宝年寺山から黒沢山と経塚山周回
2012/02/18
ショウタン単独

コースタイム
P11:46-経塚山12:42〜12:52-@地点13:22-A地点13:37-B地点13:48-林道終点13:57
-黒沢山14:24-経塚山15:29-P16:26
総時間4時間40分
海南市は小さな市だが里山は美しい山が多い
今回は四等三角点がのる宝年寺山から黒沢山に登り、経塚山291mを周回した
今回のルートは低山の里山だが、ブッシュは無く、踏み跡やテープがあるルートだ
184mのピークはたぶん城跡だろう、曲輪の跡が見て取れた
黒沢山は三等点が乗り、蛇紋岩の山で、大きな木が育たず低木の木々は力強く生える
最後の経塚山は、四等点の山だが、今回で2度目、前回は無かったが、テープが巻かれていた
経塚山でルンルンと、コンパスを真面目に合わせずルートは外すわ、読図失敗で予定尾根を下れなかったが、踏み跡小道やテープが少し見られた
山名からも想像できるが、古い小道があり城跡か?や、寺跡、石像、等が見られ、経塚山は、根来から逃れた坊様がお経を埋めた山だそうだ
取り付きは、海南市野上新の馬酔木林道から取付いた

前日は深夜まで仕事で、床についたのが2時半を廻っていた
目覚めたのは9時とモウ山に行く時間ではないが、外は小雪が舞い気温が低い
家に閉じこもっても、光熱費がかさむ、ジャ雑木の山でも登れば暖かいと、長年気になっていた宝年寺山から黒沢山、経塚山に登ろうと、急遽地図を取り出し、カチャンにオムスビを作ってもらい、ジャージにユニクロシャツで、アンドーナツを持って家を飛び出した

海南東インターから、馬酔木林道に向かった
  
写真の小道を↑歩き 右手に下り小川を渡って宝年寺山下の道↑に出て  右手に分岐した道↑からP184m尾根に取付く               
馬酔木林道に入って車の駐車点を探すと、尾根先に広場があり駐車、ここで地図を眺めコースを決める
雪が舞い、寒そうだが、子供の頃はこんな日よりは母親と山に薪を拾いに行って、体を温めた物だ
駐車点の前から宝年寺山の下を通る道に向い、184mのピークに向かう
右手に取ると竹藪が出て、廃農園かミカン畑との境を尾根に向かう
尾根ピーク付近は竹藪でオヨヨと思ったが竹はほんの少し、直ぐに雑木のピーク
尾根中央に、動物か踏み跡がありルンルン
  
184mピーク手前は少し急登、少し汗が出る
登ると、どうやら山城の跡らしい、曲輪の跡が二段三段、空堀跡が無い所から、ヒョッとして山寺か、なんて想像するが、建物があった事は疑う余地がない
  
雑木の間に、紀美野町や海南の町が美しい
コンパスを取り宝年寺山に向かう途中に、石切場だろうか、急登な登りがあった
動物は大きく尾根を巻登っていたが、ショウタンは息を切らして直登した
  
ここまでブッシュなどは無いルンルン尾根だ、落ち葉が足にやさしい里の山だ
左手に、地図に載る実線道が見え、その周囲はミカンの畑、その付近は測量のために人が入ったのか、倒木は切られ、三角点のピークまで踏み跡道がある
  
四等三角点 宝年寺
北緯34°08′44″.1916 東経135°16′57″.4836 標高312.27
所在地 和歌山県海南市九品寺字伊森尾650番

  
小雪が降る中オムスビをほおばり、見晴しを楽しむ
雨山や深山城山、ユルギ山と高野に続く尾根尾根が白く雪化粧をしていた
宝年寺山から黒沢山に尾根で伝う事が出来る
三角点からコンパスを取り、一歩踏み込むと、アラ、ブッシュと思うが、ほんの10mばかし
向こうに美しい雑木の尾根が続く
  
途中で小道が出るが、これは古道だろう
尾根越えの道跡らしい物が有ったりする。途中で海南市の2級測量点が岩の上に、コンクリで固められている
もうすぐ、波線道があるはずと地図を眺めるが、一つピークを間違い、アララ、もう少し先かと尾根を歩く
波線道が出た
軽四輪が通っている広さの小道だ
現在地を掴み、次の尾根に乗ると、前方に何やら祠のような物が見えた @の位置
  
