キイシモツケと龍門山

穂落コース
2014/06/02

カシミール地図です。国土地理院と合わせて下さい

コースタイム
路駐点09:50-磁石岩11:55-山頂12:05〜13:20-蛇紋原13:33-明神岩13:42〜?-山頂14:25〜?-分岐14:45=路駐点16:28
登り時間2時間15分
山頂からの下り時間2時間、(山菜取りを楽しみながら)
総時間
6時間40分
龍門山の花といえばキイシモツケ、蛇紋岩の岩山に生えるキイシモツケの群生地は珍しく、紀州富士、勝神山と別名を持つ龍門山に群生し、和歌山県の天然記念物に指定されている。今年もキイシモツケを見に、龍門山を南から登る穂落コースで山頂に向かった。
登山口は、マピオンの地図にリンクします
紀の川市黒川の郵便局裏の電話塔横に路駐して布袋石(ほとし)から穂落コースを龍門山に向かう

 
布袋石に向かう                        道祖神
コース名は穂落コースで、布袋石で「ほとし」と読む地区を通るが、穂落とは旧、打田町飛び地の集落跡?を穂落と呼んだそうで、ソノ地区の名前を取って穂落コースとなったと聞く。
布袋石集落手前の川に掛かる橋に初めて登山道表が出る。この道標が各所に有り、道標通り登れば良い単純コースだがそれでも極一部は注意がいる。
 
布袋石集落と                         道標

村中の小道を道標にそって登ればいいが、古い集落は、野の花や蝶々、虫などが多く里山を感じる
 ユキノシタ
 ヤモリ
道沿いには、テングチョウが繁殖してそれはすごい数だった
 
とにかく道成に登ろう
アスファルトが切れ、山道と成るが、小道の状態は良い
 
右手の谷川の音を聞きながら登る。谷川はやがて沢と成り美しいとはいえないが、1級+程度の沢登りが楽しめそうだ
少し道が抜けかけたりする所が有るが、まるで問題はない
小さな渡渉点が有り、石積みでマークされている
 

 
小さな渡渉点でマークが谷沿いに誘うが、コースは左手へと取る所が、穂落コースのややこしいところだ。
地形図では、その地点から破線道は直登で山頂に登るが、登山コースは左手に取る
小さくトラバースで、尾根へと登ってゆく、足に合わない雑な階段が出る
道標通り登ろう
尾根に突き上がる手前が、雑な階段の急傾斜、連日山に登るショウタンは、暑さと疲れでダウン寸前だ
途中に一株のキイシモツケが出て、頑張るぞーなんて大汗を流す
  急階段
磁石岩下に出て一登りで山頂だが、尾根に出るとキイシモツケがチラホラだが、毎年花が貧弱になってゆくように感じるのは私だけか??
 
モチツツジも綺麗だった
山頂に出る
黄砂があるのか今一つの見晴だ
 
 
山頂広場の木陰で昼食を楽しむ。今日はお好み焼きをメーンに少し時間を掛けて、泡茶を楽しんだ
 
蝶々が多い山なのだろう、数種類の蝶が飛び交っていた。
キイシモツケでみつを吸うツマグロヒョウモンチョウ
食事も終わり、朴の木の花を見ようと、中央コースを下り明神岩に下る
 
途中の蛇紋原展望台から景色を楽しむがやや花は少ないと感じた
 
 
更に下ると明神岩の道標が出る
大きな岩稜の塊の明神岩、見晴は最高な所だがややガスがかかり今ひとつ、明神の風穴も楽しんだ
村人が言ううには、昔、風穴には階段ハシゴがかかり穴には入れたという。気温が一定な風穴は、養蚕の卵を保存したところという
80歳位の方だったが、ソノ方もハシゴは知るが、養蚕の卵保存は見たことがないという
古い話なのだろう
  明神岩
山頂に引き返し、井戸跡を見ようと記憶の方向に向かうが、緑が茂ったこの時期、井戸を探せなかった
山頂から引き返す
  三角点、龍門山

 モチツツジが満開だった
登った道を引き返す。下山道表は尾根からの分岐に一箇所有るのみだ。ピストンなら慎重に降ろう
グループ登山なら、布袋石から登り、北側の粉河町に山を超える縦走が面白いだろう
下山も大汗を流しながら虫やチョウを楽しみながら下った
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