白ガレ尾根から釈迦ヶ岳、と空鉢山、下山は不動小屋山 2012/08/26 二人 |
登山口をウオッ地図にリンク コースタイム 下の登山口08:18-尾根先08:25-古田の森09:55-釈迦ヶ岳10:55〜11:20-空鉢岳12:15 往路総時間約4時間 空鉢岳12:42-釈迦ヶ岳13:50-古田の森15:00-不動小屋山16:10-林道16:47-登山口17:02 復路総時間 4時間20分 総時間約8時間20分 |
久々に釈迦ヶ岳ですが、ズット気になっていた尾根から取付きました。相棒のタケヤンは、ブッシュを物ともしない強者です。 10年前の、私その物で、親しみを感じます。誘いの電話に一つ返事です。心ウキウキでした。 奥駈道に空鉢岳、が有ると知ったのはずいぶん昔ですが、未だその場所を特定していなかった 古書に、橡の鼻付近に、空鉢岳(くうはちだけ)の名が出ます。我が師の玉岡憲明氏に尋ねると、くうはちだけ、と呼ぶと言いますが、場所は特定していないとの事、小さな岩稜のピークを指すと書かれているが、文面からその場所の特定は難しい そこで、カシミールの山18000からその場所を特定した。小さなたわいないピークだが、少し南に似たような高さの岩稜ピークがある。 そこを指したのかも知れないが、今となってはその場所特定は難しいと感じた。 マア、ショウタン的、空鉢岳、綺麗な笹の山頂だった |
先ず、取り付きだが、ありきたり登山道では面白みが少ない。そこで、旧登山道北に、不動小屋尾根から馳せる小さな尾根がある。 不動小屋尾根出合いの谷を白ガレと呼ぶらしい。 下山は、不動小屋尾根を下り、不動小屋山に行、下山する計画だ 旧登山口の川を渡り旧駐車場に車が入れなくなっていた。車は路駐だ 旧登山口(下の登山口) 小さな沢を渡り駐車場があった↑ その先の尾根先を登る↑ |
取り付きの尾根先は、林道に削られ、登れる所は少ない、此処だろうと取付くが、主尾根を外していた 上りだ、少しの違いは問題はない 小さな雑木と、勢いを無くし枯れてしまったスズタケの間を動物の踏み跡を頼りに登る やがて、雑木の森が美しい尾根へと変わり、右手に植林が出る頃、尾根は歩き良くなる と、気付く頃、二重に巻かれた黄色のテープが出た。好き者はいる物だと二人で微笑む 不動小屋尾根にもこのテープが見られた 途中で、豆腐岩、なんて呼んでみたくなる四角な石が重なったような岩が出たり、岩を根が巻く根性木の有る 深山の雰囲気が漂う尾根だ。 |
突然笹原が出て、美しい事、トリカブトが群生してその花は美しい 一登りで、シャクナゲ帯に突き当たるが、その下を巻きながら不動小屋尾根に登ると又最高の見晴しの笹原だ 大阪湾や、高野の防城峯まで見えた 南方面 七面山↑ 景色を楽しむが、古田の森への登りは一汗流すだろう 小さな岩稜ピークの古田の森、ここから通常コースを釈迦ヶ岳に向かう 鹿が増えている。水場付近では驚くばかりだ。人への警戒感すら薄れた鹿達だ。まるで奈良公園だ 千丈平↑ 注 深仙小屋分岐だが踏み跡は薄い この付近の鹿↑ |
テン場上には水がある。この水場が枯れた事は知らない 1500m付近まではガスがなかったが、南からの湿った風はガスを発生させ、水場が見えにくかった この水は、何時呑んでも美味しい |
深仙への分岐道標を見やり、山頂に出る。ガスが見晴しを遮り少し残念だが、そこは天気男の運の強い所だ 恐れ入ります。バンダナショットに仲間入り 汗 一等等三角点、釈迦ヶ岳、現在低下処理中で閲覧不可です とにかくガスで何も見えないが、タケヤンのバンダナショットに仲間入りです。 |
山頂で一休み、少し休みすぎの感だが、マッイイカと奥駈道に下って行く 釈迦ヶ岳から孔雀岳間は、奥駈道でも見晴しと、岩稜の美しさが見事な所だが、その分道は険しい 橡の鼻の不動明王↑ ←ガスがかかり、見晴しは今ひとつだったが |
慎重に空鉢岳のピークを特定した。 ピークを巻くように踏み跡が有る。此処に空鉢岳の名がある事を知る登山者は少ないだろう 小さな笹原のピークは、静かで見晴しも最高だろう 山頂で、一休みだ。遅くなった弁当を食べるが、霧雨が寒さを感じる 恐れ入ります。表向ける事がはばかれます。汗 ←此処かも 山頂東50mに小さなピークがある。此処を空鉢岳としたのかも知れない。今はその場所を知る方は少ないだろう。 |
釈迦ヶ岳に向かって引き返すが、南側は霧で笹が湿り、足下が滑る。おまけに笹が倒れ踏み跡が見えにくい ツル、尻餅をついた 所が、橡の鼻付近まで引き返すと、アララ、ガスが飛び、尾根から、粉河の龍門山や大阪湾、もちろん金剛の山山 見晴しは最高で、未だ少しガスがかかるが、釈迦ヶ岳のお釈迦様も時々見える これは晴れるぞ |
ガスが飛び、大峰の山々、大峰山までの縦走路と、南の山山、和歌山方面、中八人山に、伯母子岳の峰、景色は最高だ フウフウと釈迦ヶ岳に登り返し、山頂で見晴しを楽しんだ |
古田の森から不動小屋尾根に入る。 大日岳や天狗岳の南奥駈道が美しい。 大日岳 古田の森ピーク下から、不動小屋山に向かう。笹原からの景色は最高だ。ヤット明星ヶ岳や八経ヶ岳の山頂が綺麗に見え、その向こうに大峰山が広い台地を見せる。しばし見とれる 直ぐにシャクナゲ帯に突入するが、アノ、石楠花ブッシュは小枝が切られ、モウブッシュと呼べないルートと化していたが、これはショウタン的だ。シャクナゲ帯を抜け、尾根を忠実に不動小屋山に向かうが、読図で現在地を楽しんだ。 |
このルートは、旭の林道が出来上がらない時の、十津川村側の登山ルートだった 三角点に着くが、テープ山名板等が全て取り払われていた 山にはいろんな考えがあるが、人の心を知ればこの行為は少し考える物がある そっと、下にでも置いておけばいい物を、拾ったテープで三角点の位置をマークした 三等三角点 基準点名 杭瀬 標高 1232.94 北緯 34°06′38″.2693東経 135°52′23″.6526 |
少し手前の植林尾根を旭林道に向かって下山した 後少しでマタマタ手抜き、尾根を修正して、枯れ沢まで下り、もう一つ小さく尾根越えで沢に出て林道に出た |
後は林道に出でて、テクテクと下の登山口まで登り返すが、、リュックをデポすれば良かったとブツブツ、 最後に沢で顔を洗った時は、モウ、そのしんどさも忘れていた タケヤンさんに頂いた。三笠まんじゅうの美味しい事、又、タケヤンさんに同行してもらいたい気分だった 林道に出る↑ 下の登山口↑ |
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ショウタンの山歩録地図について 「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、 数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50m メッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。 (承認番号 平23情使、 第799号)」 |