八ヶ丸山と槇尾山
2014/09/04
二人

大きな地図にリンクしています
コースタイム
青少年の家8時40分-八ヶ丸山09:19-高畑山10:35-清水の滝11:40-桧原分岐12:37-槇尾山最高点13:00-蔵岩13:07-車道出会い13:58-東屋14:05〜14:30-青少年の家前14:12
この夏は雨に祟られっ放しで体が鈍りきっている。夜中の雨音に睡眠もさまたげられることも多い
バリエーションの多いショウタンは、今年のような急激な大雨が降る予報では無理は出来ず、予定山行は中止中止の連続だ
今日も予定山行があったが中止、思い立ち槇尾山周回コースを組んで槇尾山青少年の家に向かう
予報では大阪は雨だが、戸を開けると西の空が明るい。降っても小雨だろう。以前から暖めていた槇尾山周回コースを歩こうと、リュックを担いで家を飛び出した。岩出市から池田隧道を抜けR170の外環状線から槇尾山施福寺に向かう途中の、青少年の家の八ヶ丸山駐車場(五台程度駐車可)に車を止め、道標にしたがって八ヶ丸山に登る

  
ファミリーハイキング道の公園に成った道は登りよいが林道風だ。ショウタンはパス道の階段を利用しながら登ったが、これが本当に急で大汗を流す。
沢沿いにシュウカイドウの花が美しい、登ると芝生の広場があり、ここからまたまた階段を選んだ。
登りきるとローラー滑り台の下り口が出て、さらに登れば、八ヶ丸山の展望台がです。ここが山頂だ
展望台の写真を撮り忘れたが、晴天なら大阪湾や紀泉山脈の見晴らしが抜群で、今日予定したコースも見晴らせるはずだが、あいにくの雨だ
合羽を着てもどうせ汗でと、傘を差しながら登ってきた。

                             
立派な展望台は双眼鏡まで設置されている
目標尾根付近は、杉が育ち少し見晴らしが悪いが、大阪湾側は見晴らしはいい。目標の600m山頂の捨身ヶ岳が見えた
さすが誰も仏岩や前岩、蔵岩とクライミングされる方は無い
芝生の広場まで下り、広場のトイレ手前の小屋前からケイメイの尾に取り付く。
この付近の山に詳しい山歩日記のNさんは槇尾山施福寺の八葉蓮華山として、八ヶ丸山から桧原道に出て捨て身岳、蔵岩、卒塔婆峰、兜卒岳(とそつ岳)焼山(大谷の日受、三角点大谷)を周回している。ショウタンはこのコースのコピー版での山行だ
  
広場左手奥の小屋前から階段に取り付く。登山道標があり安心だ。Nさんはこの尾根をケイメイの尾として紹介している      
まず、現在地と登るであろう尾根を地形図から予想しなくてはいけないが、雨でもありコンパスを取る行為が少ない
これだろうと予測は立てる。
予測は当たり地形が地図どおりと成ってゆく。この付近はまだコンパスを多用したが、傘を差し歩くとどうも肝心な行為がおろそかになる
 
道標はあるものの道はボランティア道となってゆく、途中にいくつかの休憩所がありその場からの見晴らしはいい
今日の地図は国土地理院地図1/4500をコピーしたもので、細部の墨破線が書かれている。
最初はそれにコンパスをとった。雨が大粒に成ったり止んだりだ、ついついその行為がおろそかになりだした
  
現在地を探ろうと、600mピークの山頂にコンパスを当て現在地を探った。クロスペアリングなら現在地の狂いも少ないが、シングル線は狂いが大きく、まさに乱視のショウタンは狂いが大きい。思っていた付近と出たので、やはりここだろうと安心したが
道標が出て、素直にそれに従えばいいものを、ここはどこだと二人で現在地を探ったが、大きく現在地違いをして歩いてきたものだから、どうしてもコンパス角が道と合わない。?? エーイ、とにかく、高畑山を探ろうとそれに従った。
 
