根来寺と五百仏山(いよぶつさん) 2013/08/20 ショウタン |
![]() 山部分 1時間20分 観光、3時間30分 |
和歌山県岩出市根来の真義真言宗の総本山根来寺の外八葉蓮華山はどうなっているのだろうと気にかかる所だ 高野山に有って根来寺にそれがないとは思いにくい、寺を取り巻く峯を少し歩いてみたく家を出たが、暑さに負けて、南側正面の五百仏山と境内を散策することにした。 大門の駐車場にバイクを停めて大門南の五百仏山案内看板から山に取付いたが、この山は四国88カ所を一山にまとめた所だ 比較的近代に作られた祠だろう祠に菊の御紋や旭日旗が祠に見られた。 コースは平成元年に整備され、ハイキングコースとして市民に慕われている。 案内板から取付いた |
祠は1番から順にあるのではないようで、祠廻りは無視して西端の四等三角点、根来霊園に向かう 順路が分からない。先ず水平に歩くと四阿が出たが道は行き止まり。引き返し南大門の道標に沿って尾根へと登った。 途中で大門が見晴らせる。望遠カメラが有れば綺麗な写真ポイントだろう 又、山は整備が進み、低山で小さな山だが巨木が多く、秋に色ずく木々が多い 特にモミジやケヤキ、桜が目だった |
尾根には西に向かって踏み跡道はあるが、ダンダンとブッシュで背丈の笹をくぐったが、帰りは少し南斜面を通ると笹を避けられた 三角点は簡単に見つかったが、三角点付近に2m四角の深さ1m少しの穴があちこちにあった ショウタン的考えは、太平洋戦争時に紀ノ川上空を飛ぶ敵戦闘機や爆撃機を狙うための機銃用タコツボではなかったのかと想像する 裏山の上人山にもそれが多く見られるが、この山の物は大きい |
引き返し尾根を東に向かう 途中に南大門跡が有るが、現在の大門のように礎石が見あたらない?? 尾根自身が坊城で巨大な櫓ではなかったのかと得意の想像がはしる ![]() 四等三角点桜台に向かうが、だいたい五百仏山のピークは何処だろう 国土地理院は175m地点の最高地点を愛宕山と書いている。 マア山全体が五百仏山で、最高地点が愛宕山と言った所だろうが、この桜台三角点を五百仏山ピークとしても面白いだろうな ほとんどは石の祠だが途中の四阿横に土塀の祠が有り味が有った。大塔が見晴らせる。望遠レンズが欲しい所だ |
四等三角点桜台は小さなピークに有りタケノコが掘られ山が荒れている 寺の方が言っておられたが、掘るのは良いが跡を埋め戻さないから山が荒れると言っていた 少しブッシュを歩き東に向かう。 東端には見晴台があり、龍門山や生石山、和歌山山脈の御茶屋御殿山から大日山までと、紀ノ川平野が綺麗に見晴らせる 只、尾根の直ぐ側まで南側は開発されている |
展望台から少し戻り、平らなピークが愛宕山だ 愛宕山には祠が3〜4有った。タブンこの山の平らな所は何らかの建物跡だろう。 菩提峠に向かって下り、元気の森に行きかけるが暑さに負け計画を変更した 道の北側の小高いピークにも五百仏山の案内があり祠が10程有った。此処の祠は少し大きい |
県道を西に下り、錐鑚不動(きりもみ不動)から寺に入った。車の安全祈願所のある所だ。 その入り口に桧の老木が不思議な力で立っている。半分が枯れ半分は皮一枚。その横を根を踏みつけながら車が安全祈願に向かう?? 同じ命の安全を守るのならせめて囲いでもして木を守っては何て感じた。 |
きりもみ不動に手を合わせ、西側の小高いピークの上の金比羅大権現に登り横の斜面を下った 錐鑚不動の西横に手押しポンプの井戸がありこの水は飲めるとある。顔を洗いペットボトルに水を汲んだ。水は美味しいく冷たい 建物裏に、北向き不動がある。これにも手を合わせた。 金比羅大権現社 |
参道を西に進み順路の道標に従った。大塔前を通るが此処は後回しだ 先ず光明真言殿に向かう。拝観料は500円だ。お参りの方も少ない。チケット売り場の女性と立ち話で20分程情報を仕入れるが山についてはあまり知らないようだが、沢山の情報を得た。 光明真言殿 本坊庭園 本坊の庭園は史跡だ。根来塗りの漆器が売られている。使えば使う程味が出る根来塗り漆器だ 近代、漆器が研究から復元された物だ 建物内は写真が写せる。寺としては珍しい 光明真言殿から本坊の渡り廊下から見る庭と、大塔が絵になる。 |
光明真言殿から行者堂、聖天堂と見たが閼伽井(あかい)と呼ばれる井戸がある 光明真言殿は写真を写せた。行者堂は今も堂内で修行されるという。真言宗と役行者の関係は深いのだろう 光明真言殿内 行者堂内と行者堂 建物内を歩いていると風が通り抜けメチャ涼しい。廊下で寝てやろうか何て思うほどだった クーラーのない昔の建物は涼しくできていたのだろう |
西端の池の西側に九社明神が祀られているが、この参道から光明真言殿の写真ポイントだろう綺麗だ 帰りの蓮池の蓮はメチャ綺麗だった |
来た道を引き返し、奥の院の開山興教大師覚ばん上人の御廟所に向かう 順次境内の裏山を歩く事の許可を願った。マア良いだろうと聞こえたようだ 汗 |
引き返し大塔に向かう。大塔は国宝で根来攻めで焼け残った物だそうだが、秀吉軍もこの立派さに恐れを成したのだろう 矢弾の跡が今も残るが流石にその正面には矢弾跡が無い 下写真はロールオーバー効果を加えています 山国の和歌山も連日の35度の中沢山の見学者や参詣の方がいる中、姫路からお越しの女性と堂内を見学した その立派さと自然な形に感動していた 受付でマタマタ情報を得るが山については詳しくなかった。 無精髭と汗くさいショウタンだが、歩き遍路の方が多く来られるから馴れているとの事だ。 木造大塔は唯一根来寺だけだと言うが、ネパールのストーパーにそっくりな形なのには繋がりを感じる。 |
大谷川沿いを大門に帰るが、この遊歩道はモミジが綺麗だ 根来寺をこれだけユックリと見たのは初めてだ |
帰路は、旧道の根来町内を通ったが此処も建物を史跡指定でもして守って欲しい気がする建物が多い 中には大きな家が門だけを残し倒れかけた家などがあったが古い物だろう カメラの好きな方なら良い被写体だろうな、 125ccバイクで走っても風がなま暖かくこの天気は何だとぼやきたい気温だった。 |
お寺で頂いたパンフレットをリンクしています 寺の事がよく分かるでしょう 戻る |
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画 像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、 数値地図50mメッシュ(標高)及び数値地図10mメッシュ(火山標高)を使用した。 (承認番号 平24情使、 第898号)」 |