三重県熊野市育生町 日暮山 2013/04/09 ショウタン |
登山口はマピオン地図にリンクしています 周回総時間 4時間半 |
前日新宮山彦ぐるーぷの浦向道補修作業があり後日も休みだ、その日に帰るのはモッタイナイと行仙宿小屋に泊まった 旭に照らされ目覚めると日の出が綺麗だ。 ユックリと朝食、425号線の交通規制がかかる前に浦向に出て、おくとろ温泉のある北山村の道の駅で日暮山723mへの登山準備だ。お昼の準備が出来ていない。店を尋ねるが北山村には店屋が一軒だ、何とかパンとラーメンを確保した (新大沼橋を渡り粉所に向かうが、育生町大井に一軒の店屋があった) 小屋から見た日の出 |
昨夜は囲炉裏前で一人酒を楽しみ少々泡盛を飲み過ぎて、コースの読図が出来ず寝た、とにかく粉所に向かう。 最短で登ろうと、沢道を選んで取付いた。駐車も少し先に広場がありラッキーだ 所が、谷の炭波線は完全に無くなり沢登りなんて状態になり、アララ、行けるかな何て状態だが、地図を眺めるとダメなら北西側の尾根上に道が有るさと気楽に登った。(新国土地理院マップにはこの道が載っている) 日暮山 ↑ 取付き↑ 最初は沢上に小道が出たが100mも行くと写真の状態だ。やはり沢道は流されない 水に濡れるとマダマダ冷たいだろう。気温も下がり3月並みとか、小さく岩を巻くがロープを出そうか迷う 何とか巻き込み登ると、そこには道など無い状態だが、測量はされているようだ とにかく登山靴で沢登りだがこれが滑る岩質で、斜爆などは小石を置いて滑り止めにして這い登るが、オットスベルだ 右岸は何処も高巻けるが、左岸は全て垂直状態の岩だ。少し大きな滝は50m程巻登った とにかく沢沿いを登った。 ガレ場の斜面をトラバースしたが、良く締まりルンルン、と先に石積み堰堤が出た シッカリした堰堤だ、巻かずに登ると、あら取水ホースがあり右手に小道が、新国土地理院マップにこの道が載っている 登山計画は時間をかけて練る物だ。汗 左手に行けば、古道だろうが、かまわず沢を登った。 所が、大岩の10m程度の滝が出た。 |
とうとう行き詰まったが、右手の岩横に梯子がかかりっている。取水口は此処だった 此処でシンケンに読図するが、アラここは何処と、現在地を完全に失った。 エーイ、谷入り口から日暮山にコンパスを合わせた。 モウ適当も良い所、昨日の泡盛が思考を鈍らしたか 汗汗 右手大岩下に石室がある。ダメならあそこに寝よう何て暢気な物だ 右手の階段を登ると又行き詰まるだろう。雑木の尾根に測量テープらしい物が見えたが、植林の尾根を登った 日暮山山頂方向はおおむね掴んでいる。真っ直ぐ登れば山頂だが地図の通り等高線が混む 半分は岩のようだ。 なるべく傾斜の緩い所をクネクネ登る。途中に植林道などが出て適当にそれに沿った ヤヤ広い植林帯が出て、タブン此処だろうを掴んだ。そこからコンパスを取ってみると、上正面が日暮山と出た 石積みなんかが出る。炭焼き釜の跡だった とにかく登れるように登るが、とうとう岩質になる。その間に境界杭が打たれているからコースが有るのだろうが、単独で登る用意はない。岩下を巻きながら日暮峠からの尾根を目指した 一つ目の尾根がそうだろうと登るが岩に突き当たり違うようだ さらに目標方面に向かうと、テープが一巻き、これだろうと登ると、有る有るテープがイッパイだ 信じて急傾斜を這い登る |
思ったより広い山頂だいくつかの山名版が掛けられていた。 紀伊半島の山でよく見る紀州わらじの会のNa3の道標が朽ちかけていた 三番目の看板だろう。このころはふくろうが書かれていないようだ |
きつねうどんを炊きながら下山ルートにコンパスを合わせてみた。 バッチリノ踏み跡がある。これは楽チンとフーフーとウドンをすする |
下山尾根にも国土地理院の新マップには波線道が通っている これは簡単と下るが、この良い道に何故かテープがない??登尾根から想像が出来ない。ウン?? マッ良いか、一応懸垂下降程度出来る用意がある 下りはシンケンにコンパスを取る。 踏み跡が消えた。?? 間違ったかとそれらしい踏み跡にはいるが直ぐになくなった 少し戻り、尾根にコンパスを当て角度を地図から拾った。これでだいたいの場所が掴みシザ中をに入るとアラ道が出た 一歩を羊歯が隠していたのだ ↑ その下で尾根が巖稜質になり懸垂が安全だろう程度の傾斜、踏み跡も消えた 尾根は外していないはずと斜面側をユックリと下ると、古い百均テープが蜘蛛の巣の様に成って巻かれていた ナルホド、ジックリ見れば道が有る。斜面を用心深く下った やはり踏み跡が出て下ると今度は小さな岩コブ、右か左か不明瞭に蜘蛛の巣百均テープ エーイ左と植林内を下ると、道らしい物が岩を巻く、下る |
コノ尾根下りは、下る程に傾斜が増す 登りと反対だ。日暮峠側からは登る程に傾斜が増す 自然林が出て、マッタケ山の境界を示した物だろう。蜘蛛の巣百均テープが木に巻き付き小道跡を示す 此処までは特に危険箇所はないが、マア傾斜がある。ドッコイショと独り言だ それにしても、何処のルートにもテープの一巻きくらいは有る物だが一つもない 初めてシマヤンと大川口からバリゴヤの頭を目指したときもそうだったが、おそらく初下山者かもと微笑んだ 沢の音が聞こえだし、林道に飛びだした 古いケーブルが巻かれた杉の木が道横にありった 尾根先出口 直ぐ手前に機械が使途に包まれていた |
簡単な尾根だがナカナカ面白い 好き者ならコノ尾根登りをお奨めしたい 林道を歩くと、粉所から見事な巖稜が見える 粉所の奥様に尋ねると表丹倉(オモテニグラ)と言うらしい ハイキング道が有るとか、大丹倉なんて所もあり観光ハイキングコースが有るとか、又その道は古道で昔の〒道が有った所と聞いた。今そのコースを想像してみると、ウン此処だろう。又機会を見て登ってみたい見事な岩だった |
日暮山はほとんどの方は神川町から日暮峠に行、尾根を登るピストンのようだが、上級者なら粉所側からの周回が面白いだろう チョットのつもりが、超バリエーション的四時間半コースとなってしまったが、ここ最近の満足度の高いコースになった |
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画 像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、 数値地図50mメッシュ(標高)及び数値地図10mメッシュ(火山標高)を使用した。 (承認番号 平24情使、 第898号)」 |