ここが宝年寺跡ではないか、ここに小道が続くのではと想像するが、何だろう
石に刻まれた文字は読みとれなかった
ここから少しブッシュかなと感じたが、難無く歩ける、踏み跡は無くなった
途中の細い尾根に、茶の木らしい物が群生していた。花先生に尋ねると、茶その物だという
この付近は畑だったのだろうか
気が付くと踏み跡が出た。その峠に立派な石仏が祀られている
地蔵ではない、少し睨みを効かした石仏だ
  
。前の手水に清水の文字と世話人と読める字が
Aの位置↑

読図ではここから尾根を登れば、黒沢ゴルフ場下に出るが、正面に小径が走る
これに沿うと、ビニールパイプが道に埋められている
取り水パイプだろう。地図の水線上に有る事が予測できた
少し竹などが倒れているが、小道は状態がよい
やはり取り水施設跡が出た。位置を確定して、馬酔木林道終点にコンパスを合わせ、踏み跡らしい物をたどって、尾根先を登ると林道終点に出た
  

  
林道終点からテープが巻かれ、尾根直登も良いが、テープに誘われ、ゴルフ場下の山肌を黒沢山に向かった
ゴルファーだろうか、境界下はロストボールと空き缶の山、ロストボールもゴミなのだが
黒沢山下にも、目一杯登山者テープ、近道も良いが、珍しい花が咲くというこの山は、余り踏み荒らさない方が良いだろう
テープ道と動物道を遠回りしながら山頂に向かった
  

  
広場から和歌山市や海南高原の山々は美しく見晴らせた
山頂は測量されたのだろうか、測量テープがヒラヒラ、少しあった山名版が無くなっていた
写真だけを写し、境界尾根を経塚山に下る。テープがほどよく打たれ、里山の雰囲気がよい
  
          ↑
等級種別 三等三角点 基準点名 黒沢山
北緯 34°08′10″.2008 東経135°17′49″.5485 標高509.33
所在地 和歌山県海草郡紀美野町下佐々字上小倉郷1537番
  
途中で見晴しのビューポイントがあり、いつも水が溜まる二ツの泉が蛇紋岩に水を溜めている
途中で小さな沢を渡ったが、問題のない沢、言葉で言えないが、林道に接する所まで小道もあるが、沢越えが早いだろう

途中から馬酔木林道に出るのも良いが、境界尾根を下り、馬酔木林道と接する尾根先から、経塚山にむかう
  
経塚山にもテープが誘う
一度南斜面から登った経験がある経塚山、簡単簡単とコンパスもおろそかに登ると、アララ二回も尾根を外した
マア ショウタンの読図力はこんな物か
記憶とは違い、尾根は歩きよい、ほんの少し山頂手前に羊歯が生えていたのみだ
  
途中に焚き火禁止などの看板が出る所に峠道があった
  
山頂で三角点探しに苦労したのがウソのようで、測量のため木が切られていた
後何年かすると、雑木に覆われマタマタ三角点を隠すだろう

等級種別 四等三角点 基準点名 経塚山
北緯34°08′51″.2559 東経135°18′07″.4616 標高291.18
所在地 和歌山県海草郡野上町大字下佐々字西小倉郷1571-4 現在は紀美野町
経塚山から尾根続きで、車横に下山しようとしたが、読図を間違い少し手前に下山してしまった
マピオンで見ると予定していた尾根に金比羅神社が載っている
又機会を見てリベンジだ
  
経塚山から馬酔木林道に下るにはテープが打たれていたが、目視する限りどの尾根にもブッシュはなかった
小さな山だが、今日の周回は、ブッシュも無く、見晴しもソコソコ、晩秋から早春に掛けての登山は楽しいだろう
チョット、里山を楽しんでみた
  
下山地点は写真のようになっていたが、産業廃棄物捨て場に降りる事が出来たが、少し手前か、私の予定した尾根を下るのが良いだろう。
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平23業使、第2号)」