紀美野町、経塚山
2007/11/07
単独
経塚山も長峰山脈の支尾根にあり地元では知る人は多いが登山としてはあまり知られていない
四等三角点が有る。
この山は豊臣秀吉が紀州攻めの時、紀州根来寺を攻めたとき、根来寺から落ち延びた高僧がこの山の山頂から根来寺が燃えるのを見て
あきらめ、この山に経を埋めたと伝えられる山でもあり、又宝伝説があり、昔地元の占い師が占って宝があると言いこれを信じた方が宝探しをしたとか
経塚山は上之郷の奥から尾根伝いに古道がありこれを登るか、国土地理院が三角点登山口として示した山本宅横の小屋付近から登るかだ
どちらから登っても30〜40分と直ぐに登れる山です。
ショウタンは黒沢山とセットで尾根通しで登りたかったが、登山口を別々に登った
黒沢山と同じく県道169号沿いにある。紀美野町総合福祉センター、やすらぎの園前から南に上之郷集落に向かって入る
この上之郷集落の入り口橋の正面尾根に黒沢山から下りた所です。黒沢山や経塚山はこの時調べたがこの集落の再奥部から植林帯を登っても良いらしい
古道が有ったと山本宅で聞く事になる。
先ずはやすらぎの里から上之郷まで行き山容を確認する。
取り付きは国土地理院の三角点巡回路が良さそうだ
地図にリンク
やすらぎの里
やすらぎの里から上之郷に向かい途中写真の分岐から右に入り山本宅に向かう
山本宅は再奥部にあり、本当に生活を楽しんでいると言う感じの老夫婦が住んでいる
山本宅で許可を得て山に取り付く。ご主人は詳しく登山道を教えてくれた
山本宅 安政元年の家との事、山本氏は絵が得意らしい。庭や付近は本当に楽しい家に仕上げている
下山後奥様にお茶をいただき付近の伝説や昔の話を伺った
山本宅横の小屋上から古道が有りここに国土地理院が道である印の杭が打たれている
それに沿って行けばよいが途中竹が倒れ行く手をふさぐ
ショウタンはこれはかなわないと尾根に直登するがシダが生えこれまた苦戦だ
とにかく尾根に出てシダを避けながら山頂に向かうと山頂には大きな木が根こそぎ倒れ三角点はこの下かと焦った
探すが無い、周囲を再度探すとプラスチックのかけらがありその横のシダの中から三角点が見つかった
等級 |
四等三角点 |
点名 |
経塚山 |
緯度 |
34°08′51.2559 |
経度 |
135°18′07.4616 |
標高 |
291.25 m |
選点 |
昭和56年10月2日 |
埋標 |
昭和56年10月16日 |
所在地 |
和歌山県海草郡野上町大字下佐々字西小倉郷1571-14 |
時計は3時40分、急いで下山するが降り口を見失った。適当に降って行くと先ほどの竹の倒木帯に出てしまった
仕方がない。竹を倒しながら戻るが50m間隔で境界杭があるこれに沿って降れば問題はない
ヤレヤレ、山本宅まで無事下山ができた
山本宅で茶をいただき、この付近は紀州藩の御狩り場でお殿様が狩りを楽しんだとか
上之郷には屋敷跡があったという。昔この付近の山に登った事や黒沢山の情報を得た
暗くなるまで話を伺って帰宅についた
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