西大台ヶ原
西大台利用調整地区から笙ノ峯往復
2010/09/29
2人で
コースタイム
P09:23-入り口09:30-開発分岐11:28-展望台11:50-垰12:26-笙ノ内13:55-逆峠15:17-開発分岐15:51-七ッ池16:45-P17:45
総時間8時間22分
西大台と言えば大台ヶ原で有名な大台教会のある所だが此処は過剰利用のため山や道が荒れ利用を調整された
この地区に入るにはレクチャーを受けなければならない

その手続きは少しメンドクサイが今回同行の川の案山子さんが行って下さった
手続き順は、上北山村役場ホームページに乗っている
役場の方は親切で電話対応にも応じてくださり分かりよい説明をして下さる
人数制限等もあるので予約は早い目がよいが日本一の降雨地帯、ソノ日の設定は難しいが雨が降れば苔は最高の美しさを見せる。
又レクチャーは基本的な事だが初めて山にはいる方などは山歩きの基本が分かるだろう
私達は少し時間があると小処温泉道の出入口から少し笙ノ峯尾根を歩き三角点笙ノ内を探索した
コノ尾根も素晴らしい尾根で滝口尾根や大峰山脈南部の見晴らしは最高だった
レクチャーは平日は8時半から土日は7時半からと聞く
西大台ヶ原は駐車場より下部の広いなだらかな部分で比較的湿気が多く苔は美しい
鹿の被害も少なく又過去の開発から逃れ比較的手つかずの状態だ
コースはレクチャーで頂くパンフで決めればいいだろうが、私達の歩いた軌跡を参考にして下さい
逆さ峠から先は利用調整区域外だがトラバース道はヤヤ荒れ気味で、初心者は怖いと感じる部分もあるだろうが、コース目印は完璧にある。 
西大台利用調整区域は下手だが私の写真のスライドショウで感じてください
その先の調整区域外を少し書いてみよう
スライドショウにリンク

監視人の女性に左回りで探索します。最終は逆さ峠ですと口頭で登山届けをして入山、
入山口には外来種を持ち込まないように靴の裏の種を落とすためのマットが引かれている
私達はそれは常識と靴底はきれいに洗った物を履いた
エリア内は道標だけ有るがコースは極力自然のまま、昔作った吊り橋などはそのまま在るが川の渡渉やコースはほぼ自然のまま
よそ目をして大きく尻餅をついたショウタンはそれが原因でしんどかった事、侮るなかれ西大台ヶ原でした

 
綺麗な森は自然のまま、少し昔の過剰利用の跡が道に残っている
突然川が逆流する感覚にとらわれる所が逆川で少し錯覚を起こすだろう
吊り橋を2度渡り開発分岐点からワサビ谷の川を渡渉して展望台に向かう
古い階段が出る
ロープに沿って広い尾根を登って行くと最初に展望台が出る
展望台と言っても木間が開けただけの処、ここから大台ヶ原の観光スポット、大蛇ーと岩登りで有名な蒸篭ー、不動返しー等が見える、これは夕日の頃光の加減でモット綺麗だろうと感じた。予想は当たり二ツの違いを見てください

逆光気味
 

帰りの順光で写す


左手に西の滝の銚子口が見え滝の音が聞こえる
次の丸いピークの端に小処温泉側の出入り口があった

 此処ここから道は尾根下をトラバースして急傾斜の尾根先をクネクネと廻って続いている。??、地図では1411mのピークが逆峠??、地図の間違いか、イヤイヤオカシイ
とにかく行ってみようと案山子さんと相談、此処まではほとんど地図など見ていない
此処はどの辺だ、分かりよい地点までトラバース、大きな垰の処で地形が読めヤレヤレ
やはり逆峠は1411m地点だと結論づけ、とにかく飯だと地図とニラメッコの昼食、案山子さん向こうに三角点があるね
行ってみる。で話は早い、小処温泉と書かれた看板に沿って山肌のトラバース道を三角点に向かった

←このような道標が有る
トラバース道は細くやや歩きにくい
一部手を加えられているが荒れた方が多い道だ
地図では尾根通しに道があるはずだが道標に従った
地図では三角点に直接上がるには傾斜が有りすぎると途中のヤヤ傾斜の緩い尾根を登り尾根から三角点に向かった
 
次のピークが三角点さと自信たっぷりのショウタン アレレ 無い、一つ間違ってしまった
小木のヒメシャラがピークを囲った山頂に三角点笙ノ内が鎮座していた
昭文社地図には笙ノ峯とある。尾根名か??

 
三角点銘板にも案山子さんが、私は川の案山子と笑う同行の案山子さん

基準点コード TR35136200401 
点名 笙ノ内 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 伊勢−大台ヶ原山 
測地系 世界測地系 
緯度 34°10′23.912 
経度 136°03′10.8606 
標高 1317.05 m
基準点現況
現況状態 状態良し ヤヤ露出
所在地 奈良県吉野郡上北山村大字小橡字重兵衛667番地 
選点 明治36年6月30日
ここから南大峰山脈が素晴らしい眺めだ、
 
帰りは地図の波線道通りに帰ろうと尾根を引き返す

途中で見えた滝口尾根は行きたい度が高まる綺麗さだ、ピストンか車二台の縦走か、悩ます峯は美しい
 
昼食の垰から尾根を登りこれ又国土地理院地図の波線道を登り逆峠に向かう
一汗流す
ピークは広く特定は難しかったが一本のテープが巻かれた所を峠とした

峠は調整区域の境目、一歩たりとも道から外れないようにとレクチャーの先生
此処で真剣にコンパスを合わせ、小さな尾根を特定して、往路に記憶した地点に向かう
1mの狂いもなく立ち入り禁止看板の外に出た。
指定区域内の禁止地区に一歩も踏み込まなかった事を2人で確認してニコだ ショウタンも真剣に地図読みすればこんなものさ
 

少し時間を読み間違った 5時には駐車場に戻れるはずが遅れそうだ
綺麗な景色もソコソコに、西大台を急ぐ 急ぎすぎてステンと転んでアイタタタと二度目のスッテン
西大台は周回路はお世辞にも歩きよい道ではない 侮る無かれ西大台ヶ原周回路
 
日暮れは早い、薄暗い散策路の上を車が走る
後少し
途中に用足し場が有るがトイレではない
簡易便袋が置かれ用たした汚物は自分で持ち上がり指定場所に置こう
 
誰もいない駐車場に帰ったのは5時45分 薄暗い大台ヶ原はもう肌寒かった
山頂で帰り準備をしていると、係の方が来て色々な事を教えて下さった
やはり熊が多くなった。大台ヶ原にはいないが、小橡や又剣山その下付近は熊の巣だと言う
本当によく見かけるようになったと教えてくださった
又暗くなった大台ヶ原ドライブウエイは鹿が非常に多くウロウロとしている
車の通行は鹿注意だった
戻る
トップに戻る
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平21業使、第652号)