この上が高畑山だろうと予測をつけたが現在地は完全に失っている
山頂に、高畑山520mと書かれた板が立て掛けている。朽ちかけた腰掛がある。
昔は、側川渓谷に行くにはこの高畑山を越えなければ行けなかったと書かれたページを読んだ記憶が出た
520mピークを地図から探すがそんなピークは無い??。
ますます頭が狂いだした。少しカンニングとGPSを見てみたが、やはり自分のいる位置は500mピークだ
帰ってゆっくり地図を眺めるが、やはり520mピークは地形図には存在しない
ショウタン的だが、502m地点を520mとしてしまったのだろうと結論付けた。

とにかく道標の位置まで引き返す。この道標の位置はどこだと、地図上からコンパスで道の角度を拾い、やっとその場をつかんだ
時間がかかるが、相棒は読図が出来る。ショウタンは汗を流して納得だ
結論から言えば、道標に従えば五つ辻までは簡単に行けるように出来ている。
 
雨とガスで読図は難しい今日はいい勉強だ。
 
巻き道から尾根に出て、進むと槇尾川からのコース(十五丁谷)の出会いに出た
十五丁谷のコースは経験済みだ。この出会いにも道標があり、右手の側川渓谷にと下った。
 
側川林道終点に下り、道標にしたがって渓谷沿いを開明の滝、清水の滝(キヨズの滝)を目指す
 
以前来たときよりも道は荒れていた。
開明の滝(人智開明の滝)の巻き上がりはロープが補助されているが、やや○危でその先も小岩登りやトラバースは道が荒れ、ロープ補助されているところが出る。
 滝上巻き道
岩をトラバースして清水滝壷に下る。
湿って滑りそうだが、案外滑らない、10mmロープで補助されている
清水滝右岸側をクライミングで登ったこともあるが、今はとても出来ないショウタンだ
死亡事故が出てから、補助されていたロープが外されている
小さな岩斜面を登り五つ辻に出るのがルートだが、途中から桧原分岐に尾根で歩いた。
記憶違いから、??この尾根は??またまた現在地を失う
  

  
この道標の位置がつかめなかった↑
とにかく槇尾山施福寺に向かうと、桧原道と出会った。やれやれ、これで現在地がつかめた。
槇尾山に向かう。急な下りこみからフラットに成ると左手上に、山友会と書かれた勝手道標があり、尾根に登る。

小さな岩や痩せ尾根を歩けば、600m地図表記の山頂に出る。601m槇尾山最高点と有り、行者たちは捨身ヶ岳と呼んでいる
道標にしたがって蔵岩に下る。誰も来るはずが無い雨、傘が風に曲げられそうだ。たたんで岩上から景色を楽しみ、コースを振り返った

何度かここで岩を楽しんだこともあるが、ショウタンはクライミング向き体系ではない
相棒もここで基本を習ったとか、久々の蔵岩だ
ここから施福寺は近い、ところがアレー方向がおかしいと気がついたときは手遅れだ、相棒は引き返そうと言うが、道があればどこかに出るさとそのまま進むショウタンだ。小さく書かれた勝手道標を見つける相棒だが、これを無視して地図を見るがだいたいの場所しかつかめない
細い道で傘を下において地図を出そうとした相棒、傘が谷に飛ばされた。
備えあればすべてよし、6mm補助ロープで傘を拾いに下る相棒だ。
どこかで、施福寺に向かう分岐を見落とした。谷から推測してここだろうと意見が合い、細い道を下ってゆくと、アララ、前岩に登るルートに出た
まっいいか、今日は施福寺はパスをして下ろう

二時近いが行動食も飴玉ひとつとらないで歩き通しの今日は、いささか疲れた
途中の行者の小屋で食べようかと言ったが、雰囲気が良くないと満願時まで下り東屋で遅いご飯となった
ここに来てやっと小雨に成りだした。
 
ショウタンは母ちゃんオムスビだが、相棒はゴーヤと玉ねぎ、干しブドウにマンゴー入りのマリネ、そーっとショウタン、ハイビールと差し出す
今日は、読図手抜きから現在地を時々失いながら、目標の半分にとどめた
ゆっくりと、東屋で反省して、次回のリベンジコースを組みたてて見た
簡単なようで難しい読図が出来る槇尾山、道標に従うもよし、現在地を地図上で読む読図は手ごわい槇尾の山だった。
反省
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