深仙宿から持経宿(昼)
総時間5時間40分
コースタイム
深仙宿05:40ー太古の辻06:05ー蘇莫岳06:20ー石楠花岳06:55ー天狗山07:20ー奥守岳07:40ー嫁越峠07:55−地蔵岳08:20



ー般若岳08:55ー滝川辻09:17ー剣光門09:37ー涅槃岳10:05ー証誠無漏岳10:40ー阿須迦利岳11:12ー持経宿小屋11:30〜12:55

4時45分目覚める。ツエルトは結露して快適とは言えないがこの時期の深仙宿なら案外暖かい、

日の出は5時、空には雲がない、大台ヶ原方面からの日の出はすばらしい
ロールオーバー

食事を済ませ5時40分太古の辻に向かう。今日は大日岳をパスするという松、怖いのだろうか(^^)
2005年10月29日に大日岳を登る松
 

大日岳から太古の辻はすぐだ、南奥駈道はここから始まる。左に行けば前鬼、小中坊宿、右に取れば玉置山にと向かう

 
記念撮影などして蘇莫岳に向かう
蘇莫岳は特定は難しいが太古の辻から250mていど1521mのピークで、奥駈道が左に(東)に振った先の2〜30m上だ


山頂には岩に天台寺門宗と読みとれる字が彫り込まれた石がある


山頂に咲いたアケボノツツジだろう綺麗だし大日岳、釈迦ヶ岳、孔雀岳、五百羅漢が見晴らせる

 
蘇莫岳を巻き、尾根に入ると正面に、石楠花岳と天狗岳(山)がそびえる
この景色はすばらしかった、
石楠花岳1472mは名前の通り、石楠花のトンネルだ。
トンネルを抜けると小さな山頂から天狗岳が見える
(この地点は石楠花岳では無いことを知る)
 
石楠花岳から下り細尾根から登り返すと天狗岳です。狭い山頂には三等三角点がある

天狗岳から振り返る景色はすばらしい

 

点名 天狗岳
等級 三等三角点
緯度 34°05′28.8633 
経度 135°54′04.5903 
標高 1536.81 m
所在地 奈良県吉野郡下北山村大字前鬼字四ノ谷222−2 
埋標 明治36年6月23日(大和の三角点を尋ねてより抜粋)
右手に昨日歩いた峠の登山口からの尾根を滝川谷向こうに見ながら歩き一登りで奥守岳1510mに着く
この付近は景色も良くマダ南奥駈の厳しさが分からない。広い尾根に沢山の道標や名盤がある

奥守岳から15分下ると嫁越峠で、
     

広い美しい尾根を15分歩くと広いタワにでる。ここは天狗の稽古場と名付けられ武道稽古場で大阪の剣術団体が毎年ここで稽古をするという
自然と一体となった稽古は気の稽古となりすばらしいだろう。
広い尾根を踏み跡通り急登を登り切ると地蔵岳1464mです
ここで一休み、軽く行動食を取る(20分休む)

 
地蔵岳から般若岳間は950m位、この間の景色の良さは今回のビューポイントでした

 

この付近でシロヤシオが綺麗な花を見せてくれた

般若岳1328m



般若岳から小さくアップダウンを繰り返し滝川辻、剣光門と向かう

 

剣光門までは、山ツツジだろうか、シリシロヤシオとの赤白の花の競演は美しかった

剣光門から急登になり登り切ると三角点のある涅槃岳1375.9mです
何度も何度もピークのアップダウン、南奥駈は標高は低いが流石修験の道疲れは知らず知らずに溜まってくる

 

三角点の記

点名 赤井谷 
等級 三等三角点
緯度 34°03′29.6476
経度 135°53′48.8515
標高 1375.90 m
埋標 明治36年8月3日(大和の三角点を尋ねてより抜粋)上田倖弘著
所在地 奈良県吉野郡十津川村大字内原字旧部中赤井谷268番地

涅槃岳からはダンダンと道が険しくなり出す。
途中のヒメシャラの幼木帯は美しかった
疲れだした頃登る証誠無漏岳1301m、山頂から太尾根経由で奥八人山、中八人山と八人山に登ったのは2007年の12月記憶に新しい

http://www.syotann.com/hatininyama3.html

証誠無漏岳1301mからの中八人山登山者は少ないのか、中八人山方面の踏み後は少ない
私の経験からするとこのコースは高津川や石仏山コースよりは分かりよいと思うのだが、ブッシュもこちらの方が少ないかも

山頂と中八人山の踏み跡道取り付き

 

持経の宿まで後一山、阿須迦利岳1251mを越えればいい
だがこの証誠無漏岳1301mと阿須迦利岳1251m間はスズ竹が茂り、キレットがありと○危が続く
 
阿須迦利岳は
石楠花、ツツジと綺麗に咲いてはいたが写真はなかった
持経宿まで600mの下り、木の根の出た道はよく滑る。疲れも出だした。持経小屋が遠く感じるのはこのためだろう



コースには花が多い。
緑とのコントラストが美しい
持経宿に着いた。持経宿に上がりユックリと1時間25分の昼食休憩、少し体力が回復した。
マッチャンと二人でくみ置き水を水場まで汲みに行きお礼の気持ちを表した
水は林道を400m下った所にある。この小屋管理は新宮山彦ぐるーぷです
もちろん小屋利用誌納金は忘れなかった。

 

小屋横の金剛童子


小屋内に熊と出会ったときの注意書きがあった。写真で張っておきたい

午後編に続く

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