弥山川ルート

熊渡りから弥山川ルート、狼平からカナビキ尾下山

2008/07/01
ショウタン+3人
弥山川ルートは危険度の高い弥山登山ルートです。途中ハシゴ有り痩せ尾根有り、急登、岩と変化に富んだルートで
中級以上の技術と体力がいる。このルートを弥山まで2回、狼平まで3回、河原小屋まで1回、河原小屋から狼平1回と経験を積んだコースですが
1度一の滝上でチョットした油断でスリップ、擦過傷を負った友人と下山した事がある。安易に登るコースではない
今回も友人に参加のお誘いを受けマタマタ弥山川コースを楽しめたが、この時期は水が多く右岸左岸と渡る渡渉に苦労した
四時半と早い時間に岩出市を出て、天川村の川迫川沿いの国道309号熊渡を6時45分登山を開始する

コースタイム

熊渡り06:25ー白川八丁07:00ーガマ滝07:30ー1の滝09:15ー横ハシゴ10:17ー双門の滝テラス10:45ー河原小屋12:20〜12:52
桶ノ谷出会い14:14ー狼平14:38〜14:55−ナメリ坂、カラビキ尾根分岐16:00〜16:11ー金引橋登山口17:13ー熊渡り川迫橋17:43
総時間
11時間18分



熊渡りを6時25分登山開始、4人中3人はこのコースは経験が数度有るが1人は初めて、登山を始めて3年目、経験を積んで
そろそろ中級の域に入ろうとする方の経験登山でもある今回は梅雨時で水量が多く難易度はヤヤ高かった。遡上はユックリと慎重に登った

熊渡りから川迫橋を渡り林道を30分進むと左手に白川八丁への分岐がある

 

河原を25分程度進むと右岸にルートがある。ここからしばらくは木が張られた橋が数カ所有るがこの橋は湿る
油流しだ
よく滑る。今回も例外ではなかった。注意はしたがオットット、アブナイアブナイ

  

ダムを右手に見てトサカ尾をヘツルように進んで行く、
木の橋はとにかく油断ならない





やがて橋が流され高巻くがこの高巻きも橋が流された頃よりは数倍登り良いルートになっていた
やがて河原に出て左岸に渡渉するがこの最初の渡り返しは水量が多いとどうしようもない。飛び石は完全に水没、靴を脱ぎ左岸に渡った
オー冷たい、弥山川は本当に綺麗で冷たい水だ




ルートを確かめながら登る。やがてルートは難易度が高くなって行く。

 

滝の音が聞こえ出すと正面に1の滝2の滝の二段構えの滝が正面に現れる
水量が多い、見事な姿を見せる2つの滝に圧倒される



滝横の吊り橋を渡っていよいよ急傾斜のルートが始まる

 

 いくつかの階段を登り、細尾根を進む、○危コースの連続だ
階段が初めて下りになるとその下が双門の滝のテラス
水量が多い双門の滝は見事だった
小休憩して、さらに登り切ると見晴しの良い展望広場にでる

 
 

ここから先日登ったバリゴヤの頭や稲村ヶ岳、大日山が美しい

広場から下りが始まり河原に出たり右岸を高巻いたりと河原小屋に進む
途中三鈷滝(サンゴタキ)が轟音と共に落下する。水量の多いこの時期の滝は見事だ
途中河原で小休止したり景色を楽しんだりとユックリと登る

 

小屋下の河原で昼食休憩、一息つく間もなく狼平に向かう
ここから、左岸右岸と渡渉するが、どの渡渉もルート取りがややこしい
踏み跡が消えたり、行止る

行止ると反対側を見ればよい、川向こうにルートがある

 

桶ノ谷出会いが来れば狼平は近い
吊り梯子はパスをして左側を巻き(巻きルートがある)、聖門滝のトラバースを渡り、二〜三度ほど右岸左岸と渡渉すると
正面に狼平の吊り橋が現れる。


 

聖門滝



狼平で一休み、下山は高崎横手から鍋の耳、ナメリ坂と下る
途中のオオヤマレンゲが美しい、
 

頂仙岳を巻きナベノ耳付近で河原小屋に下るルートを確認して、ナメリ坂下のナメリ谷上からカナビキ尾を下る
このルートは出来てからドンドンと登山者が増え踏み跡が道となりダンダンと歩き良くなってきたが、滑りよいルートである事は変わりない

鍋の耳付近とナメリ坂付近

 

カナビキ尾分岐付近

 
カナビキ尾の杉林は間伐が進み明るくなり、少し残っていたスズ竹も完全になくなり明るくなっていた
只、こんなに多くテープを打たなければならないのかと思うほどテープが打たれていた
少し過剰ではないかと思いながら、10年ほど前に自分が打った虎マークが残っていた
途中綺麗に咲いた紫陽花に見とれながら、金引橋登山口から林道を熊渡りまで30分快適に下った





マタマタカメラのカードの入れ忘れショウタンは同行者から全ての写真を提供して頂いた
有り難うございました

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