岩本谷、水晶谷から大日のコル

日時 2005年05月12日
メンバー シマヤン、ショウタン、タマチャン、ノブヤン
コース 白倉谷、岩本谷、水晶谷、大日のコル、クロモジ尾

久しぶりに山歩隊四名が揃っての山行です。白倉谷から岩本谷、水晶谷、大日のコルと遡行しました
以前このコースに挑戦した時一つ沢を間違い稲村ケ岳南側に出てしまったことが有りました
今回はリベンジも兼ねています。
通常は沢歩きでしょうが私たちは、谷に沿っての遡行です。
そのため小さな滝も大きく巻き込み、又時間も係りましたが、体力も使いました
ソコソコの難易度が有りました
下山は、クロモジ尾から岩本谷口に降りました。
朝五時半、いつもの通りショウタン家集合ですが、いつもは早いタマチャンが来ない。寝過ごしたな
電話すると、案の定寝過ごしだ、そこがタマチャン、五分でやってきた。どうやら昨日の夜のお酒が
少し多すぎたみたいだ。
ワイワイ、ガヤガヤ、いつものコースを天川河合から御手洗渓谷に入り、遊歩道口から、白倉林道を
岩本谷入り口に向かう、岩本谷入り口は、林道が左にU字型にカーブした橋の手前から入ります。

朝は天気がよく大日、稲村が岳がはっきりと見える

08:05分遡行開始
橋の手前を右に入ると直ぐに沢に降りる



小さな滝をいくつか巻ながら水晶谷に向かいます

85キロのショウタンは歳とも思えない身軽さで岩から岩へとジャンプ


この滝は巻き込みが難しく、大きく左岸を高巻きましたが落石や、木がもろく少し時間をかけました
右写真滝上に出る


10:00水晶谷出合い、

ここからは谷沿いに登ればよい、以前の間違いは何だったのか
山は怖い物だ、今回は慎重に地図と、ナビを活用した。しかし
シマヤンの続図力が上がったせいか


大日岳が顔を見せるが雲行きがおかしい、予報では天気のはずがどうしたことか
天気男もここまでらしい

10:35


10:55谷が広くなり地図が読みづらく大日に向かって進むが
雲行きがますます怪しい


休息を取りながら大日に向かうが、ますます傾斜がきつく、落石に注意しながら、ほとんど
這いつくばる姿勢で登る。雨もポロポロと降り出し条件はますます厳しくなる

11:39このまま進むと稲村ケ岳の下に出そうだ。大きく左にトラバース、これがきつかった
イヨイヨ雨も降り出し、足下が悪く、ガスで大日や稲村が確認できない。

二つ小さな谷をトラバースすると、間違いなくこの上が大日だ
前方に一つ目のチェクストーンが見える
雨がますます降る。足下が滑る、慎重に登る

12:06

右に巻き

二つ目のチェクストーンも右に巻き、直ぐ上が大日のコルだ

12:18

コルに出るこの5mがよく滑り苦労したが無事全員登ることが出来た
タマチャンのみが大日岳に登るが、外三名は雨を避け大日キレットの
出っ張りの下に陣取り乾杯の準備に取りかかる。

滑りをこらえるタマチャン、カメラのレンズが曇っています

12:26 後5mで苦労するノブヤン 大日登山口の直ぐ横に出る


大日の登山口からキレットの間にまだ残雪があった
二月の稲村登山はこの付近で苦労したことを思いだす
雨を避け キレットで

食事も終わり、クロモジ尾に向かうが、クロモジ尾取り付きは稲村小屋の少し上に左に広尾根がありトラロ
ープが張られている。ここを左に入る。ここで沢山の方達が、小屋に行きそびれクロモジ尾で迷う事が多い

今年の二月もロープが雪の下になり少し迷いかけた。
クロモジ尾

クロモジ尾に入りしばらくは急降りだ、これを過ぎると今度は石楠花が群生している。後少しで綺麗に咲く所だった。踏み後もしっかりしている、迷うことはない、ただ杉の植林に出る所で注意が必要だ、杉林の中を左に降り、広いタオに出ると左の尾根を下る。
間違ってまっすぐ下れば、白倉谷の林道終点付近に出る。道は険しいらしい。
間違うと向こうの尾根を下ることになる見たとおりなかなかの急勾配だ
             クロモジ尾から見る

この付近が尾根間違いを起こしやすい 
杉林の中は少し踏み後がはっきりしない

13:56


踏み後に沿って行くと植林のフェンスが有りこれに沿って下ると、左手に入る目印がある、まっすぐ降りても林道に出るが、左に植林道をジグザグと下ると、岩本谷の入り口に出る、
最近道を整備して下さって、以前とは見違える様になっていた。

フェンスに沿って歩く


フェンスの向こうの景色
右写真マークから下ったが今は無い

15:20 車が見えた

15:25  無事下山、今日は四人はどろどろ状態で帰路に付きました