水吞宿跡 松平集落跡 玉置山
2021/07/25
新宮山彦ぐるーぷにて
12人

ヤマレコ地図にリンク 
新宮山彦ぐるーぷでは、南奥駈道靡き場所の確定と靡き場所に看板を設置している 
今回の水吞宿跡は行者様も訪れる事が少ない所で、奥駈道から離れ道も未整備状態です
今回は道標確認と靡き看板設置の目的で13人で行いました

西宮、堺、和歌山、新宮方面から玉置辻に9時に集合して、玉置辻から南奥駈道を大森山に向かって入る
林道を少し入れば、石柱道標が出て斜面トラバースで向かう
雨など降れば林道からも行ける。今の所林道終点下に道標が出る
  
林道入り口のお地蔵様と林道から奥駈け道に下る所

斜面をトラバースで歩く
 

林道と出会う所に古い道標と新しい道標が立つが、古い道標は順峰で案内が有る
その先で水吞宿と奥駈道分岐が有り、石柱と山彦の道標が有る。見のがさないだろう
 

水吞宿跡へは訪れる方は少ない
踏み跡はシッカリあるが、やや細く途中に道標は少ない
  この道標から鋭角に斜面を下る

やや激しい斜面に成る
斜面岩下にルートが有るが、やや難路です
ここを超えれば、先のオオタワが水吞金剛、水吞宿の跡です
  

私は二回目ですが、以前より美しくなったように感じました
幾つかの石柱とヒデなどが置かれていますが、奥駈道沿いの靡きよりはるかに少ない
奥まった靡きだ
  

付近の設置、靡き看板設置、勤行で引き返します
帰路は岩下を通る 奥駈道、水吞宿跡分岐

林道と奥駈道出合 

林道出合から友人と二人で林道を歩いてみました
状態は良く歩きよいですが、雨以外は奥駈道が良いのでは、距離はほとんど変わりません

玉置辻に帰り、奥駈道下(鳥居下)の林道から松平集落跡探索に向かいます
  

道はフラットで状態も良くここだけはルンルンでしたが、歩くのが遅い私は何時も最後尾です

  

林道から階段が斜面にかかります。
近畿自然歩道の続きです
松平集落は、玉置神社の神主の墓などある神社と松平は深いつながりが有ったようで、沖崎代表は、この道跡が松平の通勤道やと笑わす
水も豊富にあった集落のようです。谷の水は豊かでした
林道下に近畿自然歩道が続きます。下に道標が見えましたが、現在は荒れているとか

近畿自然歩道地図にリンクします

途中の玉置川(たまいがわ)から歩くと一日で玉置山に行けそうです。
健脚なら林道利用で玉置川に周回できそうです

林道終点は松平集落で、ミツマタの群生は広くて大きい
和紙をすいていた名残だろうか
山側斜面は民家跡や墓地などが有り、下に田の跡が見られた
   

ミツマタの群生と道跡 石積は多くあった
村中央に池が有り、湧水や谷沢は近くにない所から、付近の滝からトユや竹筒等で水を引き込んでいたのだろう

  

村上に墓地が見られた
 供養塔 

歴代神主の墓標が有った
安土桃山から江戸後期までの墓標だ
最上部にやや高い石積みは寺跡かも知れない
そこまで行く体力は切れた
 

詳しく調べられた村影弥太郎の集落紀行をお読みください

最後の住民は昭和33年で、住人は玉置神社の神主様だとか、こんな村こそ世界遺産として整備保存してほしいと感じた

そんな村跡をウロウロ

階段下で昼食をして、階段から近畿自然歩道、松平村民の通勤道( ´艸`)を登る

通勤道は状態は良いが、クネクネと傾斜が有る
危険場所などは無いが、汗は滴った
  

玉置神社社務所の下に出る。
神社に近づくほど、桧や杉、雑木は巨大になり古の観が広がる。ハーフー しんどい
   

神社本殿の下に出て、社務所に着き、会員の神主様に今日の報告をしていたようだ
私は、一人遅れて到着した
本殿の階段には姫蓮華や苔等手つかずに有る

  

社務所前から上を見れば巨木杉が多い
それぞれ命名されているようだが、私は見に行く力が尽きた

会員は、山頂に靡き看板を設置に向かうが私は行かずに、本殿と夫婦杉、神代杉を訪ねた
  

まだまだ古い杉が有るようだが、見に行く体力は切れた
皆さんの下山を待って、奥駈道を玉置辻に下る

  

道は良いが油断大敵、下は垂直の状態です
木の根や、石車には注意がいるだろう

途中に犬吠桧が有り伝説は大津波の話です
アメーバーブログに書かれていました 




伝説とはいえ、東南海や南海地震は何度も起こり、海の見える玉置山からその恐怖を表したものかもしれない
今は、桧は枯れ、吠えて危険を知らせた犬が桧の下に眠っているとか

慌てずユックリと玉置辻に下る
先着した皆様は、玉置辻表記が無い玉置辻に看板設置をしていた
玉置辻には、10台程度の車が置けます
松平集落、階段から玉置山、犬吠道の奥駈道周回など、楽しい登山ルートとして組むことができます
又、完治した足が戻ればチャレンジしてみたい

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