中の川出合いから下辻山1305.9m

奈良県吉野郡十津川村
2007/05/20
ショウタン、シマヤン

長年気になっていた山が下辻山である。釈迦ヶ岳登山の時に通る旭林道の旭ダム奥に有りその上の瀬戸ダムの上にある
昭文社の地図では登山道は破線で登山口は二つ、一つは大塔村(現五條市)の篠原から
もう一つは、旭林道が林道栗原線と名前を変える、釈迦ヶ岳登山口5q手前の宇無ノ川沿いの未舗装林道奥に有る、中の川出合いの吊橋からの登山口である。ここの登山口は前回の釈迦ヶ岳登山で帰りに下見をした
今回はこの吊橋から取付く事とした。朝、いつもの通り岩出市を5時半出発、登山口に8時に着き8時20分に登山開始
この林道は土、日曜は渓流釣りの方が多いし駐車スペースが少ない、林道終点に車を駐車しようと行くがすでに2台が止めてあり
私が置くとターン出来ない。丁度少し手前に一台が止められた。土、日に行く方は駐車スペースに注意が要る。

コースタイム
登り
中の川出合い08:20ーケーブル動力小屋09:45−旭山荘10:11ー林道11:10ー林道取り付き11:40−P1356七面尾分岐12:41
ーP1306m12:52−篠原分岐13:23ー下辻山13:36 総登り時間5時間16分
下山
下辻山14:20−林道下山口15:57ーモノレール下山口16:08−旭山荘16:37−中の川出合い18:07
下山タイム3時間47分
総時間9時間47分
総上昇高度1400m


天気予報では晴れマークのみだったがR168号を通っていると小雨が降り出した。
シマヤンが携帯で天気の確認をするがマダ天気はオール晴れマーク、回復が遅れているのさ、この時点で快晴を信じていたが、登山口についてもマダ小雨が降っていた
晴れるさ、天気男ショウタンは信じて疑わない。気温も低い、少し薄着のショウタンはヤッケを羽織り吊橋に取付いた

うっ、滑る、通行人の少ない吊橋は良く滑る。オマケにゆらゆらと良く揺れる。ワイヤーを持ちながらオットット続いてシマヤンが渡る

渡りきるとすぐに鉄階段、階段に木が取り付けられコレが又滑る。マダ小雨が降っているようだ。薄暗い階段を慎重に登る

 

階段を登っていると渓流釣りの方が登ってこられた。中の川にはときたま訪れるらしい。
ここで情報を得るが登山者はほとんど見かけないとの事、足下を見るとワイヤー滑り止めの付いた地下足袋、コレがないと滑ってこのルートは危ないとの事、先に道をゆずるとハイスピードで登っていった。
この付近は弥山川ルートより危険度は高いかも知れない。とにかく○危だ。30分ほど登るとケーブルカーの鉄塔が現れた。この付近から中の川に降りる事が出来る用だ、国土地理院の破線道はこの下を通っているのかも知れない。
私たちは植林道を通っているらしい。一登りで階段はなくなり850m付近の山をへつる道に変った。

 

今年は石楠花が裏年とのこと、シマヤンが目ざとく石楠花を見つけるが今回も石楠花はここだけしか咲いていなかった



山をへつるように付いた道はわかり良いが足を乗せるだけの幅しかない所もあり慎重に登った。
水の状態が分らないから2L用意したが各谷には水があり旭山荘まで水は確保出来る。旭山荘からは水はない

 

1時間20分ほどでケーブルカーの動力小屋に着いた。ここから旭山荘までは緩やかに下る


壊れた橋や荒れた谷を越えて行くと25分くらいで立派な小屋の旭山荘に着いた。ここからはモノレールが山に向かって延びている
少し休息して道を探すが無い、踏み後もない、仕方がないからモノレールに沿って直登する。登って行くとモノレール横に道跡が現れた。
ここが破線道らしいが完全に道は無くなっている。又今回の登山でここが一番傾斜があり何かを持たないと登れない

