槇尾山側川北尾根
おっぱい山と高畑山
2018/03/03
2人
通称、槇尾山は槇尾寺の磐座と言うことで一部が立ち入り禁止と成りひさしいが、その周辺をこよなく愛する方達がいる
その一人、岩湧山の花(登山記事は山歩日記で)のページを持つシルバーボーイさんの案内で父鬼から側川林道に入りその北側の尾根を歩いた

車は途中の凸地に路駐した。
工事中は駐車できない
林道を側川上流に歩けば道横に写真の、金剛生駒紀泉国定公園を記した道標がある
その前のテープに沿った尾根に取り付く

  

この尾根は、毘沙門尾根と名づけられ、その尾根の下部横に毘沙門天が祭られた祠が有る
下山時その祠を尋ねた
左手尾根には神社、右手には毘沙門天祠が有る
  

この御山を汚さないようにして下さいとの和泉森林組合の看板を見ながらマーク、踏み跡に沿って尾根に取り付いてゆく
 
今日のリーダーは私より6歳先輩の大先輩だが、元気はすごい。
毘沙門尾根は木を掴みながら登る傾斜だが、息切れは無い
途中に、見晴らしの出る毘沙門岩が有る。
この付近はトラロープだが補助ロープが有った
  毘沙門岩

見晴らしは、三国山や紀泉葛城山方面が美しい山襞を見せる
更に登れば、東隣尾根の曼陀羅尾根と出合いそこに看板が設置されている
曼陀羅尾根は更に厳しく険路らしい。曼陀羅尾根も毘沙門尾根も下山には最新の注意がいるルートだと言う
  
北尾根に突き上げればよく踏まれた縦走尾根で地形図にも破線が書かれている
 
この尾根には場所特定が出来よいようにか?多くの名が付けられている。
面白いのは小さな双耳峰ピークに、おっぱい山なんて、女性が名づけたと言う
見晴らしなど無いが一応ピークを踏んだが少し倒木が出来ていた
  
地形図から現在地が読みにくいコースだが、道は良く案内は多い
主にグリーンランド、施福寺 五つ辻に案内がある。エアリアマップにはその位置が記されているが施福寺以外は地形図には無い
  
高畑山も地形図には無いが地形図標高は500mのピークだ
ここの標高は520mと記されているのに少し疑問が有り、地理院データベースで見てみた
地理院の航空レーダー測量のデーターを見れば最高地点は513.5を示す



小さなピークは地形図に現す等高線が書けないため省略されている事に気がつけば、なるほどと成るが、520mは無いだろう??
国土地理院は5mメッシュで閲覧できるように成っている。
国土地理院地図参照
薀蓄はこの程度にして
尾根は歩き良いが、元気なシルバーボーイさんの歩きに驚きながら読図を疎かにしている
現在地の認識は薄い
マア道標があるからそれでも充分だ
  
一旦船底から側川林道終点に下り、そこから側川沿いの廃道に近い道を、右岸左岸と渡渉しながら清水の滝に向かう
途中に開明の滝が有る
  
この付近が側川ルートの核心部で険路を越えた危険箇所だろう
道が完全に抜け左岸の高巻きだったが、これも道が抜け出し右岸巻きに代わりつつあるようだ
これが険路と言うより危険箇所で道では無い斜面登りの高巻きだ
小さくトラロープが補助されているが、命を預けることなど出来ない
出来れば自前ロープがほしい所だ
  
その少し上流のチムニーの高巻きはロープが補助されているが古いものだ
木や根が有り登りよいが危険な箇所でもある
  
安全を期すなら自前ロープだろう。
その先が清水の滝で、予定ルートは清水の滝の高巻きだったが、お疲れショウタンはここで側川ルートを打ち切った
明日、伯耆大山登山を控えている先輩は疲れも見せないのが驚きだった
清水の滝下部に下る。古い登攀ロープが残置されている。
 
清水の滝からハイキング道に登り返すがこれが急傾斜、フー
登りきった小さなピークでお昼を楽しむと言っても、助六寿司をホウバル私だ
ご夫婦らしき登山者がコッフェルで料理中だった。
そこに二人の女性初心者が登られ、六人でワイワイ
ご夫婦??らしき人は75歳と78歳といい、人の歩かないルートがすきと言い、完全アナログで地図一本と言う
若い??初心者女性二人は、年齢に驚きその行動に驚く
若い二人には刺激になっただろうし山を始めると言っていた
私には、マダマダ若いこれからだと励まして下さった
シルバーボーイさんの行動力にも驚くが、世の中広い
兎に角ヘタレのショウタン、今日はこれくらいと下山にかかる
五つ辻に下り(槇尾山エアリアマップ参照)グリーンランド方面に尾根を歩く
船底から再び林道に下り休憩していると、正面の尾根から登山者が下ってきた。
  
シルバーボーイさんのお仲間と言い、私などはこの尾根を毎日登山していることに驚かされるが、槇尾山付近に精通していると言う
デコポンを頂きながらお話を伺った

側川林道を下り、林道脇の花々を聞くが、すぐに忘れるショウタンだ
鬼女蘭と言うつる性植物や写真の伊豆千両(イズセンリョウ)や、羽子板の羽に使った実の木のムクロジの木など
 鬼女蘭
出合い橋から三国山への尾根ルートについてとか林道からとか興味有るルートを聞きながら林道を下る
 
下れば若い花好きな方が一眼レフを構え、花の写真を取っている
ユキワリイチゲが咲いていると言う
母親らしい方が、河原の石に腰をかけて茶を楽しんでいる

京奈和道を利用すれば近くなった槇尾の山々、新しい楽しみが増えるだろう
今日も楽しい一日だった
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