フナクボ山、青田裏山、マスガタ山、アマネ山
2013/02/22
ショウタン

登山口はマピオン地図にリンク
コースタイム
取付き08:15-フナクボ山10:20-青田裏山11:15-マスガタ山12:25-アマネ山13:50-加杖坂トンネル東口14:50-取付き15:50

総タイム
7時間35分
フナクボ山、青田裏山、マスガタ山、アマネ山は林道が多くてコースが面白くないと聞いてはいたが
そんな山でも雪が積もればキット美しいだろうと登るチャンスを待っていた
今こそチャンスと四山を縦走してみた。

マスガタ山は、新宮山彦ぐるーぷの新春登山でメンバー達が登っている
ソノ跡を見てみるのも楽しみだった。
マスガタ山をピークに独立峰的なこの峰は台高山脈に囲まれている。
見晴しが出れば、台高山脈の有名山が必ず見晴らせるポイントも多い
コースは、蓮ダム堰堤付近から栃谷まで縦走が理想だろうが、単独登山は帰りが大変だ
中央部のフナクボ山からアマネ山まで縦走してみた
和歌山から三重県飯高町まではアクセスは遠いが、京奈和自動車道の延伸や近道を覚えアクセスが楽になった
今回も3時間を切る時間で、高見トンネルを通り、飯高町栃谷から加杖坂トンネルを抜け、青田から登山目的尾根下に着いた
目的尾根は想像はしていたが、思った通り笹ヶ谷林道がある。
青田川側から登るには、今回の尾根が一番傾斜が緩そうで、植林の山の中で地形図に落葉樹マークが一部出る尾根だ
尾根先から笹ヶ谷林道が谷に入る

  
R166↑                     加杖坂トンネル内の氷柱      目的尾根取付き

R166で高見トンネルを通り栃谷から加杖坂トンネルを抜け青田から目的尾根下に行く
下山後車道歩きが遠いと、自転車を用意したが、加杖坂トンネルから青田まで雪と車道が氷り自転車は青田を超えた付近にデポした。   
笹ヶ谷林道入り口に路駐して、笹ヶ谷林道を歩かず、直ぐ上の廃屋下の林道を右手に尾根中央に向かって登った
林道成りに歩くとフェンスのゲートが出て、この付近からと雑木帯に入る。
巨木の栂の木が美しい、植林しないで残した物だろう
 
植林の山域だ、自然林内を登れるのは此処だけだ、後は植林内を登る事になる
極力ソマ道を探しながら登ったが、ソマ道が続かない
コンパスは、尾根先からフナクボ山に取っておいた。後は地形図で現在地をほぼ確定しながら登った
植林内に出ると、測量杭が有る。これが登りよいとそのコースを利用した
 
又、雑木帯が出て再度植林内へと入って行く。
林道が多いというこの山域は、間伐の手が入り植林内は全山間伐材が転がっている
 
年数が経った間伐材はそう気にならないが、間伐したての植林は歩くに苦労するが、よくよく見ると職人さんが登ったルートにソマ道が有る物だ。この山も例外ではない。傾斜が出る中頃になるとその道が出た。
雪は20〜30cm、倒木を隠す位の積雪、足下注意の一歩一歩、傾斜が出だし六本アイゼンを付けた
縦走尾根に登りきると地形図とコンパスから小さく下り込み登り返すと平らなピークの山頂に出る
申し訳程度に古い飯高町の登山道のテープが出る
 
丸いピークのフナクボ山は三角点がなければもっと登山は少ないだろう
単純なピークだ

 
雪に埋まった三角点を探してみた。
樹間から三峰山方面が望める
等級種別 三等三角点 基準点名 乙栗子
北緯34°23′44″.1175 東経136°10′57″.4158 標高893.85
一旦主尾根に戻り、炭波線道を確定してみた。
地形がハッキリしている。そこだろうと思う所を歩くと登山者テープと測量杭が出た。
地形を確認しながら進と波線道は地図通り走っている
途中に高見山から三峰山への縦走路が美しい
 請取峠付近か
             
              
857m青田裏山付近下で雪に隠れた水たまり(泉?)上に乗りあわや水没、下が氷っていなければ膝までドボンだった
とにかく、波線道に忠実に歩いた
踏み抜いた水たまりの上
コンパスを青田裏山に取り直登で山頂を目指したが、途中で目視で登った。小さな双耳峰の山頂反対側に登ってしまい、アララ、山頂を目指す。
  