 

ここの急登には参った

 

約1時間かけて登った。やがて動力小屋が現れその上が林道になっていた

 

この付近にギンリョウソウが綺麗に咲いていた


モノレールはここから旭山荘に降りる為の物らしい。林道までモノレールは付いていた」

林道は山を大きく削りこの先の道が分らない。地図とガーミンでこの上に間違いない事を確認するがより傾斜があるようだ
又、横に朽ちかけた梯子があるが、(帰りにこの梯子を点検するためシマヤンが二〜三段登った所で20cmくらいの石二個が落た、
よく見ると少し大きな石が今にも落ちそうに梯子ワキにあった。危ない所だ)
ここからの取り付きをやめ別尾根を探し林道を右に30分ばかし歩くと前に七面尾が見え、P1356が確認出来さらに取付きよい尾根が見つかりここからP1356に向かう事にした



梯子と林道

 

ここからP1356に取付いた



取り付きは谷だが入ると小さな尾根の植林帯、傾斜があるが登りよい。最初谷筋に植林道らしい物を見つけるが直ぐに無くなり、尾根を忠実に登った。ここまでほとんど休憩無しで登り、尾根真ん中付近で小休止、シマヤンの行動食を頂いた。



尾根を登りきると、地図上の破線に出た。
地図の読みに間違いはない、少し先にP1356が有るはず、再度地図確認後右手北に300mくらいでP1356に着いた。
少し休憩、この付近の破線道は尾根上にあり歩きよいし分りよい、後は尾根に忠実に進めばよい。
P1306まで下りさらにP1216に下り登り返すと鉄塔やヘリポートが現れその向こうに反射板のある下辻山が現れる。
又P1356の七面尾分岐や篠原の分岐は分りよい。



出会った尾根                       P1356m七面尾分岐
 

尾根は歩きよい



やがて反射板が見え                      
鉄塔が現れ、篠原分岐、をすみヘリポートが現れると目の前が下辻山です



この付近から見る瀬戸貯水池は美しい



下辻山は反射板のある山で見晴らしがよいが、残念ながら雲って遠くは見えない。タダ滝山や天和山、栃尾山などが確認出来た。

下辻山1305.9m

 


40分ばかし食事と休息、汗はかいたが天気予報はハズレ山頂は風が強く寒い、いつものビールは進まない、変わりに暖かいラーメンの美味しかった事、風裏でつぎの登山計画を練った。

14時20分下山開始、P1356までは下って登るパターン、つかれた足に堪える。 P1356から破線道を林道まで下る事にした。登りの出合いを過ぎ東に下る分岐を注意深く見ながら下ったが分りにくく少し行き過ごしかけた。ここにマークを打って置いた。
又林道に向かって下るが、つぎの尾根分岐を見落とし尾根を真っ直ぐに林道に出た。結果時間は係るが先出の梯子を下ると危険だった。
ロープは20mの用意しかなく結局は私たちが林道に下山した所まで行かなくては降りられない。
間違った事が良かった。林道が見え林道に向かって下山、降りよい所から林道に出てモノレールの所に向かう。

ピンク色


ここで東尾根に↓                  林道に降りるシマヤン↓

 

林道下山口、ここからP1356に向かうのも良いだろう



モノレールから下山、この尾根はこんなにキツイのと思うくらいキツイ、モノレールの支柱を持ちながら30分で旭山荘まで下った



この付近に来てやっと青空が見えた。しかし時間は無い、6時半まで登山口に着かないとヘッデンが要る。
中の川出合いの階段は濡れていると良く滑る。先を急いだ。階段は乾燥していた。ヤレヤレ慎重に下った

18時07分中の川出合いに着いた。



途中一カ所釈迦ヶ岳が綺麗に見えた。帰りに旭林道から宇無の川分岐で写真を撮った。

 

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