神童子谷沢
2017/08/06
炉端山友会にて

総時間7時間半
7名
新宮山彦GPの作業が中止に成り、炉端山友会の初心者沢体験会にドタ参した
下調べも無く、ずいぶん以前に遡行した記憶を元に神童子林道に入るが、記憶は薄くリーダーにナビをしてもらった
後少しで道抜けのため通行止め、上手くUターンできる凸地が二ヶ所、次の人のために三台を一箇所にまとめ路駐して、沢準備で入渓に係る
朝からお腹がおかしく歩き始めるとキジ打ちの状態が起りアララ大変とキジを打った

リーダーより遅れること数分、入渓口がモット先だろう最後の橋を渡り、踏み跡らしい所を奥に入るが、アララ、何処から降りるのパニックだ
沢で仲間が見えるが、降り口が分からずエーイ懸垂でもと思ったが、ロープが足りないと判断、ウロウロと探す
下で待つリーダーは見えるが、声が届くが内容が分からない
アララ、リーダーが、迎えに来てくれた。 トホホ

結果、入渓ポイントは最後の橋先30mの所に踏み跡が有り下れば整備道や階段が出る。
 
橋の先30mの所のコンクリ壁終わり付近から下ると整備道が出る
ここで20分も仲間を待たす迷惑をかけた。
沢に入渓すればトガ淵の下流側、早速泳ぎだが冷たいだろうなと巻きを決め込む。
初めての仲間は左岸をヘツろうとするが、立つこともできない滑りだ。
リーダーが泳ぎフィックスを張ろうと心見るが上手く支点が無く、泳ぎの仲間を引っ張ったが、自己ビレイで斜面に立てないのか、二度ほどドボンしていた。今日はよく滑りそうだ
兎に角大峰ブルーと言おうか、透き通った水はブルーで冷たい。
ネオプレーンを着ようかと迷ったが、厚手の沢下着で十分と侮った
ただ、体調が悪いので泳ぎは控えようと、ネオプレーン製のカヤック用のライフジャケットを身に付けた。
これが暖かいが、下半身は冷たい。
初めての初心者は、水の美しさと冷たさに驚いている
 
ヘッツイサン(竃さん)は竈の様な両壁が切り立った深みの淵だったが、水深は浅くなり泳ぐことはなくなっていた
 
ヘッツイサンの次は初心者にとっては難所の赤鍋滝だ
赤鍋滝は大きな淵と10m程度の斜漠でライフジャケットがあれば滑り台が楽しいだろう滝だが、左岸をヘツルが今日は良く滑った
途中にハーケンが二ヶ所残置されていたのが大いに助かり、それを中心に二本のロープでフィックスを張る。
 

ワイワイと楽しい。
滑り落ちてもプカプカと流されるだけだがそれでも落ちるのは嫌だ。
落ち着いて斜面を見れば沢山のクラックやホールが有る

ここのトラバースは楽しそうだったが、直ぐ上の2段2mの大きなポットホールの滝は綺麗だが右岸をヘツリ登る
小さな幅3m程度のチムニー状の流れを渡らなくてはならない

ここは泳ぎの達者は5m程度泳げば小さな水面下の棚に立てる
この上部には残置された10mmロープがフィックスに張られているのが大いに助かる
信頼度の高いロープだった
 
 
ここを過ぎれば小滝や淵が美しい大峰ブルーの沢を延々と登る。
 
 
途中に巻きは出来るが、大きなチェックストーンの横を落ちる小さな斜漠があり、見た目は優しそうだが案外難しい
私はもちろん巻き巻きだが、金剛山の沢しか知らないと言う登山の健脚者で、渓流の沢は始めてと言う仲間が加算に挑む
理由は、リーダーは滑りもしないでスイスイと登る。
私もと挑んでいたが、三回も跳ね飛ばされていたがお助けロープはもらわなかった
ビビリと認めるが、渓流マジックに係ったのか、見ていると何だか目頭が熱くなった

 
小滝や淵を楽しみながら1時間も登れば今日の目的の二条の流れを持つ釜滝が現れる
 

何度来ても美しい釜滝は二条に落ち右流れはノウナシ谷、左流れは犬取谷と名を変えるが、大普賢岳や大峰山、稲村ヶ岳とに源流部を持つ両谷に分かれる出合いが釜滝だ。
ここからは2級以上の沢と成り体力や技術力が増してゆく
今回も行けなかったが、ノウナシ谷に入り直ぐに美しい滝が有るとか?行って見たい
昼食兼行動食で休憩だ。
記念写真は楽しい物だが、各々写真を楽しむ
私の入渓ミスで時間も遅れている。
沢下りは縁を巻きながらの下山で、殆どの小滝は下れるが、ポットホール滝の下りは、安全を期して懸垂と、補助ロープで泳ぐ
 

 
次は赤鍋滝だがここもフィックスを張り安全確保だ
 
すだれの滝は国見山からの湧き水か、何時も美しく滴る
ヘッツイサンは冷たい冷たいと下るが、楽しそうだ
 
トラバース梯子が左岸に出ると、補助ロープでヨッコラショと登り下山を急いだが、沢内を下っても時間は変わらない
 
最後の階段を登りきれば、入渓ポイントの橋下に出て林道に登れば、今日の神童子谷遡行は終了だ
沢入門コースとは言え中々難しい面もある。
準備は十分に備えて沢は楽しみたいものだ
 
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