地蔵谷から伊勢辻山、赤ゾレ山、馬駈け辻、木梶山周回
2010/10/24
Aチームにて

コースタイム
木梶林道08:37-一つ目の橋08:50-地蔵谷口08:59-伊勢辻山11:20-赤ゾレ山11:52〜12:24-
木梶山13:36-下山橋15:05-P15:15
総時間6時間42分
木梶山は台高山系の支尾根にある三等三角点木梶が鎮座する自然林の美しい山だ
一度で十分だと思った山だったが、今回紅葉の綺麗さと木梶川の滝の多さ、ジックリと眺めた周囲の国土地理院の地形の面白さ、尾根の多さ等でこれは又来るぞと思わせる山行だった
沢には目が向かないショウタンだがリーダーdanchoさんの提案する地蔵谷遡行コース、オッ これは知らなかった
小さな谷だ、綺麗さはあまり期待しなかったが、そこには苔生した明るい谷が、自然の美しさで目を見張らせた
R169号から明神岳方面に向かうルートで高見トンネルのあるR166に抜け、高見トンネル東出口直ぐから木梶林道に入る
私の通ったルートをマピオンにリンク http://www.mapion.co.jp/m/34.3736361111111_135.912497222222_7/
木梶林道 http://www.mapion.co.jp/m/34.4017794444444_136.082913055556_8/

木梶林道奥は四駆が必要な位のダート道、そこをホンダオデッセイで入るものだから、ゴロ ガリ アララ、山より緊張が走る
適当に入ると車が4〜5台駐車できるスペースがある

とりあえず登山スタイルで地蔵谷に向かう。20分程度で地蔵谷口に着くが、今日の下山ポイントを確定しておかなければ成らない。下山地点の尾根先は林道特有の削られた崖、まあロープがあるから懸垂下降は出来るが、地図読みが楽しみなA-team、駐車地点から初めて木梶川を渡る橋に下山するのが一番良いようだ。
ピンポイントの5mの幅、これを考えただけでワクワクのショウタンだ
入渓地点はこの橋より470m程度先の測量点904mの有る地点だ
  

小さな谷は水量も少ない
一応は沢靴を履くが足下は登山スパッツだ。リーダーは長靴スタイルだが、取り付きは小さなゴルジュ、小さな淵は膝を越える深さがある。全員濡れを嫌って右手左岸を大きく高巻いたが、ナカナカの傾斜と伐採後の山肌は歩きにくい

とにかく谷に下る
  
沢は写真のように水量が無いが、苔の美しさと左右の自然林が綺麗だ
沢靴隊はチャプチャプと沢中を歩く、小さな滝に挑むが、濡れに用心ご用心だ
   
徐ろに、この先にコノ谷の唯一の滝がある 綺麗な滝だと言うリーダー、地蔵滝だって
期待に胸がふくらんだ。小さな2mにも満たない滝前で、これが地蔵滝だと言う
滝を眺めて小休止、ナルホド綺麗だが、笑っちゃうしか仕方がない。

それほどなだらかな地蔵谷、景色と苔は西大台ヶ原より綺麗と感じた
  
地蔵谷頭に突き上げる予定だったが、左手を見ると尾根が綺麗だ、沢は小さな流木が目立ち始め綺麗さを失ってきた
左手を見上げると紅葉が綺麗だ。リーダーに左手尾根を登る事を提案、100mの高度差で伊勢辻山に飛び出す
ヤヤ急な尾根を登るとそこは落ち葉の絨毯を引き詰めた秋の尾根が迎えてくれた
 
  
見慣れた伊勢辻山は紅葉の真っ盛り、残念なのは雲がかかり向いの薊岳や遠景が見えない
景色はないがそれなりに美しい尾根を赤ゾレ山に向かう。登り返しに一汗かくが伊勢辻山の山頂から見る国見岳方面がたまらない。
赤ゾレ山で風を避け昼食、馬駈け辻に向かう。各ページで見る赤ゾレの小池を初めて見たと大喜びでいつもの的命、ソウルさんは楽しい、真っ赤な落ち葉に見とれる人はだれだ
  
馬駈け辻から馬駈け場と木梶山に向かう頃ガスが出て秋山の幻想な景色がたまらない
  

遠景が見えれば良いだろうが、この景色は今日しか見えない。それを思うと、ガス万歳だ
アット言う間に木梶山に着いた。山頂に鎮座する三等三角点木梶は状態がよい

基準点コード TR35136406701 
点名 木梶 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 伊勢−高見山 
測地系 世界測地系 
緯度 34°23′35.9932 
経度 136°05′46.1669 
標高 1230.34 m
基準点現況
現況状態 正常 20000321 
所在地 三重県松阪市大字木梶字水呑249 
ガスが濃くなり出した。これは地図読みが面白いと、同行のRIKOさんに、リーダーをしない?と提案、読図力をあげていると聞く彼女、黙ってコンパスを取った。
最後尾にdanchoさん、方向が違えば付いてこないさとショウタンはちゃかすが、20m程度の視界の中、コンパス角で小さな範囲しか見えない地形を確かめながら下る尾根にしては難しい方だろう
私自身も良い勉強だ、いつも不真面目な読図読みも今日はコンパス角を多く取り、現在地を確かめながら後に付く
やはり思いは同じか、同じ地点で立ち止まり地形を確かめコンパスを取るRIKO女、流石、一度も間違わずここぞと思う地点に到着した。最後のピンポイントで下る植林内はリーダーを先頭に下った
ヤヤ急だが植林内は下りよい、ユックリと安全に下る
木梶川に架かる橋が見えた。ピンポイントの下山の面白さと、読図の楽しさ、これだから山は楽しい
上りは間違いも少ないだろう。コノ尾根登りは私は推薦したい。綺麗で面白い

 

  
最後の尾根下りの尾根にはテープがあったがいつの間にか無くなっていた。
読図を楽しんだ尾根の地図と私がとったコンパス角を矢印で現わしてみた。



いつもこの程度に拡大した地図を持っている
老眼が進んだショウタンには拡大地図が見やすいからだ
今回はA地点の地形がメチャおもしろく、現場の地形と地図の形の一致が面白かった
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