万葉の山 背の山、(城山、鉢伏山) 2012/0905 ショウタン |
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国道24号線のかつらぎ町に、道の駅万葉の里がある コノ西側に、万葉集に多くの歌が歌われた妹背山がある。 現在の地図には背の山と妹山は紀ノ川を挟み舟岡山を中心に南北に別れる だが、三角点名や地元万葉愛好者の説から山名を表記した。 万葉集の話を出来る私ではないから、学説的な山名表記ではない この山域のハイキングルート道標に表記していた山名と、山頂の行政看板、三角点名、鉢伏山等がややこしいが、この山に登ってみて、この地は紀ノ川の流れが上流、下流とも見晴らせる最高のポイントだ。 山が好きなら、一度尋ねてみる価値がある山だった。 |
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それにしても、この小さな山は何故これほど万葉集に歌を残す程の山になったのだろうか 都を旅立ち、二上山や、葛城山、の険しい山容を見ながら、紀ノ川に出て、真土山の飛び越え石を渡り、紀ノ川を見やりながら、南海道をマダ見ぬ海や、熊野の地を目指す時、やさしくそびえる現、背の山を見た時、小さな双耳峰は、二上山の雄岳、雌岳のようで、都に残した恋人や妻を思い出し、背の自分と重ね合わせた山の姿から、多くの歌が歌われたのだろう。 そんな妹背の中から、歌の中に妹背山が出来他のだろうが、そのロマン多き1350年前から近代になり、山に城が築かれ、周囲が開墾され、地元民は城山、鉢伏山と名を変えていったのだろう。マッこれはショウタンの空想だが、詳しく知りたい方は、以下に連絡を取ればその資料を頂けるだろう 紀伊万葉ネットワーク 事務局、木村哲也様 和歌山県伊都郡かつらぎ町高田118-4 |
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古代の南海道の姿をカシミールカシバードで再現してみた。 |
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本当に紀ノ川が山の裾を流れ、川幅は狭く、紀ノ川ののど頸と言える場所はコノ地だろう 又幾度と流れは変わっていったのだろうが、この地は紀ノ川が出来て以来そのままの位置ではないだろうか 幾多の大雨で、上流部に水害を引き起こし、昭和の時代になってヤット紀ノ川の拡幅が成されたのだろうが、今もこの付近の水の流れは速い。 R24号から高田地区に入る道横に、高田公園がありそこに駐車する 村中に通じる道に出ると、直ぐに地蔵横に水準点があり、その前に妹背山の案内が出るが、古く読みとれない字がある 地図を眺めながら、先ず極楽寺を目指すが、道が整備され1/25000の地図では現在地がややこしい 此処で、スマホを見ればいい物を、未だ使えきれないショウタンだ |
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極楽寺で現在地を掴み、背の山の下を通る周回道を歩く、汗がポトポト、 最初の案内以外ハイキング案内がない、?? マッイイカと、目指す山頂の電話塔を目視で登っていった。汗がポトポト ふー 城山↑ 城山を目指す 周回路の最上部付近で、紀ノ川平野眺望所なる看板が出た。アレー、今まで無かったのにと?? その横に、山頂に向かう小道が有り、さらに大汗を流して一歩一歩だ 登り詰めると、桜が植えられた山頂に、歌碑が有り、桜の木に、妹背山(城山168m)の山名版と、歌が書かれた銘板がある 麻衣 着ればなつかし 紀伊の国の 麻蒔く我妹 と歌が書かれている 時々は整備されるのだろうが、笹が生い茂った山頂の端にも歌碑があった 新緑や 紀ノ川狭き このあたり (やはり狭い川幅を歌った歌だ) |
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でと、笹に隠れた三角点は何処だと、くまなく探すが見つからない。又今日も虫に噛まれて痒いだろうとよけいに汗流す 点の記を見てくれば簡単だろうが、探すのも又楽しい。地図を眺めウロウロ、笹の中に点が見つかった 妹背山看板の右手2〜3m地点 三等三角点 点名、鉢伏山
字は山名を現わすと聞いた事がある。 まさに字は城で城山だ |
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ヤレヤレ気分で車道に下り、右回りで西笠田駅に向かうと、アララ、ハイキング看板は朽ちかけているが案内板が多くある 途中で展望台や、桟敷なんて案内が出るが、暑い、下山を決めたが、山頂に鉢伏山の案内がない?? 少し疑問に感じた。里人に、鉢伏山とは何処かと尋ねた。これが紀州語り部の木村氏だ、 詳しく教えて頂き、点が乗る山頂は、俗称 城山 その横の163mの丘だという 鉢伏山を見る 双耳峰で、万葉の歌人は、この双耳峰を、妹と背と見て、恋人や、妻を思ったのだろうという 当時は、妹背山は存在しなく、歌の中にあったのだろうと推測する話し アララ、ジャ 肝心の鉢伏山は行っていないと、思い足を引きずりながら、又城山に向かった 山頂から、鉄塔下をクグッテ向かうと、そこにも背山の看板が出るが、途中の案内は、妹背山二峰と出て、城山 鉢伏山と出る こんな所にバス停が↑?? 誰のいたずらだろう |
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城山、167.4m 鉢伏山168m、タダ、案内冊子には、163mと168mとある かつらぎ町の測量点と国土地理院の測量点の違いからこうなったのだろう |
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背山(鉢伏山)側は紀ノ川上流部が綺麗に見晴らせ、遠くは高見山が美しい 妹背山(城山)からは見晴しはないが、横の畑から上流部と、和泉、金剛の山山が美しい 下流部は、見晴し眺望所から綺麗に見えた。 |
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戻る 総時間約二時間 |