行者環岳
オソ小屋谷沿いからバリエーション
2009/07/14
寺ちゃんとショウタン

コースタイム
大川口7時40分
登山口08:05-山抜け地点08:50-オソ小屋谷渡渉地点09:30〜10:12-奥駈出会い11:36-行者環岳12:05〜12:40
行者環岳小屋13:10-天川辻13:17ー吊り橋14:50ー大川口15:18
総時間==7時間38分
行者環岳には通常大川口の旧鉄塔道、古道の天川辻(北山越)に出る小坪谷コース、天川辻の東側、天ヶ瀬コース、一般的な奥駈道からのコース、等があるがこのコースは全て経験している。かねてより登りたかったバリエーションコース、神童子谷からオオボソ尾、立倉山のバリエーションに挑戦した。このコースは岩稜も考えられるだろうと、ショウタンの力の最大装備で挑戦してみた所
アレレレ、こんな所に道がある。オソコヤ谷(オソ小屋谷)に沿って山肌を巻くように古道らしい物が現れた
探求心の固まりの二人は、この道を探検せずにはいられない。オオボソ尾は次回廻しとしてこの道を慎重に進んだ

                  
国道309号線の大川口は旧鉄塔コースで行者環岳や、鉄山の登山口として利用する方は多いが車は4〜5台止められるだろう
私たちは大川口に車を停めて神童子谷に向かって川迫川沿いの道を上流に向かって歩く、一つ目の橋は、弓切谷に架り、二つ目の川迫川に架かる橋を渡って少し行くとモノレール小屋がある。ここからオオボソ尾を狙った

家での計画の取り付きは橋の側やオソ小屋谷横、P834からと色々と考えていたがそのいずれもが無理と判断、登山口を探しながら歩いているとモノレール小屋横の道が見つかった

           

モノレール沿いに道がある、取り付きは急登だが直ぐにフラットになりる。モノレールはオオボソ尾に向かっていることは現場で容易に想像がつくが私たちは、先ず尾根に上り、尾根に準じようとした。尾根は間伐材で歩きにくいが1000m付近でこれからオオボソ尾と言う所に道が出た。モノレール小屋からの道の延長だろうが、オソ小屋谷の上に山肌をヘツルように道が延びている
探求心の固まりの二人はこの道を調べずにはいられない。今日の装備は30mの岩までは大丈夫だ、行こう 話は早い
ここ最近整備されたで有ろう事が伺える。が植林道では無いだろう事が伺えた。

                      先ず尾根に                  トラバース状に付く道
           

ナカナカ面白い空中ハシゴが3〜4ヶ所、中にはゆらゆら空中ハシゴがあった。ここは高所恐怖症のショウタンは膝はガクガク、汗

           

位置を失わないように、地図は慎重に読んだ、カシオの高度計も、スントの高度計も1000m前後をオソ小屋谷上をトラバース状に道がついている。高度の稼げない道だ。
          
突然大きく山が抜けている。抜けた向こうに道が見えない、地図上ではこの山抜けた所から手前が最後のオオボソ尾に登れる分りよい最後の尾根だ、検討したがこの道が終わるまで探検することになった。
ヨーク見ると踏み跡らしい物がある。釣り人か、イヤ、オソ小屋谷は天然イワナがあり釣りは出来ない。ここでの釣りは禁止され特に厳しいという。釣り人ではない???
           

