旧池田隧道と志野峠、松峠、探索と読図ハイキング 2011/12/30 A-teamにて |
総時間3時間半 |
danchoさんと、紀ノ川市(那賀郡打田町)にある旧池田隧道を見てみたいと話して久しい 正月前に暇人達6人で、旧池田隧道探索に出かけ、danchoさんのお母さんが古道で犬鳴山にお参りしたという道を読図してみた。道跡は残っていたが、志野峠、松峠の位置特定が難しく、丁度出会った里人にその場所を尋ねた 峠場所をもっとややこしくしたのは、葛城28宿の、第6番経塚の道標で、経塚に興味がない人にとってはチンプンカンプン 帰ってネット検索してみると、二ツある経塚は二ツとも同じ松峠経塚で、真実はどちらか分からないのだろう 我が裏山の大福山の経塚跡もいい加減な事は知ってはいるが、明治の廃仏毀釈いらい書き物が少ないためらしい 私自身大きく離れた、見返り山(金剛童子山)から経筒の壺と見られる破片を見つけ、和歌山の紀伊風土器の丘事務所に届け出ている。 マア、いい加減な私の事です。読み流して頂ければ良いのですが、旧池田隧道と松峠経塚跡は地図にその場所を記しておきたい。 |
紀ノ川市から犬鳴山に向かう峠に有るトンネルを池田隧道と呼ばれる 新しく掘られたトンネルは、隧道と呼称するより、トンネルが新しさを感じるが、このトンネルの真上にある。和歌山県で一番古い煉瓦作りのトンネルの旧池田隧道に準じたのだろうな、と考える私はロマンチストか 汗汗 新池田隧道 旧池田隧道 |
新池田隧道の神通温泉側の脇道に路駐して、神通温泉側に歩くと、右手に林道が出る 橋を渡り林道にはいると林道が分かれる 右手に林道を入るとその突き当たりに、旧池田隧道が見えてくる 葛城山系でよく見かける鉄山とかかれた案内道標が、次の目的松峠案内が出る |
以外と簡単にトンネルが見つかった 思ったより保存状態がよい、いたずらや落書きなどが無く何やら嬉しい 私の元職場の孝子トンネル(鉄道)はこの時期と時代が近いのか、よく似た構造だ 一部は岩盤のため煉瓦で補強されていないが、極一部岩盤が落下していた |
出口付近で足元を見ると、下は石畳だったようだ、高さは私が背伸びすると天井がさわれると感じる高さだった わいわいガヤガヤ、山好き達だが、こんなハイキングも良い この隧道、今のところ通れるが、蓋などしないで何時までもこのままにして欲しいと感じた |
ここからは、得意の読図で古道を歩く トンネルを打田町側に出て、左手の古道跡に入ると、トラロープが尾根に向かって張られている これは、マッタケ境界さなんて言ったショウタンだが、尾根に登ると、アララ、古道に出て御経塚と書かれた名石が出た Cの位置にある↑ 目的尾根に鉄山の道標が出る |
古道だろうC番の位置から読図で志野峠に向かうが@番の位置で又鉄山の道標が出て、ややこしい事ややこしい事 わいわいガヤガヤ、とにかくDの位置に行くと、松峠経塚浦口30mのテープ 登ってみるとAの位置に経塚名石が出た 志野峠は何処だ、松峠は何処だとウロウロ、Aの上の林道を探索に出たリーダーは地元の方と出会い 地図松峠位置が正しい事を聞き出した。この地点はミカン畑と雑木の境界だったが、古道跡が見られた そのまま尾根を下ると林道に出て、@に戻ろうと歩くと途中Bの位置に又松峠経塚の名石が出たが、これは新しく感じた 各位置の写真を載せておこう @↑ D↑ A↑ Aの拡大↑ B↑ Bの拡大↑ |
推測だが、古道時代の志野峠は@の地点かも知れない 地元の方は松峠の上だと言ったという マッ、地図松峠は特定できた。納得するか |
後は林道になった波線道を通り、神通温泉まで読図した 林道は途中から古道になり、ヤヤ不明瞭な地点もあるが、古道は生きていた 途中にテープが巻かれているのには驚いたが、古道跡が和泉葛城山まで続いていた事が伺える 今はほぼ林道になって居るようだが、地図を眺めると面白いい物が見えてきた 最後の尾根先で金網に遮られて越えるのにわいわいガヤガヤ、少し手前から斜面を下ればこの苦労はない 神通温泉は休みだった 途中の三角点北志野の所在地の小字に奥山の住所が出る 小字は山名から取る事が多いと聞いた この南西の409mピークは奥山と呼んで良いものと推測した 北緯34°18′30″.5545 東経135°23′07″.9505 標高399.07 点名 北志野 所在地 和歌山県紀の川市北志野字奥山656番121 下山後、わいわいガヤガヤ、年越し蕎麦は美味しかったし、和泉山系の山座同定は、今回初参加のO君から聞き、オウ知らなかったの連続でしたが、行きたい山が増えてしまった |
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図 画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。 (承認番号 平23業使、第2号)」 |