岩湧山から権現山に読図登山
2011/05/21
Ateamにて

コースタイム
登り時間3時間
下山時間3時間30分
大阪南部の人気の山、岩湧山、悪天候以外なら登る人が無い日はないだろう
そんな人気の山に横谷と呼ばれる所から名知らず尾根を登り、下山も名知らず尾根からサルの前菜と呼ばれる見晴らしの良いピークと権現山に登り支尾根を激下りした。下山地点は権現の滝銚子口上だ
読図訓練も兼ねている。バリエーションでは登山は上りはコースに間違いは少ないが、下山はコース取りが難しい
決められた尾根をピンポイントで下るには、読図能力が必要だ
沢登りは逆に登りは難しく、下山はたやすい
これはコースの読図の事で登山能力の話ではない
もちろん地図を読む事は登山能力だが、今日初めて下山リーダーをした、majime君、驚くほど完全なコース取りだった
河内長野の滝畑ダムから横谷に入る。夕月橋から岩湧山寺に入る林道、滝畑横谷線一号橋横が登尾根取り付きだが、この地点はマピオン地図の力をお借りしたい
車は権現滝の少し上流に広場がありそこに路駐、下山は権現滝銚子口上が予定だ
路駐して、横谷集落を過ぎると林道滝畑横谷線と出会う
地図には水線がないが西側に谷川が流れる
 
尾根先は雑草が生えたガレ斜面、登りきると植林が出る
好き者はいる物だ、登りきると黄色いテープが一巻き巻いてあった

登りは簡単だ上に登れば山頂に出るが、読図では現在地を当てなくては意味がない
dancyo講師の解説をうなずきながら生徒達は登るが、前夜の8時に山に登ろうと電話で確認を取った登山
登山コースは、ハイここを登りますとまるでミステリー登山並みだ 汗
案外真剣に取り組む生徒達、ショウタンも少し真剣に現在地を読みとった
小さな尾根は適当に曲がり、地形読みが優しい
  

途中に高圧線が走る
測量点の549m上に鉄塔が有る事は読みとれる
  
馬の背の尾根が出る頃から少し賑やかなテープ、マア尾根は広いからバラバラに歩くより踏み跡コースが出来る方が山には優しいかも??でもあまり多いと景観を損なう
一汗流す急傾斜、とにかくユックリと登り現在地は確実に読む、いい加減なショウタン少し真面目だ
今日の読図リーダーはmajime君だ、真面目にしよう v(^_^)v
 
植林を抜けると鋼索線跡の下の火除け道に出るが、そこからそのまま直登するには山を痛めるだろうと、どこかに登り口があるはずと探すが分らず、ゴメンなさい、動物の踏み跡を山頂に登った
山頂は綺麗だ。萱が刈り取られ新芽が山を緑に染める
  
少し体調を崩した講師、少し遅れ山肌を巻き込みダイヤモンドトレイルから登ってきた。流石だ
山頂で食事を楽しむ
下山はダイヤモンドトレイルを西に、尾根上にある一つ目の鉄塔から、梨の木トンネル上を通り、サルの前菜、権現山、権現滝上にと下る。
細い尾根だ、登るに優しいが下るに難しい尾根だろう
ダイヤモンドトレイルの尾根真ん中に茶色の鉄塔、ここから尾根は馳せていない
少し下って尾根は三つに分かれる。真ん中の尾根をピンポイントで当てて行く
  
鉄塔から踏み跡が下っている。先ずそれを下るが鉄塔管理道だろうし、登山者も利用しているようだ
これに引き込まれることなく尾根中央をバリエーション、薄いが踏み跡が出た
アア簡単だ、と思うが下れない垂直の状態に成る
地形をジックリと読むとその位置が地図に表れている
左手に向かう小道があるが谷に下るようだ。
細い尾根を目視で探す
見つかるがテープが巻かれていた。大好き者と下って行くが、ナカナカの急傾斜
小さな岩を巻く、尾根は細い、最鞍部に鋼索線の跡らしい物が出た
地図から現在地を当てて行く、意見は一致するから、間違いはないだろう
 
途中でコヤブ山と書かれた杭が出た
ここで地図地形と、地形が一致しない、ドウモ納得のいかないショウタン、以下のような方法で現在地を確認した

 
1/25000を4倍に拡大した図
地形図はコヤブ山から280度で西に緩やかに下る尾根だ
所が目視10m以上下り前方に小さなピークがある
地形図は最大9mの高さの違いを読まなくては成らない、特にコルは上側9m下側9mと上下18mの違いを読みとらなければならない、コルはソノ状態で表れる事が多い、たぶんそれだろうと思ったが念を入れた

それにしても前のピークは地形図から読みとれなかった で


先ずコヤブ山で、来た方向と北東の尾根と進行方向の尾根を計ると一致する
先ず現在地は間違いないだろう
西に下り込み北の谷を目視すると地形図と合うが北に馳せる右手尾根が見えない マッイイカ
で次の小さなピークから馳せる尾根二ヶ所をコンパスで取った
2尾根と進行方向の3尾根、260度と340度 合っている
ここだろう
少し地形図がおかしいのだろうと判断して現在地をコヤブ山から西に曲がる尾根と確定した
下山リーダーはmajime君、本当に迷わない 初めてとは思えない正確さ、一ヶ所先が見えにくく尾根がハッキリしない部分で、方向を修正する正しさは本当に見事だった
梨の木トンネル上は目視でも確認できる。トンネル上は梨の木峠というらしい
和歌山の登山クラブの峠名と行き先看板はチョットまとめて欲しいと感じる多さ マッイイカで峠を越える
見晴らしの良い所が初めて出た。槙尾山方面が綺麗だ
 
突然休憩所が出た
この付近は公園に成っていたのだろうと一休み
 滝畑レイクパークと書かれていた
一休みして権現山に向かう
途中からリーダーは車を取りに最短コースで下山、(波線で書いた所)
私達はサルの前菜から権現山に向い、景色を楽しみ、権現滝の銚子口上に下山した
  
この下り込み、少しだが小さな岩は慎重に下る必要があるだろう
 
車道に出ると、車を廻してくださったリーダー 楽チン楽チン
希望者は権現滝を楽しみ帰路についた。もちろん私は行かなかった 汗
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「このページの地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。 (承認番号 平23業使、第2号)」