天ヶ瀬から行者還岳敗退
2013/12/23
4人


1/50000
コースタイム
登り4時間
下り2時間30分
総時間7時間20分
山姥三人と天ヶ瀬から行者環岳に向かった。

このコースはシマヤンと登った経験がある
この時の時間から想定して行けると向かったが、積雪が多くトラバース部分で時間がかかり目的は果たせなかった


1/25000
R169の天ヶ瀬から行者環トンネルが有るR309に入り天瀬川に沿って天ヶ瀬林道を進むと左手に橋が有りその橋の先の凸地に路駐して準備、この林道は新田林道と言い私有林道らしい。
直ぐにゲートが有り更に進むとログハウスや大きな小屋がある。右手下に行者の滝が見事に落ちているが木で見えにくい
正面に白い帽子をかぶった行者環岳が見えた。おっ綺麗だなんてパチリと余裕だ

 


左手には幾つもの林道が精名の尾に向かっている。
下山は精名の尾からだと何処かで林道に突き当たりこれを下山できると高をくくってるんるんと歩く
  
どんどん進むと車が放置された小屋が出る。その先で林道が終わり、堰堤手前からトラバースで古道の破線後を追うがモウ其の状態が分からない、ここから斜面にトラバースで入るが、浮石や岩稜が雪で隠れ行動が鈍い
おまけに先にアイゼンを付ければよかったがノーアイゼンだ。
流石の山姥も慎重にトラバースだ。
 
この付近は夏でも難しい、おまけに雪が中途半端で足探り状態でコースを選ぶ
時間がかかった。
とうとう行き詰まりショウタンは沢に下るを主張するが、コースリーダーはあくまでトラバースだ。
フィックスを張ったりしながら進む。炉端の講習のフィックス法を使ってみた。今までよりも随分と時間短縮が可能だ

所が山が抜けトラバース不可能と見て15m一回と25m一回の肩がらみ懸垂でコースを探る
ライニーマロープは滑りが悪い、ドン臭いショウタンは半マストで下ったがなお滑りが悪い
どうやら湿るとそうなるのだろう
 
ショウタンは懸垂がめんどいと尻セイドーでズズズズズ、もちろんロープで補助している
 
最後の山姥がロープ回収だ、二重ロープ2ピッチで下れるが、この山姥20kg近い装備を持って対面下りで降りてくる。
此処でアイゼンを装着した
現在地が読めなくなった。GPSの出番だ。予定の尾根先がすでに超えていた
シマヤンと登ったコースを登ろうと更にトラバースを続ける。
 

 
植林内を登り破線道を目指した
これが急傾斜で一汗を流した
 
途中でルートを読んだ。
少し左手が山抜けのようだが景色が良さそうだからそこを目指した
谷の地形がはっきりする所から目的尾根にコンパスを合わせている。
ほぼ破線道だろうと感じていた
登り切ると、アラ林道だ
 
林道は歩きよいが時間がかかる。
最初は20cm程度のツボ足だった。
途中に見晴らしが有り、大台山脈が綺麗だ
雪が吹き溜まりツボ足が膝近くまで来だした。一歩一歩の歩速だ
時間も12時半、展望台が有るはずだ。そこで昼食だ。
南東斜面は風がない。案外温かい
展望台で行者環岳を眺める。美しい
  
食べながら尾根の状態を推測してみた。
積雪は50cm以上でツボ足は膝を超える可能性がある
おまけにここからが本当の急登だ。
登頂を打ち切った
下山はオール林道だ。
この林道が枝分かれする。
地形と経験と状態から推測しながら林道を下った
谷まで下り登り返し斜面を進む
 

 
林道の開けた所から大台ケ原や竜口尾根、大普賢岳や和佐又山が綺麗だ
下りきり谷を渡り林道は再び上に伸びる
枝分かれが多いがそこは経験がモノを言う。コッチだアッチだ。迷わずに新田林道に下った
  
 
新田林道出合は林道終点手前の最後の分岐だった
 
半分宙に浮いた小屋が有る広場のところだ。
時間が余ったが、この時期の下山は4時が基本だ。下山の判断は正しかった
新田林道で茶休憩だ。山姥は甘い物が好きらしい
ぼた餅、甘酒 とリュックから出る。
これでショウタンは美味しく無いと食べられないことがわかった。安心安心
ショウタン的には、アイゼントレの実践とロープワーク、特にフィックス支点のムンターで止める方をやってみた
早くて確実だ
不安定な所で10cm程度の木に巻いて見たが見事に滑らない
この記事を書きながらもう一度挑戦したく思っている
今度はワカンかスノーシューを持ってゆこう
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 「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画
像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、
数値地図50mメッシュ(標高)及び数値地図10mメッシュ(火山標高)を使用した。
(承認番号 平24情使、 第898号)」