かつらぎ町、三重の滝から
大石ヶ峰、860m〜和泉葛城山一等三角点865.7m〜成高峯809.7m
周回バリエーションルート

2008/10/16

単独
以前から気になっていた古道と滝がある。かつらぎ町四郷の里、下津川渓谷にある三重の滝(さんじゅのたき)、その入り口から大石ヶ峰に登る古道だ
国道480号線を北に鍋谷峠に向かうと途中に一言主神社の道標が出る。ソノ一言主神社の横に三重の滝がある

三重の滝(さんじゅのたき)
紀の国名水百選の一つ。大字平の下津川の渓谷に入ったところに一言主神社が祭られている。
境内の後方には上から聖宝ノ滝、不動ノ滝、潮ノ滝がある。
そのうち不動ノ滝が上段・中段・下段と三段になって流れ落ちることからこの名で呼ばれるようになった

とある
 
コース図

コースタイム
一言主神社10:00-東海自然歩道11:17-大石ヶ峰11:56-一等三角点葛城山12:23-12:43-三塚13:16-成高峰13:40-下山14:47
総時間
4時間47分
一言主神社入り口の古道から大石ヶ峰に登る事を思いついてもう5年が経つだろうか
秋晴れの中単独で登ろうと家をスクーターで出た。一時間のツーリングだ
国道480号線を、つるし柿の名所、四郷の里に入り道標に沿って一言主神社に向かう
古道は、神社入り口の道祖神の上から続いているが、一言主神社に入り滝の横から取り付いた
見事な三段の滝、不動の滝だ。ショウタンは銚子口を見たく滝上に登ってみた

神社観光案内と銚子口

 
滝下の橋を渡り無理矢理尾根に取り付く、道はないがヤヤブッシュの中に動物の踏み跡があり案外登りよい
慎重に銚子口に下ってみたが銚子口からの写真撮影は危険と感じ止めた
元の尾根に帰り、東に向かいながら古道に出会うように登ったが、途中で植林の中に古い畑の跡や高野槇が植えられた畑跡に出くわし
古道は分かりにくい、これなら道祖神から登れば良かったと反省、尾根を直登に切り替えた

 

高野槙の木が植えられた付近でウロウロ、直登に切り替える
登って行くと古道と出くわしたヤレヤレ

 
植林内の古道は分かりよいが、植林時の道に出くわすと尾根に準じて登っていった。コンパスは途中で右を指すがエーイと直登
直登にも踏み跡の道があった。790mを越えた付近で東海自然歩道と出くわす。ここまでのバリエーションはそう難しくなく拍子抜けする

古道跡と東海自然歩道であい

 
東海自然歩道を越え、そのまま尾根に向かって登って行く
途中からオフロードバイクが登るのだろう道が砕けタイヤ跡が無惨に山を削り取っている
尾根に出ると標識があり、これに沿って山頂に向かうが、山頂に近づくにつれ山はバイクで見事に荒れ果てていた
植林の中の大石ヶ峰、傷ついた木の根が痛々しい

 


山頂で一息入れ、一等三角点葛城山に向かう。
尾根を西に向かうと電波塔の裏の道の真ん中に三角点がある

 

三角点の記

点名 葛城山
等級 一等三角点
緯度 34°20′50.7531
経度 135°26′33.6563 
標高 865.68 m
所在地 大阪府岸和田市大沢町字太古丸2257−2番地 
選点 明治18年12月
埋標 明治36年8月29日
観測 平成10年12月10日

三角点で昼食
日の短いこの時期急いで成高峰に向かう。尾根通しで行こうと、三角点下の東海自然歩道の出会いの下の電信柱横から巻道がある


これを通り、電波塔の尾根を通り三塚に出ようと行くが電波塔裏は棘のブッシュ、これを抜けたが、尾根上には熊笹が、これは時間が係ると
西の道に出た。

電波塔と電波塔裏
 

(後で気付くが、巻道が電波塔取り付け道に出る所に、電波塔の東側を捲く道があったようだ「未確認」)
三塚に出て真ん中の林道を進むと成高峰の尾根先から登れるが踏み跡はないようだったのでどこか林道から登れるだろうと進むと
小さな尾根に、取り付きがあり直登する。これが又きつい、急坂だ、スリップをこらえ登る。何かの境界尾根だ


三塚付近から見た成高峯と三塚
 
急登な小さな尾根を南に登りきると尾根上に境界杭があり、杭から南東に尾根を登りきればそこに三角点がある

林道と尾根上の境界杭
 

成高峰と山名版

 
三角点の記
点名 平野
緯度 34°20′05.5711
経度 135°26′53.3295
標高 809.65 m
選点 明治36年5月20日
所在地 和歌山県紀の川市大字切畑字葛城969−1 
成高峰から東に国土地理院の地図の波線道通り東に下って行くと未舗装林道に出て林道を越えフラットな尾根に入る
このフラットな尾根の少し小高くなった所から北西に向きを変え下るが、ここで少しコースを外れる
このだだっ広い下りが蔓植物が生え足や体に巻き付き苦労した、正しい古道通りに下ればこれを防げるかも

 

下りきると舗装林道に出て、正しい下り尾根の先に(道が少しカーブしてその部分だけ道が広い)道を越え細い尾根が続く

 
最後の尾根下りだ。この尾根はブッシュもなく急坂だが非常に分かりよい
下ると未舗装林道に出る。これを下って行けば、民家横に出て一言主神社に向かう

下り尾根
 

林道に出て下ると柿畑の向こうに下津川の集落が見える
 

民家横の下山口
以前ここから登った事があるがこの下り尾根を登れず苦労する
前回に成高峰登山にリンク

一言主神社の入り口にある道祖神、何の神様か分からないがこの上にあるナメリの滝は見事なものがある
聖宝の滝か?

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