上多古からワンステ尾と阿古滝、瑠璃窟、竜ヶ岳、柏木道から上谷周回 2013/11/04 二人で |
1/50000地図 軌跡が飛んで誤差有り コースタイム デポ地点08:30-登山口09:10-巻道10:32-阿古滝13:15-瑪瑙窟13:50-竜ヶ岳15:35-柏木の覗き16:40-上谷19:00-デポ地20:15 休憩を含みますがほとんどは小休止です |
今回のコースは3度目だがその記憶は薄く下山では相棒のソウル氏に随分と助けられた 10年程前の体力的記憶から直ぐに地蔵の辻に出るだろうと高をくくっていた。ところが R169の上多古分岐から上谷への道を上多古川に沿って入る。 上谷分岐を左手に見やってさらに奥に進むと赤い橋の勝負塚山登山口が出る さらに奥にはいると、アララ道が崩壊して矢納滝のある林道終点まで入れない おまけに車が通れないだけではなく人まで通れない崩壊の場所がある 道抜け 勝負塚山 行人橋横の滝 一条の滝も綺麗だ 道抜け地点 矢納滝の写真ポイントから写す 紅葉のこの時期、勝負塚山は見事に紅葉に染まり美しい、美しいと写真を取りまくる相棒のソウル氏 おまけに車で終点まで入った過去の記憶から、途中に見事な滝がある事を知らなかったが、行人橋横には見事な滝が有った 先日来の雨が見事な滝を作っているのだろうが、道横はとにかく見応えがある ルンルンと進と、アラ、人も通れない程道が崩落している。小さな谷が道を押し流したようだ 右岸から高巻こうと補助されたトラロープを頼りに高巻に係るとソウル氏、ショウタン谷横切れるよと少し登って谷を横切る ビビリのソウル氏は消えている 林道終点の左手に、矢納滝の写真ポイントがある |
網で下が見える橋を渡り、さあワンステ尾ルートへの取り付きだが、随分と橋が古くなった感じだ 林道終点でキャンプしたり体力に任せて小笹の小屋に駆け上がったのが昨日のように思い出される フト振り向くと、アララ、ビビリの本領を発揮している人がいた (^o^) 簡単にコースが分かるだろうと高をくくっていたが、橋を渡った地点から、ウン何処を登るの、アホウな私だ とにかく踏み跡が見つかり山ノ神の祠までは直ぐに分かる、とにかく矢納滝の写真をパチリと写すが、途中の滝を見てしまい迫力を感じない。サア行こうか、ルートは踏み跡に沿えばいい、アレ、あちら向き、こちら向き、記憶はない ウロウロと探し完全な記憶の古い道標を見つけヤレヤレ 結果、山ノ神の祠裏を真っ直ぐに登れば濃い踏み跡に出るが祠裏には踏み跡は無い テープは過剰な程打たれているが、このコースばかしは必要と感じた 地図に載る道はほとんど無い状態で新しい踏み跡が新しい道となっている テープがありがたいルートだ。自前道を歩けば相当苦労する急傾斜、そんな道でもアレどちらと立ち止まる なんやかんやと急傾斜を登るが、この急傾斜は半端ではない。 テープの打たれた踏み跡を掴むとコースは分かりよい。国土地理院波線道はもう無い状態だ 登れば古い道標が出る。一生懸命読図するソウル氏だがショウタンは道沿いを登ればいいさと気楽なものだ |
植林内から自然林に変わる頃見事な紅葉が、振り返れば勝負塚山は絵に描かれた山のようだ ふとカネカケ尾を見ると幻の滝だろうか、落差50mいや100mと言っても過言でない滝が落ちている 水量の多いときに出る滝だろうか?鴨川山モミ、ツガ保護林の中に落ちる 紅葉と相まって美しい、ここに来ないと見えない滝だ 景色に感動するとはこのことだろう。美しい |
読図に自信があるが、こんなにクネクネと登ると現在地が掴みにくい GPSで確認するソウル氏に尋ねたが、大きく位置を外すが気にしない程目印がある 記憶に出るトラバース地点が出た。太い残置ロープで2.5m程下り、トラバースにはいる トラロープや細紐が補助されているが、高所恐怖症の私とビビリのソウル氏だ。皆様の想像に任せる屁っ放り腰でトラバース 屁っ放り腰でトラバースすると、20cm位の小さな道に成りおまけに小谷付近が抜け棚の形がない その向こう30m位にテープが確認できるが、ワタシャ命が欲しい補助ロープを要求すると、下にトラロープが下がっている おまけに、目印があるがルートは読め無い とりあえず、8mmロープ30mで下り準備をしていると、ソウル氏がGPSで位置確認して、国土地理院の波線道を登ろうと提案、読図するとその位置の上の尾根に国土地理院波線道が通っていた。ロープを回収して引き返す |
引き返し、尾根先から地理院の波線道が載る尾根にと入って行く、 石楠花がヤヤ密集しているがたいした問題ではない 大きな体のショウタンでも問題なく通れたしかすかだが道跡が見られた 古いテープも一巻き有り、ワンステ尾を登る方達もあるようだ 直ぐに5m程度の小岩が出たが木の根を持ちながら簡単に登れた その少し上に10m程度の小岩が出るが、これを左手から巻登ったが岩直登も可能な岩だ 左手に道らしい後を感じたため左手を巻登る。ソウルさんも余裕だ 景色も素晴らしい 岩横を巻く↑ 体力が要るが、巻くより安全度が高いと話し合う |