                      振り返ると稲村ヶ岳やバリコヤの頭へのルートが美しい
                 
この両端に小さくマークしておいた。
山抜け地点を過ぎると道は歩きよいと言ってもショウタン感覚だ。沢の音が聞こえる。道は相も変わらず1000m少し上をオソ小屋谷に沿って延びている。途中で水が流れる沢が右手に現れた。位置確認がこれで出来やすい。谷の角度をコンパスで測る
これだと位置が確認でき昭文社の(1999年板)にも載っている
また小さく山が抜け、その先の道を探す。オソ小屋谷の渓流が直ぐそこだ
小休止して進むと道が分かれた。とりあえず谷に向かって下ると言ってもほんの数メートル
オソ小屋谷を渡ると道が不明瞭になった。ウロウロ、
位置は高度計から推測して1050mの等高線がオソ小屋谷を渡る所だ
位置がハッキリしたこの地点で40分あまり廻りの地形と地図を読み合わせた
もちろん、植林道やこの道の先は何処に続くか、だが悲しいかなここから先の老眼で見える拡大地図がない。
今日はここまでと、この先は次回に行くこととした。想像だが、尾根通しや、沢沿いを国見岳に登れると確信している

                               オソ小屋谷1050m付近
                 
今日は気温が高く、風がない、とりあえず水は谷の物を補給した。後2.5Lに確保した
少し引き返したが川を渡り返す所がウン、??? 山は怖い、小さく打った自分のマークを見つけてここだ
もうオオボソ尾には登れない、二人で地図とルートを確認して奥駈道の行者環岳北側のP1485mピークに直登することにした
去年だろうか間伐が成されている。少し倒木がジャマをする急登を登る。
コンバスはP1485mに合わすが、実際の上りは尾根上を登った。傾斜があるが登ることはたやすい
風の無い、日の当たるコース、大汗がしたたった。途中から自然林になるが綺麗で倒木もなく歩きよい

  

                    

途中で振り返るとバリコヤの頭が美しいが、ショウタンと寺ちゃん、オッ アノ尾根登れそうだとバリコヤの頭を眺める
この角度から見るバリコヤの頭は初めてだ

                   
奥駈道に飛び出した。行者環岳には勝手知ったコースだ。南に降れば一登りで山頂に着いた。
  

はっはは、これなら怖くないと小屋上の展望台でハイ命、ここの木が少し倒されて見晴しが良くなっていた。良いのか悪いのか
                   
三等三角点、行者還の記
基準点コード TR35135274501 
点名 行者還 
冠字選点番号 重 14 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−山上ヶ岳 
測地系 世界測地系 
緯度 34°12′16.8421 
経度 135°56′41.3521 
標高 1546.52 m
ジオイド高 41.4 m
アンテナ高 m
平面直角座標系(番号) 6 
平面直角座標系(X) -199156.143 m
平面直角座標系(Y) -5085.022 m
縮尺係数 0.9999
基準点現況
現況状態 正常 19960126 
所在地 奈良県吉野郡天川村大字洞川字迫川山大コグチヤケ山尾693 
選点 明治36年5月15日
埋標 明治36年8月2日
観測 明治36年10月7日

点の記からこの山頂は行者帰り(誤字ではない)と言う俗称がある
山頂で昼食休憩、次回はオオボソ尾を登ろうと尾根の特定に地図を広げ、マタマタ新しいルートを頭で描く
寺ちゃん曰く、ショウタンと山に登ると直ぐに別ルートを描くからきりがないと言う。これがショウタンの登山スタイルだ
下山は天川辻から小坪谷を下りR309号だ。
マタマタ行者の水を補給して、小屋前から天川辻に向かう

           
天川辻は3度目の下りだ。ここから小坪谷への下りは上級者向きと言える、山肌の踏み跡コース、テープと踏み跡はハッキリと有るが、事故率は高いだろう、お疲れショウタンも転んでしまった。

  天川辻の地蔵さん
  
                   山肌トラバースが続く
                    
途中で谷へと入って行くがショウタンの経験から早く谷に入る方が早く安全ではないか、このマークから谷に入るのが良いだろう
(個人で判断してください)
           

          水晶谷出会いまで下り谷沿いを吊り橋に向かうとその先が309号線だ
           
今日のコースは地図読みが出来れば問題のないコースだが、空中ハシゴの強度は分らない
自信がなければ上を巻けばいい、山好きにはたまらないコースだが、私たちはフル装備で有ったことは言うまでもない
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