大所山(百合ヶ岳又は大處山)
1345.8m
下多古川バリエーションルート

2009/03/01
山歩隊+3人
登山略図

承認番号 平20業使 第543号
ルートは下多古から琵琶の滝、中の滝、斜爆の滝と下多古川を上り、斜貘の滝上からP1401mを狙い登る
この登りはまるで人の気はない痩せ尾根ルート、五人は力を合わせ登りきった
石楠花は行く手を阻み、枯れ木はジャマをする難ルート、尾根に出ると春のベチャ雪は服を濡らし踏み跡を隠す
一度五番関から尾根ルートを歩いたがモウその記憶は薄い(その時の記事)
8時半に下多古奥のヘリポート手前の路肩に駐車、(ヘリポートに止める事は出来いない)正面の階段から取付く
琵琶の滝までは良く整備されたハイキング道だ。多くの方が通られるのか踏み跡はハッキリしていた
地図で参考ルートと入れた所にも踏み跡があり参考ルートの尾根を大所山(百合ヶ岳)に登る方も多そうだ
琵琶の滝までの沢もメチャ綺麗でした。特に水量の多い今日は見事な沢とかしていた

          

沢の景色を楽しみながら吊り橋を渡り、沢沿いを捲き上がると正面に四阿が現れその正面に見事な琵琶の滝が現れた
雨上がりの今日、水量の多い琵琶の滝は見事だった。
四阿で一休み、滝を堪能して次の滝、中の滝に右岸を高巻き、琵琶の滝の銚子口を見て沢沿いを登る

       

面白い看板の横を登り、祠の先に銚子口はある
 
銚子口から見た中の滝

昨夜の雨で斜面のトラバースはよく滑る、少し緊張しながら登って行く、
沢を渡渉したり、岩を乗り越えたりとしながら登るが濡れた斜面、岩 石はよく滑った
 
正面に中の滝が現れる。これも見事な滝でしばし見とれる。ここも動画で載せておこう

さらに登り詰めると斜貘の滝が現れる。この付近に来ると深山の感じが漂う見事な沢となる    

滝前で一休み、横を捲き上がりコースを読む
目指すは1401mの尾根ポイントだ
滝上で5人はそれぞれ位置特定をして意見が一致、地図上で一番傾斜の無さそうなルートを見て取付く
最初は斜面だがダンダンと尾根になりその尾根が痩せだし切り立ってくる。おまけに石楠花は行く手を阻み、枯れ木がジャマをする
昨夜降ったのであろう春先のベチャ雪が頭に落ち、枝の雪が体を濡らす
カッパなど着て登れる物じゃない。先頭でコースを開いた登りが得意のショウタンはモウずぶ濡れだ
          

          

ダンダンと雪が出だした。慎重に登りきるとP1401の少し東の平らな部分に登りきった。ここでも5人で位置確認、地図読みは楽しい
広場で30分の昼食タイム、少し暖かいお茶を入れるが濡れた体は温まらない。少し古いタイプの速乾燥のタイツと下着、ブッシュで服を破く事が続いているショウタン、反省反省、乾きが遅い

          

ここからは石楠花が凄いブッシュで笹もイヤだがシャクナナゲほど行きにくい所はない
大型動物も流石に石楠花ブッシュは嫌うようだ。あまりコースが出来ないのが石楠花ブッシュだ
早速踏み跡は雪が隠し石楠花が行く手を阻むが、ああでもないコウでもないとコースを見つけながら進む、時間が係る
以前自分で打ったマークも残ってはいたが記憶はない
          
10m程度の垂直下りが出た。シマヤンがコースを開く、私は下りが苦手だ

          
後でここは捲ける事を思い出す。マダマダブッシュが続く、イヤな雪だ、このコースの難所が出た
以前はここも右手を捲いたが今回は雪で手がかりが難しい、仕方なく補助ロープを手がかりに20m程度?直下した

ここからは自然林の素晴らしいルートだ、少し風が出だした。カッパで風を防ぐが濡れた体は冷たい
服に反省を込めたが後の祭りだ、ソウルさんはグローブが甘いと嘆きだしたが、機転の効くT女、代りの手袋を出した
山は助け合い、励まし合いの、非日常の場、団結が一番の力となる
山頂までのなだからな広尾根は本当に綺麗だった。

         

                                    山頂で記念撮影
                         
三等三角点大處山の記

基準点コード TR35135375501 
点名 大處山 
種別等級 三等三角点 
成果状態 正常 
地形図 和歌山−山上ヶ岳 
測地系 世界測地系 
緯度 34°18′08.2502 
経度 135°56′46.3712 
標高 1345.84 m
基準点現況
現況状態 良好
所在地 奈良県吉野郡川上村大字下ヨタ古字大処476−1−3 
軽く行動食を入れ、北東に尾根を進むと12〜3分で写真のマークが現れ植林内をテープに導かれ下山した
このコースが一般的登山道だろうか踏み跡とテープは見事な物だ。下り直ぐに見晴らせる場所が有った。
大台山脈、勝負塚山と展望が有った

           
クネクネと植林内を下って行く、1時間10分程度の単純な下りはイヤの物だが会話の楽しさがそれを忘れさす   
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