猫電車に乗って
大旗山から野尻山、鶏冠山
2011/11/08
単独

大池遊園駅〜鶴者峠 1時間35分 鶴者峠〜大旗山 25分
大旗山〜馬路峠 20分 野尻山ピストン 40分 すり鉢池〜大旗山 30分
大旗山〜大谷峠 1時間 鶏冠山-大谷峠-駅、1時間20分
総時間、6時間33分
和歌山市東部を走る和歌山電鐵貴志川線に乗ると、鶏冠山や大旗山が見える
何度か登った山だが、和歌山電鐵大池遊園駅から、忘れられたような古道を通って、大旗山に登り、馬路峠(ばせとうげ)に出て、野尻山のピークを踏み、これ又忘れられた古道をすり鉢池から、大旗山に引き返し鶴者峠から大谷峠に向かって鶏冠山をピストンして、大池遊園に帰った
今回登ったルートは孟子のお不動明王にお参りするための古道で、私も何度かこの付近の路を父に連れられ、お不動様にお参りしたものだ
今から思うと、小学低学年で、15km位歩いたのだろう
  
時刻表も調べないで、和歌山駅に行くと丁度タマ電車が止まっていた
タマ電車に乗って大池遊園で下車、ワンマンカーのタマ電車の運賃は320円だ
大池遊園付近は駐車スペースがまるでない、久々の電車登山だ
下車して大池遊園方面に向かうが、私の子供の頃の賑やかさは、まるでない
鶏冠山を正面に見て、国土地理院に載る道から、古道の尾根路に乗るコースを探すが、地図道は分からない
それもそのはず、地元の高齢な奥様達もわすれかかけた古道は、モウ通る人は無いと言う
一人の奥様の家の裏から取付かせて頂いたが、モウそこには道は無かった
  
とにかく尾根に出て、羊歯ブッシュを漕ぐが、道跡は分からずマイッタネ
とにかく、射撃場に向かって下る
  
射撃場の横から尾根に取付くが、古道跡はあるが雑木がジャマをする
ユックリと尾根に乗るが、猪囲いの金網が尾根に走り歩きにくい
金網沿いを進、途中に猪脅しのガスで爆発音を出す装置があった
側を通る時に耳を塞いで通った。
秋に田舎で爆発音がするのはこの装置だ
猪が鉄砲と間違って、畑を荒らさない
  

結果、取り付きは(ピンクの→道から入り)車道を通り、射撃場に出て尾根に取付くのが良いだろう
私の取り付きコースは、まるで無駄歩きだ
ミカン畑の猪囲いが終わると、尾根に小径が走り、地積調査がなされ、路が整備され歩きよく
時たま登山者が通るのか、テープが見られた
  
途中で地積調査のためか、山頂の木が切られ見晴しは最高な地点があった
地図用の測量点が新しい
@ A

測量テープもあるが登山者テープもある
@の写真の所で尾根を間違い引き返し、Aの写真の所で少し迷うが、尾根通しがコースだ
とにかく鶴者峠に出た
  
道標に従って大旗山(揚柳山)に向かう
途中で紀ノ川市が見晴らせるが、人手が入らないと、直ぐにブッシュになってしまうのがこの付近だろう
道成りに登る
 
山頂は切り開かれていたが、三角点の測量のためのようだ
この山は古城跡で歴史的な意味のある山と書かれていた
面白いサイトが有ったのでリンクしておきます

基準点名 揚柳山 
北緯34°11′07″.5300 東経135°16′47″.6839 標高244.65
所在地 和歌山県海南市孟子字大谷1139番
  
山頂で昼食を済ませ、馬路峠(ばせとうげ)に向かう
馬路峠までは、古道がハッキリとあるが、後少しで馬路峠と言う所で竹藪に捕まるが、廃棄農園内から下れば上手く道に出る

  
登山口目印↓
  
馬路峠の車道に下り、正面の廃道風農道から、野尻山に向かう
直ぐに畑跡に植林が出て、そこから尾根に登り、野尻山に向かう
廃棄されたような竹藪縁を通り、本当に急な傾斜を登りきると、そこが野尻山だ

  
 
山頂を踏んだだけのピークハント、往路を馬路峠まで引き返し、車道を西に下ると左手に、小さなため池がある
すり鉢池という、その前の電柱に、大旗山登山口の古いが案内がある
  
極小さなため池もある ↑
この池の堤は野草がイッパイだ
古道跡があるが、歩く人も少なく、登る程に路が不明瞭になるが、そのまま登れば、道標の地点に登る↑

 
  
大旗山に引き返し、鶴者峠に下り、鶴者峠から伊太祁曽、大河内方面に向い下る
途中で少し道が荒れていたが、通行には問題はない
右手に池が表れると、そこからは農道
大谷峠に向かうが、車道より波線道が面白いと、波線道にはいるが、途中で廃棄農園に出合い、猛烈ブッシュで、引き返し車道を歩く
 
車道 ↑                       波線道の農道

分岐は上下二段の形
  
大谷峠から鶏冠山はピストンだ
ここも三角点測量がなされ、山頂の木は切り取られていたが、測量隊は山名版を掛けた木を残していた
嬉しいね
 
大池方面に下る途中で、朝であった奥様と再度出会い、立ち話
貴重な話を聞かせて頂いた

鶏冠山は、土佐からの落ち武者がこの地に住み、現鶏冠山から土佐を眺め、土佐が恋しい と言ったとか
これが訛り、土佐が恋しい 鶏冠山 と変ったという
山容自身も細い尾根は、鶏の鶏冠のようだ
この山に登ると、罰が当たるという伝説は、山の西側の住民の話
マア、何らかの歴史がある山なのだろう

基準点名 奥山 
北緯34°11′56″.7281 東経135°16′32″.1103 標高167.41
所在地 和歌山県和歌山市山東中字奥山596番1
大池遊園駅まで、景色を楽しみながら歩くが、村の中央にある、庚申さんは今も村人に祀られていた
 

大池遊園は私一人が乗客だ
いちご電車が到着した
人気の電車に、どこかの国のギャルが、わいわいガヤガヤ
プリーズ、ホトと御願いすると、二人はポーズを決めて、ニッコリと笑う所は、旅慣れた二人のようだ

いちご電車は人気の電車、こんな出合いも山は楽しい 汗
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平23業使、第2号)」