その上で急傾斜が見られた為、30m程度左手にトラバース気味に登ると植林との境に出た。此処に一巻きの古いテープがあった ここからは、紅葉の美しい広尾根登りだ。 フウフウと息を切らすが景色がそれを消し去る美しさだった |
見た目はやさしいがけっこうな傾斜だ。 ワンステ尾を登り、直接に阿古滝への尾根を下ろうと読図するが、体が途中の尾根らしい広尾根を下ろうと私を引っ張った それほどしんどかったのだろう 少し急な斜面を下り、小沢を下り終えると、何もマークがなかった頃にぶら下げた私のマークが残っている所に出た ヤレヤレの高巻きだが、次回は直接阿古滝の尾根を下ろうと二人は反省する 行動食並の昼食で先へと急ぐが、この付近からコースは分かりにくい 踏み跡とテープを信じてコンパスは無視した 大峰の最深部だろう巨木の桧は千年桧を感じる巨大さだ ソノ一つの室に入ってみた。大きな体も余裕で入れる 後は尾根越えが二つと疲れた足にむちを打つ、この付近はコンパスを信じながら尾根を越えた 踏み跡が少ない |
少し広い谷が出る。そこが阿古滝の谷だ 谷は水量は少ない方だが、阿古滝の銚子口には太いチェーンが張られてそれを掴み見ながら行をするのだろうか、ワタシャゴメンこうむりたい 滝の真上に不動明王の石仏が有るが、此処まで水が来ないようだ。 |
滝見はソコソコに、右岸を400mばかし遡るが、谷筋の紅葉も綺麗だ 正面に岩らしいものが見える。その岩から小滝が落ちている 大峯奥駈道75靡きに書かれた滝だろう その滝の入り口は、岩が支え合ったような双門だ 双門を潜ると正面に小滝が落ちている 瑪瑙窟の入り口が分からない、滝の上かなと滝下を通るが見事に転び下半身が濡れてしまった 滝上を探すが無い。振り返ると入り口左手に小さな星形の穴が有った |
滝の滴を浴びながら入り口らしい所に引き返し、懐中電灯で中をてらすが最奥まで届かない ソウルさんの強力ヘッデンで照らすと奥に仏像が安置されている 此処だ。目的が果たせた。 入り口は大雨のせいだろうか?砂利で狭くなっている 行くゾー、ビビルソウルさんにハッパをかけながらホフク前進だ 二人が中に入り二つの明かりで照らすと、20畳は有ろうか奥行きのある洞窟は見事なものだ 鍾乳洞や今まで見た洞穴とはひと味も二味も違う幻想な空間だ 不動明王の石仏が祀られいる。 ショウタンは、不動真言を心ゆくまで唱えた ノーマヌカンサンマンダーバーダラダンセンダーマーカロシャーダーウンタラターカンマン、久々の行者の雰囲気になった 天井はライトに光り輝き、ライトを消すと一寸先も見えない暗闇だった ついでに私の頭も輝いたが、最奥で眠っていた蝙蝠は爆睡中だった 瑪瑙窟から出るのも一苦労だ |
少し引き返し、投げ地蔵辻に尾根を登るが、足がフラフラだ 後少しという所でチョットでも歩行距離を少なくしようとトラバースを試みたが、あまり変わらないようだ 奥駈道に出て、小笹の小屋前で一休み、テント泊の青年に話しかけるが爽やかだ 登りは少し石楠花が出るがマークが道を示す↑ 小笹宿跡 小笹の小屋付近は少しだが石畳が残り当時を偲ぶ 適当に竜ヶ岳に登った。竜ヶ岳の山頂は小岩の上だ。何年か前に付けたマークが残っていた |
阿弥陀が森の結界門を見た事が無いというソウル氏、ここから柏木道へと入るがモウヘッデンは覚悟だ 柏木道は標識や踏み跡で古道は分かりよいが、ヘッデンではいささか自身がない 今年この道を歩いたソウル氏が記憶に新しいと安心した 柏木の覗きで単身テン泊する若者がいた。ナルホドこの景色を独り占めできるのならば此処を選ぶだろう |
暗くなりかけた柏木道を下る。途中に一カ所谷で道が抜けた所をヘッデン時間までに行こうと先を急いだ 後は、暗くてもヘッデンで歩ける柏木道、一カ所道が抜けて、アララ間違ったのかなと思う矢先に、ショウタン上を巻とアドバイスをくれるソウル氏は記憶が新しい 上谷の集落の明かりが見え出すが、ナカナカ上谷の分岐が出ない。長く感じる 右手に伯母谷の明かりもチラホラ、後少しだ。 上谷分岐から上谷までは踏み跡が薄い。慎重に下った 上谷に出るが、村中の道は迷路に見えた。ソウル氏が道を思い出し車道をデポ地点まで歩くが、長く感じる事長く感じる事 車が見えたときはヤッターと叫びたい気分だった |
距離約23km 時間11時間35分 累積標高(+)1978m 累積標高(-)1829m シンドイはずや カシミール測定軌跡が飛んで誤差有り |
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画 像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、 数値地図50mメッシュ(標高)及び数値地図10mメッシュ(火山標高)を使用した。 (承認番号 平24情使、 第898号)」 |