稲村ヶ岳の宝剣
下山は、オオカミ尾、白倉山
2013/02/03
ショウタン

母公堂、07:30-稲村小屋10:00-宝剣10:55-展望台11:15〜11:30-稲村小屋11:??小休止
1680mピーク13:18-白倉山14:12-法力峠15:10-母公堂16:00
総時間8時間30分
2012年の冬は気温は低いが大峰山脈、台高山脈は雪が少ない。
稲村ヶ岳も例年の半分と言った所か??、そんな中、稲村ヶ岳展望台の下にある宝剣を見た事がないショウタンは、今年は探すチャンスと単独で稲村に登った。
                             
洞川の町も雪が無く、長年洞川に通うが、こんな雪の少ない天川村は初めてだが、気温はやはり低い
大峰山登山口の手前の、母公堂、稲村ヶ岳登山口に駐車したが、足下は凍り付きアイスバーンだ
下車に注意の、オットット
 
人気の山だ、雪が少なく踏み固められ、雨が氷り登山道はよく滑る。ノーアイゼンだが、アイゼン装着の方が早いだろうが、付けるのがメンドイ、法力峠は雪など無い
少し進とやはりノーアイゼンではチョット無理、10本爪を装着した。縦走用だが少しなら雪壁もOKだ
雪の少ない斜面の景色も又良い
 
雪が氷りロープ場付近は足幅の広さしかないトレース、やや慎重にトラバースだ

小屋が近づくと、やはり樹氷は美しい、小屋回りはソコソコの雪だが、地肌が見える所もある
こんな年は少ないだろうが、マダマダ雪が降る。もう少し積雪が増えるだろう

小屋から大日山に向かう。樹氷と言うより霧氷が成長している。景色はモウ最高で、おまけに青空だ
 
雪が良く締まり、壺足も少ない、少しの間だがワカンジキを付ければ楽だろう
大日手前にリュックをデポした。稲村山頂からもう下山する人たちも多い、大雪の年なら、大日手前のコルで引き返すのが大半だが
よく締まった大日のトラバースルートは、足幅しかないが、歩きよい
 

トラバースが終わり、大日コルに出ると大日に登られた方がリュックをデポしていた

夏なら鎖をぶら下げた小さな尾根は雪が固まり、慎重に登った。
夏場ならシャクナゲ帯には先ず入らないが、冬場は案外簡単に尾根を通せる。
一度、尾根通しで登ったが、大雪でセッピが怖く、尾根端を外した。
その時、宝剣の下を通ったので見つからなかったのか??
 
とにかく快晴だ。宝剣が見つからなくても景色だけでも値打ちがある。最高だ、大日は美しい ↑トレース跡↑
少し斜面を注意しながら登ると、トレースの跡を感じた。この付近を登ろう。這い登る
石楠花を除ける所でトレースが無く、石楠花帯にと入っているようだ。石楠花にアイゼン跡がある
ドッコイショ、太ったショウタンは体が重い、石楠花をかき分けると、トレース跡が出た
少し平らな所に古木桧が生えている。その横に宝剣が65年の歳月を感じなく光っていた
 
この宝剣の発起人に赤井五代松の名が見える。アノ五代松鍾乳洞を発掘した五代松翁だろう
長年見たかった宝剣(銅剣)思いが叶った
山頂からピストンでここに来る方も多いようだ。今日のトレースもあり2〜3人が来たようだ
直ぐそこと思う山頂展望台だが、小さなギャップ上を越えたり急斜面を登ったりと、一汗流す
山頂の展望台には雪はほとんど無い、過去は1m以上積もっていたが、だが晴天の今日は大パノラマ、デジイチを持ってくればと大反省だ。
大普賢岳、竜ヶ岳等
弥山から釈迦ヶ岳まで見晴らせた↓
 

  
事故は下山に多い、大日のトラバース中に、壺足になりドタとショウタンは転んだが、ピッケルを立て事なきを得た
何事もナメルナ山だと反省するが懲りないショウタンだ
 
小屋前でオムスビとラーメンで暖まり、そのままピストンもと、オオカミ尾経由で帰ろうと大峰辻から尾根を目指す
コノ尾根は2度目だ、
 
雪は少ないが、それでも吹き溜まりは避けて登った。時々は膝を越える
この付近は石楠花はあっても、透き間も多く登るに問題はない
前回 1680mの小さなコブ状のピークにマークを打った。名前がないのが不思議なピークだ。
ここから、レンゲ坂に下ったか登った強者いたことを思い出す
 
1680m付近からの下りはヤヤ石楠花がブッシュ化されているが、ブッシュに馴れた私には問題はない
大きな体も問題なく通れるが、壺足は何ともしがたい
 
少し急傾斜の積雪部分を尻制動で下ろうと試みたが、傾斜が足りず滑らない、ズボズボ、一歩ずつだ
やがて広尾根は写真のように綺麗だ。下り込み登り返すとそこは白倉山、新宮山彦の山仲間が登ったようだ
 
植林内を下り、法力峠に少しでも近い所に出ようとコンパスを取るが、アララ、尾根を間違がった
 

ここに下山                          大日岳が綺麗だ
 
雪も少ないとアイゼンを外した。所が下りは怖い、スッテン ころり と三度四度と転び、モウダメだと用意していた四本アイゼンを装着したが、直ぐに母公堂の分岐に出た。早く付ければよかったとマタマタ反省するショウタンでした
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