星山
2015/02/02
2人

コースタイム総時間約二時間
世界遺産、丹生都比売神社の有る天野の里の入口、天野トンネル上に星山(大林、下向山)がある
この山は、戦後、星山集落の子供たちが遊んだ里山で、山の頂上近くに星岩があると聞いて久しい
朝目覚め、フト星岩探索がしたくなり、行く途中に家がある相棒に電話、行く行くと即答が帰り、オムスビを持って星岩探索に向かった
 
星山集落は景色がよい、トンネル上に星山が見え、振り返れば高野古道がある麻生津(おうず)峠や飯盛山が美しい
路駐して、住民に星山の話を聞いた

星山は、炭焼きの材や薪の採った所だ。戦争中に軍の命令で油をとる目的で巨大な松を倒したが、引き出せず山肌に転がした
戦後、外国人労働者がその木を小割して、瓦を焼く燃料として取り出した。
子供たちは、山肌にある星岩まで駆け上がり、そこで戦争ごっこをした岩が星岩と言う
先年登って山を楽しんだという老人、古い謂れでは、落ち武者が(秀吉の紀州攻め)山に隠れ住んでいた事をチクッタ家の藁葺き屋根が、何度拭き直してもゆがんでしまう話、天皇の子孫と言われる家が今もあると言い、大きな家を指差した
小さな集落も高野に近いこの村にはロマンがいっぱいだ
登山靴に変え準備していると、里人が車で来られ、山で食べなさいとミカンを沢山下さった。
思い出の星岩探索を告げた事が、嬉しかったのだろう。コースも詳しく教えて下さる
旧星山峠に向かって歩いた
取り付きは、小さな地蔵が祭られた横に有る。地理院破線道と少しずれる
 
取り付を登ると状態の良い小道、P519mで道は林道に出て道なりに登れば、正面に破線道が乗る尾根先に出る
尾根先東側に状態の良い小道が斜面に走る。
道成りに登ろう
 
左手の小道↑
倒木が出るが、倒木はここだけだった。小道終点から尾根に向かって登ろう
薄いが踏み跡は有る
尾根に出て山頂に向かえば、隠しピークの向こうに三等三角点星山が鎮座する
 
相棒は三角点の保護石が倒れている。直そうとするが凍って石は動かない
付近で小さな石を拾って点を保護していた。
点から西に下って星石を探索した。直ぐに見つかるが小さな3m位の岩だが、子供たちにとって大きく見えたのだろう
ショウタンもこんな石で遊んだものだが、急斜面であり今なら危険な遊びと禁止されるだろう
 
当時とは様子が変わったであろうが、子供なら登るに楽しい岩だった。
そのまま下るには時間が早すぎる。
少し読図と,言いながらろくにコンパスも取らずに破線道に入ったつもりが、アララ、地形が違うと気づいて、目的尾根に乗ろうとしたが、あまりにもブッシュ。分岐点まで戻ってみたが、ここで闘志がうせてしまい、一番簡単なルートで下った
チョット読図のいい山なのだが
 
目的黒線道に下りデポ地に下った

星山集落
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