岩室山から白倉山、明神山、有田市の山を周回 2011/03/30 単独 |
小原 コースタイム 宮原町須谷09:05-石室山三角点09:56-石室城跡10:04-白倉山11:43〜12:11- 小原峠13:44-明神山14:33-下中島15:30-宮原町須谷16:36 総時間7時間31分 |
有田市と言えば高校野球ファンなら、箕島高校を思い出す方が多いだろうが、漁業と農業が盛んな町だ 漁業では太刀魚の水揚げが日本一と言われている。 農業ではミカンが特に美味しく今回登山口に選んだ宮原町はその中でも特にブランドが高いと聞く そんなミカンの町のダンダン畑の上に岩稜を剥き出した岩室山274mがそびえる この山の山頂は山城だが岩稜上に徳本(とくほん)上人連行の場所がある 山頂は山城公園だから車で行くと5分で山頂に立つが、ショウタンはマイコースでテクテクと歩いた |
有田市役所前から有田川右岸を宮原町須谷に向かう。道は一直線で綺麗だ須谷の入り口に岩室城登山口の看板がある 途中の福勝寺で駐車場所を地元の方に訪ねるが路駐しかなく、地元の方が進める場所に路駐した 山頂下の駐車場まで車で行ける道標があるが、ショウタンは地図でマイコース、西の支尾根から取付こうと、農道を歩く ここを左に 西の尾根から登るにはモノレールに沿って直登も良いが左手に農道有り、その途中から古道が測量されいるのが見つかる。すぐにミカン畑に成るが、尾根中央を目指して登り、防風林を越えるとそこに又古いモノレールがそれに沿って山頂を目指す モノレールが終わる頃自然林の急登だが30mも登れば戦争慰霊碑の前に出る 慰霊碑からは岩稜尾根を三角点に向かって東に歩くが景色は最高だ 途中に徳本上人の修行の場があり、見事な岩稜上にある。 コノ岩稜は10年前頃まで人気の岩ゲレンデだったと言うが、今は登る方はほとんど無いと下の畑の持ち主が言っていた 面白いコースが取れそうな岩肌が剥き出す。 四等三角点 岩室山 265.5m 四等三角点にチップがはめ込まれていた 城跡は東側にあり整備が進み綺麗な公園だ 徳本上人連行の地 山頂の城跡 徳本上人直筆の名号石 |
城跡から農道に下り白倉山に向かう 白倉山454.8m下の農道から登れば簡単だろうが、極力尾根を歩いた 写真の有田みちくさハイキングクラブの看板が出た少し先の、ミツバチの巣が置かれた地点から尾根にはいるが、 モウルンルン、長峰山脈の風力発電の所までは、本当に整備された境界尾根だ 風力発電塔からはヤヤ境界尾根は未整備だが、小道がありルンルン 尾根先付近でブッシュになったが、イヤなら右手畑の道を歩けば問題はない 読図を楽しめる地点だ 白倉山↓454.8m 四等三角点 白倉山 正面に白倉山が見える 少し雑木と羊歯が在るが、私にとってはルンルン、テープが打たれて賑やかだ 山頂には四等点が鎮座する 30分近く昼食休憩で、明神山に向かう 境界尾根を西に下るが地図上では岩稜がある 先ず右手から下ろうと、アラ お稲荷さんが祀られている どこかに道が有るのだろうが??分からない その横の洞穴に人がいるようだ 野宿の形のベッドがあり焚き火跡も新しい 下って行くと、岩稜に大きな穴があちこちにあり 落ちないように防護策があるがこれは古い 何だこれは 鉱山跡だろうが銅が出そうでもない、さりとて金でも無さそうだ そんな疑問を、山友の寺ちゃんにぶつけると、何とHPから探し出した 難しい石が取れたそうだ。 地元民は朝鮮半島から来た方達が働いていたと言う 取れた物は石だと言ったり ある人は知らないと言う 特殊な石がとれたようだ (1)炉材珪石 これは、チャート質の角礁と聞を充填する白色石英からなる。丹波帯・三波川帯・秩父 累帯中に分布する。 丹波帯;この帯のものは丹波珪石として有名で、高ケイ酸低アルミナ質である。 三波川帯;白倉鉱山(和歌山県海草郡下津町)で採掘されたことがあり、鉱床は堆積源の 石英と変性作用による分泌脈の石英からなる。 秩父累帯;和歌山県有田郡湯浅町北方に分布し、緑色岩類・チャートにともなれる青白珪 石である |
車道まで下り、少し南に降り境界尾根を西に入る 入り口は、オヨヨのブッシュに見えるが、ほんの少し、ウバメガシの木の下はルンルン小径が走る 地図通り林道に出て、少し歩くと二台の車が廃棄された所の先から又境界尾根にはいるがこれも道は最高だ 別荘地に出る 別荘地内は車道を歩き又尾根に戻る ここまで来るには少しは葛に悩まされるがほんの少し、イヤならすぐ横がミカン畑や廃農園だ 四等三角点 小原峠357.2m 途中の三角点を確認して小原峠に出る。少しブッシュ気味だがスイスイコースだ |
小原峠でコンパスを取らなかったのが悪くコースを誤った おまけに竹藪内はヒドイ状態だった ミカン畑に飛びだした アラ 尾根を外している 目視で正面の尾根に登り返しコースを修正した |
車道に出て途中から林道に入り鉄塔道標から明神山に向かう 小道があり状態がよい」 一つ目のピークは巻道が有るが山頂を通った 山頂はトゲのある木がびっちり 、アイタタタだ |
ビッチリと笹が生えた山頂が明神山ピークだ 明神山は明神様が祀られている 西側尾根には400段の階段がありナカナカのコースらしい この山一山なら西側からが面白そうだ 下山して車道を歩く事を考えれば、登山口に近いに越した事はない とにかく近道尾根を下山した 畑に出た。そのまま下ろうと思ったが、ブッシュがひどそうだ 農道を利用して、ミカン畑内のモノレール沿いを下って行くと、消毒中の女性が畑内の小道を教えてくれた |
下中島から車道に出て、最短コースで車に帰った ナカナカ変化に富んだコースだったが、好き者ならではのコースだが、岩室山や白倉山の岩稜は見事だ 明神山は機会を見て西側から登り、明神さんに手を合わせてみたい物だ |
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ショウタンの山歩録地図について 「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図 画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。 (承認番号 平21業使、第652号)」 |