四国花街道フクジュソウの山 寒峰 2010/02/28 マッチャンと |
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四国は近くて遠い、通常は和歌山からフェリーに乗って四国に渡る、 フェリー代金は高いが和歌山県民は今フェリーを1000円で利用できる制度がある。 高速1000円制度と合わせてマッチャンと四国の山に登った 寒峰と言うフクジュソウで有名な山だそうだが、そんな事など知らないショウタン、国土地理院地図を持ってマッチャンの待つ 道の駅大歩危に向かった。 マッチャンはこの冬2回目だが前回は雪で敗退した。 今回はあまりにも拍子抜けする残雪で、極低山を歩くが如く、冬枯れの山を楽しみ、ルートはバリエーションとは行かないが薄い踏み跡をルートハンティングしながら登山口の住吉神社から名知らず尾根を一周した フクジュソウハイキングコースは花回廊と呼ばれるコースがあるようだが今回はこれを無視した 花回廊の看板と 住吉神社 |
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コースタイム 住吉神社8:40-三角点奥井9:12-三角点栗枝渡10:50-西寒峰11:10-寒峰11:56 昼食タイム30分 下山 下山開始13:03-分岐13:10-P1279、13:47-波線道14:25-住吉神社15:00 |
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住吉神社横手下に5台程度駐車できる駐車場がある。ここに車を停め住吉神社横手から登山を開始する シッカリした踏み跡がありテープがある。このコースを素直に登れば花回廊らしい ショウタンは素直に登るはずなど無いだろう 三角点奥井のある尾根に下の八幡神社から登る波線道があるこれに取付く事にした マッチャン、後にピッタリとマークしている それにしても寒峰(かんぽう)寒そうな名前だ、風が強いのだろうか この写真の↓ルートから尾根に取付く。コンパスはアバウトに三角点奥井に合わせる 波線道はハッキリと有りこのコース利用者が多いようだ。踏み跡はある |
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三角点奥井は簡単に見つかった。寒峰の名前にショウタンの登山スタイルは真冬のスタイル。 暑くって叶わない。天気も最高だ 波線道はハッキリとあるが一部コースは地図と変わっているようだ ありきたりのコースではと地図上のコースに乗るが道跡はハッキリと残っていた 所がブッシュ。誰もこんなブッシュを好んで登るバカもないらしくソノ跡さえもなかった ほんの100mかそこいら、後にピッタリマークする松、(^o^) 道通り登ればルンルンだが 急登も有れば痩せ尾根もあるがそんなに難しいコースではない 登山が目的ならこの尾根の波線道はお奨めだ。樹間から前回縦走した天狗塚から三嶺や 丸石から剣山コースが見えだした。感動する景色だ |
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少し急登を登りきると道が右手にトラバースしている??(標高1290m付近) どこかに続いているはずだこの付近で波線道は西へ(左手)と大きく曲がっているはずだ 地図通り尾根上を少し這い登ると小径に出くわした おそらく右手巻道もこれに続いているのだろう。踏み跡が急にハッキリとする タブンだが花回廊と言われる小径に出くわしたと推測した 綺麗な冬枯れの森、こんな景色が最高だ この上に四等三角点栗枝登が有る このコース三角点に栗枝渡(くりしど)と名が付く通り栗の木が多かった
自然が豊かに残っている |
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緩やかに登って行くとP1518のピークを道が巻き込んでいる。P1518への尾根は痩せて細い 当然捲く物と思いこんでいるショウタン 所がマッチャン、ここを登ろう 汗が出るショウタン ハ−イ 細い尾根を注意深く登ると広い丸い山頂にでた。二人の方が先に登っていた。この山頂は西寒峰と言うと教えてくれたが 寒峰へのコースが分からないと言う。地図は持っていたがコンパスがない ガスなど出ればアウトだろう。後に付くという 西寒峰から見た天狗塚と山嶺方面 |
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コンパスで方位を見て下るが傾斜が有る。慎重にコースを読みながら下った 下りきった所に残雪がたまらなく綺麗だ この付近がフクジュソウのお花畑か、向こうに大きな看板で下山口と有った |
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山頂にコンパスを取り寒峰に向かうが踏み跡がない この付近だろうと狙いを付け小さな尾根に取付くと踏み跡が出た 自然林の感じが良い |
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睡眠不足の足が重い、向こうに寒峰が見えだした 山頂は何もない。二等三角点寒峰(かんぽう)の有る小さな山頂、所が景色は360度の大パノラマ、感動とはこんな事を言うのだろう 空には雲がない 写真も良いがカシバードで感じてください |
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山頂は少し風がある 少し東に下りコル横の岩場で昼食だ。マッチャン特性の紅茶が美味しい ここから下り尾根が見えるがナカナカの傾斜だ。いつもなら尾根通り下ろうとするが、チョット引ける尾根だ 下り尾根と山嶺を見る↓ |
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東のピークの道標の地点から下るが、ルートの踏み跡は薄い 尾根にコンパスを合わすがルート取りが難しく、先人達の踏み跡を探しながら下山するが位置特定は怠らない |
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小さくテープが打たれている 下って行くと作業用モノレールが出る。途中でモノレールが山肌に下って行く |
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P1279mを確定して右手の山抜け点を目で確認してルートを読む 標高1220m付近で尾根が分かれる。マッチャンの下調べによると南東のP1904mに下って波線道にでるだが、 右手の南西尾根の方が踏み跡が濃い。南西に下る。傾斜はやはり地図通り厳しい 途中で小さな岩稜、オヨヨと思うが右手から上手く巻下れた 突然前が開けた。波線道に出た。ここに林道が延びてくるのか木が倒され測量されていた その少し下に林道が延びて来ている 波線道はハッキリと有り石積なども確認できるが林道のためその先で林道に下れるか不明だ 石積付近で工事中の林道に下った。今後はモット先で下れるだろうか?それとも尾根先まで林道が延びるのだろうか??? 林道から寒峰が見えた。 |
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直ぐ先にモノレールの終点がモノレールに沿って下ればここに出るのだ等と話し林道を下るができたての林道にモウ落石が落ち、大木が道をふさぐ 途中で東祖谷山のお年寄り達が登ってきた 気さくに話しかける。 フクジュソウは咲いていたかい いいえ、登山なんです。フクジュソウは見かけませんでした 昔登ったのだがもう登れない。花の頃は車が何十台何百台とやってくる。エライ騒ぎだ そうですか 等と話、見つけた蕗の薹をどれだけでも持って帰れと言ってくださった もちろん少し頂き、林道を駐車位置の住吉神社まで帰った 帰りの車で、集落の途中の谷向こうに集落が見える 奥祖谷のこの景色だけでも今日の山行は大満足だった 帰りにチリ地震のニュースが、大津波警報が日本の太平洋側に出ていると言う 突然携帯メールと電話が、車を停め見ると寺ちゃんからだ、船利用を知っている寺ちゃんこのことを事細かくメールしていてくれた。マッチャンは我が家経由で帰れと言ってくださる 皆さん山仲間は素晴らしい。 山に登り何を求めるか、山の自然から得る心の持ち方、人として山から得る物がなければ登山など無用だろう 日常の場から得られない自然な気持ちが山と人を結びつけ、そして人と人を結びつけて行く 今回は素晴らしい山と山友達の心が嬉しかった登山でもあった 又機会を見つけこの山域に足を向けたい。素晴らしい山々が多い山域だ |
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