和泉葛城山
コースケ滝谷の沢
コース略図





この地図の作製に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の『測量成果』を使用したものである。(承認番号 平20業使、第543号号)
コースタイム
路駐点09:50-落ち合い橋10:00-コースケ滝谷10:40-一の滝11:09-二の滝11:15-コースケ滝11:52-銚子口-12:30
売店下-13:20〜15:00-尾根分岐15:31-落合い16:57-車15:11
コースケ滝谷、タッタ858mの和泉葛城山にこんな素晴らしい沢が有り、こんな素晴らしい滝があるとは知らなかった

梅雨の最中の7月28日、早朝から登山が出来ず、ユックリと登れる山と和泉葛城山のコースケ滝谷を選んだ
この谷を見つけたのは我が山友寺ちゃん、この西横の尾根は本にも紹介されているが、谷は無い
ありきたりのコースでは面白くないとsimaちゃんも参加、3人でこのコースに向かった
現紀ノ川市の西川原から加茂神社前を通り林道に入る。車はこれと言った駐車場は無いが途中に置き、名手川、西谷川沿いを歩き最後の橋の三つ又付近からコースケ谷に入る。
コースケ谷はコースケさんが炭焼き小屋で炭焼きをしていたことからコースケ滝谷と名付いたという
コースケ滝が標高500mから600mに掛けて見事なナメ滝を見せる
長さ100m位?落差100m位?傾斜角30〜35度一部40度を超す。見事な斜爆、
この梅雨で水量は十分、和泉山脈から金剛山系に掛けてこれほど素晴らしい滝を見ていない
沢としては一級+だろうが面白いこと、面白いこと
場所は地図で確認して頂きたい。現場でもこの谷の取り付きは分りにくいが、和歌山の山に紹介されている尾根登山口と同じ所から入り、かたや尾根、かたや沢と別れる。

下山は地図通り、旧粉河町と那賀町の境界尾根、ここには良く踏まれた古道が有るが、マッタケ山の中、時期を選ぶ必要がある
とにかく梅雨の最中に登るコースとしては最高だった。

西川原の加茂神社を過ぎ、民家が無くなる頃林道風の道は普通車がやっと通れる程度、この道の少し広くなった所に路駐して
名手川沿いを歩くと、川が別れた落合に出る。ここに橋がある。ここで林道も左右に分かれ、左、鎌垣林道、右、西谷川林道となる
下山時はこの落合の正面尾根に下山する。橋の手前でも道が分岐するがこれは農道らしい
  
この木が目印                       直ぐの沢を渡りテープ通りに左手先の谷
 

西谷川林道を詰めると橋がある。この橋付近で沢は三つに分かれる。この橋からコースケ谷にはいるのも良いが、少し先にテープが打たれた木がありこのマークからテープ通りに入るのも良い、このマークはコースケ滝谷の西尾根を登る人が付けたマークだろう
マーク通りはいるとコースケ滝谷の堰堤下に出る。

コースケ滝谷の堰堤下で沢装束に替え沢にはいるが、時期は梅雨水量は多い、
直ぐに5m程度に滝、オッ これがコースケ滝か、



ナカナカ見事だ、滝を巻き、小さな滝をいくつか越えると又7m位の滝、これがコースケ滝だ、直ぐに訂正だ
この滝はナカナカ写真に写しにくい格好の滝で、いかにも名がありそうだ

巻き登り、
いくつかの小滝を巻いたりシャワ−で登ったり、倒木も少なく低山沢としては歩きよい
トキタマ葛がまとわりつくが問題はない

 とにかく小滝が多い。この時期ならではの水量が良い

先頭を行く寺ちゃん、見事な滝に声が出ない、ショウタンが行くと、ワーヲーー 見事な斜爆
  
                            とにかく凄い、
直接取付いてみたが滑る、ガバがない、登れた物じゃない、左右に分かれてヘジを登るが右手はダメで左手を登った
木が生えてはいるが、岩の上、滑りは最大の注意が要る。

寺ちゃんは余裕のイワタバコの花を写していた
左手を這い登る。滝中突破も面白いだろうがロープが足りない。8oの補助ロープ20m二本じゃどうしようもない
滝横を這い登る。途中で12時を越えた。行動食で小休止
ここから上の写真と下向の写真、ナカナカ見事だ
                                                        滝横を登る↓
  

ナメ滝状から滝の形に変わる頃、銚子口が現れた。この付近は滝中を登ってみたが、石が浮いた所も多かった。慎重にのぼる
銚子口で高さや長さを推測した。落差100近く、長さ100m程度、ナメ滝+二段の滝、角度は35度平均か???
見事な滝を堪能した。これが売店主人はコースケ滝と教えてくれた
銚子口上にも小滝、650m付近で沢が別れ左手に入り水量が無くなる頃、左手尾根に登り、コンパス角0度で売店下を狙って登る
植林からクマザサに変わり、踏み跡を突き上げると展望台下に出た
朝からの雨も止み、時々日差しがある。景色は最高だった

 

                              
久々の感動登山、売店でチョット宴会、ビールが進む
下山は旧粉河町と那賀町の境界尾根、測量点P672mの有る尾根だ、車道からの分岐地点は、電柱、高原、118.東39の西側だ 取り付きには小さな階段があった
下り尾根は時々は傾斜があるが古道が走り、踏まれた道がある。道通り下れば問題はない。
尾根にこだわるのも面白いだろう

    植林されたお花畑が取り付きだ
  

急坂もある少しは注意が要るがルンルン下山、ケーブルカー施設小屋が出ると林道は直ぐ下だ

                     

落合の尾根先に飛び出す。この尾根はマッタケ山、通行には時期を選ぶ必要があるだろう

 ここから車まで10分と係らなかった
こんな所にこんな沢、沢好きなら一度は登ってみても良いだろう。お奨めは水量が多い時期が良いかも知れない
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