くだろう。)
上空の開けた所でGPSswを入れ直しGPSの誤差を補正した。
目的尾根の林道出合を特定して現在地を掴み、目的の神社に向かう
古いエアリアマップには古宮と書かれているが、取り付き道に石の記念碑が有り西又神社と書かれていた

林道付近に古道が通り九度山との生活道が有ったことが書かれている
五ヶ村の氏神がこの神社だったと書かれ、お参りは急峻な小道を登ったと書かれている
又、豊かな木材の搬出に必要な林道を完成させたとも書かれている

この付近の斜面は緩やかで大きな棚田が多くあるが、今は植林だ
神社下に溜池らしいものも有った。それにしても見事な神社でこの正月のお参りも多かったようだ
 きれいな社務所
神社の裏尾根を東山に向かうがスズタケブッシュが参ったね
スズタケブッシュを避けるには、神社裏の谷筋を登ると良いだろう

少し尾根を外して目的を古宮岳に変えた。
ブッシュを漕いだことも忘れ、今年の初登山は古宮岳だと笑顔の相棒だ
引き返し東山四等三角点に向かう。山名も東山だろう
  
東山の数メートル西の境界尾根を古道の地点まで下るがナカナカの急峻な尾根下りだ
下山分岐地点は少しわかりづらい下山のポイントだ
 
古道に下りきった所に倉の尾、子継峠の古い道標が出る
ここからははっきりした古道だ。
倉の尾峠に向かい峠で昼食だがマタマタ相棒、ソート出すビールにショウタンは微笑む

 倉の尾峠

ここからは道なりに蛇の窪に向かう。広い垰の何処かにそのようなものが有ったのだろうか
 
今日も途中のみはらしポイントから大峰の山々が綺麗だ



広い垰の蛇の窪から正面のピークに登れば古道は尾根を走る
蛇の窪の道標ここからピークに登り尾根を進むと小さなピークの護摩の壇が出る。
地元の方は護摩壇と呼んでいた

 
 三等三角点長尾が鎮座する護摩の壇山頂

護摩の壇から尾根で杖ケ薮に向かう
尾根から古道は斜面を東に下る。この地点も特定した。又の機会にこの古道も歩いてみたい
尾根は綺麗だが、秋の山が多い通行には十分な注意がいるだろう
古いエアリアマップにはこの尾根を護摩の壇ルートとしている
 

                        
柿迫山に向かう。古老が此処が柿迫山と言ったが別山という方もおられるが、古老を信じよう
 
下山目標は杖ケ薮からの古道だ

尾根は綺麗だ。コンパスを取り目標は古道にある石仏の尾根先を狙うが、尾根先は記憶違いかもとふと思い、一つ手前の尾根を下り古道に下った
ヤハリ手前尾根だった。
古道を少し下ると石仏が有った

今日も通る方が無かったのだろうが、石仏のお大師さまが迎えてくれた
 
道なりに下れば杖ケ薮の神社に出る
この神社も立派なものだ、再びお参りして柏手を打つ
 
                        
後は村中を道通りに下ればR371に出るが、天空の村はいつもきれいな景色を見せる
下ってゆくと、小さな横穴に小さな佛が祀られていた。
古いこの村は信仰も厚いのだろう。何度訪ねても楽しい杖ケ薮、高野の町に癒やしを感じる相棒はマタマタ付き合ってくださるという
何度も訪ねたい奥高野、今日も山は楽しかった
 

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ショウタンの山歩録地図について
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平24情使、 第898号)」