たわいのない山頂だが名があると行きたいのは山好きの習性か
伊勢の山グループの山名版がある
青田裏山から尾根が細い所にコンパスを合わせ適当に歩いた。
案外長く感じ地形を確認したが間違いようがない尾根だ。
向こうに電波塔が見えた。青田雨量観測所とある。アメダスか
観測所から綺麗な林道がマスガタ山下まで走る。907、929のピークを越えるも良いが、真っ白い林道歩きはこの時期の楽しみだろう。目が開けられない反射だ。サングラスを持たなかった事を反省する。写真はレンズの結露でボケタ感じだ
 
ルンルンと林道を歩く、積雪は20cmていど、歩きよいが目が痛く、大きく目を開けられない。
地形が分かりよいこの山域、ソロソロマスガタ山が見えるだろう地点からマスガタ山が見えだし、里山の姿が美しい
 
林道終点まで歩いた。取付き尾根先がメチャ綺麗だ
尾根先が削られ痛々しいが、雪はそれを和ましてくれる。地図通り尾根越えでR166方面に小道が下って行く
 
マスガタ山取付き尾根先                  谷右手から尾根に登る↑

小さな取付き尾根に登るとテープが出た。推測するにR166方面から登った方達だろう
コノ尾根から見た三峰山方面は最高だ。手前のヨコガイノ、細野山も特定できる。素晴らしい眺めだ
 
尾根成りで良いが、コンパスを取り尾根を登ると、植林の向こうに自然林が出て、山名版が多く架かったマスガタ山山頂に出る。山頂は自然林で落葉樹、今日の感じは最高だ。
 
チョコンと顔を出す三角点、
等級種別三等三角点 基準点名 加波1
北緯34°24′16″.3132 東経136°09′23″.4871 標高955.47

直ぐ横が植林、間伐材に腰を掛、今日初めての休憩食事だ。
担々麺が出来るまで山好き達に写真を送りまくる。スマホに入れたラインのアプリは無料で早い
800万画素の写真も直ぐに届く
最後の目的は、アマネ山だ。
広い尾根を西に進む、開墾されたような広い尾根だ。コンパスを二段にとって尾根を確認して後は猪並の真っ直ぐ歩き、桧の美林が疲れを飛ばす。噂通りに林道が出るが、地図に載る林道はたやすくつかめる。
 
途中チョット登ると三峰山の見晴しが良い地点があった
 
この実線林道も雪が綺麗で歩きよいが、途中で隠れピークにだまされて少し読図を誤り無駄歩きだ
地図とは違う?格好で林道が延びる。883mのピークがアマネ山だ。
東側から登るには馬酔木の木がブッシュだ。
そのまま林道を歩き西側から登ったがこれが間伐材が凄い。雪がなければイヤな山だろう
間違ってこんな中を歩いた↓               素直に林道を歩こう↓
 

  
山名版を嫌う方達もいるが、この山などはナカナカ特定が難しい山頂だろう。
ショウタンなど初心者はありがたい
ここからの下山は真下に伸びる尾根を加杖坂峠の林道道に下るバリエーションだ
尾根中央には測量道が有ったが、林道がややこしく通る。
コンパスを信じて尾根を下るが、間伐材を避け斜面を下る部分もあった
 
そう通りにくくない、尾根中央は測量道が通る
林道が横切る所の一歩が尾根に出にくいだけだ

ソロソロ林道に出会うだろうと自然林の中を下ると、アララ、林道に道が削られ下れない
懸垂下降か迷うが、メンドクサイ、読図から右手に斜面を下れば降りれそうだ
途中に三本松が仲良く立っている。そこからトラバースだ
少し急傾斜だが植林内をうまく下れた
 
尾根の様子↑                          三本松

此処に出て↓                         横平林道をテクテク
 
加杖坂峠道に出て加杖坂トンネル東口に降りる
朝通ったときは、道は積雪で慎重に走ったが、春は近いのか雪がほぼ無くなっていた
途中、自転車のデポを躊躇したがこれなら此処に置けば良かったと、青田の発電所がある青田に下る
自転車まで2.5km程度か、途中にデポした自転車まで長く感じたが、シマヤン達と登ったトガ尾からナメラ山、岩屋口山、桧塚コースの険しい山容が美しくもう一度登って見たいと思い出す

途中から自転車で、登り口までスイスイと走ったが、植林や間伐材、林道と里山歩きのイヤな部分も多いが、積雪の多い時期を狙えば、コノ尾根山ルートも楽しいだろう
帰りにみせた高見山の、夕日が山を照らし月が山の真上に出て最高の景色だった
単独登山は寂しい部分もあるがご褒美も多い。
無理なく無茶なくユックリ歩けば山はご褒美を与えてくれるだろう
今日も山は楽しかった
 

 R166から高見山を見る
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