四寸岩山と高原山バリエーション 2013/04/04 ショウタン |
コースタイム 福源寺08:05-取付き尾根先09:00-足摺の宿10:55-四寸岩山11:20〜11:35-高原山12:46-福源寺13:50 |
四寸岩山を周回しようと色々考えては見たが、大滝から青根ヶ峰経由で四寸岩山に登り、高原に下山するコースがポピュラーだろうが、国道の移動が大変だ。高原の福源寺から取付き周回するコースも人気のようだが臍曲がりはこれを下山しようと地図を眺めた。 ショウタンの力量で登れる尾根はと、高原川と文田谷が出会う所の尾根の、一番傾斜が緩そうな尾根から周回した。 |
川上村道の駅南側から高原の福源寺に向かう。高原は高原の村で綺麗な集落は目を見張る。 とにかくナビ検索で福源寺に着く、下山口を目視した。寺周辺は何処でも下れそうだ。 車は道の凸地に路駐した。福源寺前の参道を高原の集落に下って行くが、雰囲気がよい最高の小道だ 福源寺 前の階段を下り 村内小道を下る |
車道に出て高原川沿いの林道に??下って行くが、高原から見る白屋岳の見晴しは最高だ 振り返り見る白屋岳 村の景色を楽しみながら歩くと道を間違いアララと高原川沿いに下るが、尾根先に取り付けそうな階段を見つけた。タブン、ソマ道が有るのだろう。高原川沿いの道は五番関トンネルを越え洞川に行く道だが、大水害後の復旧が遅れ今も通行できない。 目的尾根まで歩けるか出会った方に聞いたが、永らく行っていないから解らないと言う。ダメなら尾根を変えようと林道を歩く。 高原川は綺麗だ。 |
目的尾根の先まで道は通行できヤレヤレだ。尾根先は木が切り出されていた 尾根に取付き登るが、尾根中央には植林道跡があり登りよい。 水平尾根に出て西に向かうと急な斜面上はヤヤ大きな馬酔木の木が群生している。 西に植林道跡が延びていた。スケベなショウタンはこれは楽チン道ではとコレニ乗り斜面をトラバースだ 途中の登れそうな所が出るがやはり馬酔木が見える。これを避けトラバースだが、結果は失敗コースだろう 尾根を素直に登るべきだった。 尾根に出て、尾根中央の小道を大峰奥駈道を目指す 途中で少し間伐材がジャマをしたり、小道は尾根をトラバースに出来ているが、小道は歩きよい 後少しで大峰奥駈道という斜面でテープが出た。先駆者がいたようだ。 |
主尾根に突き上げるが、奥駈道は西斜面で尾根中央ではない。少し北に歩くと奥駈道に出会う この付近は石灰岩が露出して足摺山と呼ばれる付近で、現在足摺小屋が復元されている。 この付近は石灰岩カレンフェルトで小岩が露出し、役行者の母の足跡が有るという伝説だが、通行人が同じ石上を歩く物だから岩がすり減っていたのだろうと大峰奥駈道75靡きの著者で行者の森沢義信氏は書く。 後一登りで四寸岩山の山頂だ 途中で、大パノラマが開け、大峰山から弥山、高野の峰に金剛、葛城山まで見晴らせた 残雪が美しい弥山と稲村ヶ岳、手前は大天井岳 |
四寸岩山とは、道が岩と岩の間が四寸しか無い所を通っていた所からその名が付いたとか、今回はその小岩の探索もしてみたかったのだが疲れのせいか頭から抜け落ちた。山頂の二等三角点は点名を心身の峠と言う点名だ。点名からその名の峠が近くにあったのだろう 心身の峠と書かれた点名板がそっと置かれていた。 等級種別 二等三角点 基準点名 心身の峠、標高、1235.81 北緯 34°19′15″.2484東経 135°54′35″.7640 所在地 奈良県吉野郡川上村大字大滝字深山990番地の2 |
下山は、山頂から東に走る尾根を下るが、マイナーなルートだろうがマークが沢山付けられ踏み後もハッキリと出来ていた。 少しテープルートから外れようと地図を眺めるがルートはマーク尾根が一番良いようだ。 せめて現在地を確実にとコンパスをコマメに取った。 山頂から下り 美しい植林内 1177mの次のピークの尾根分岐 1177mを確定して、次の1130mの分岐から自然林の境界を下る。大きなナラが美しい尾根だ 下って行くと石灰岩カレンフェルトで小岩が露出した尾根になる。そのまま尾根を登るには足下が悪いと1125mピーク北側の斜面を巻いた。 ピークを巻くときには注意が要る。尾根に出るとそこが目的尾根であるか地図からコンパスを取り確認する |
読図をしながら次のピークだろうと小岩が露出した尾根向こうに三角点が乗る高原山が出た 見晴しもない単純なピークだが、三角点を探訪する鈴女の楽しいテープ書きが頬をゆるめた 案外そそっかしい鈴女だろう。点名盤を忘れたと書く面白さについカメラの焦点があった 点の記は私が書いておきましょう 等級種別 三等三角点 基準点名 深山 標高1087.49 埋設日時 明治36年6月5日 緯度34°19′49″.6112 経度135°56′07″.9389 所在地 吉野郡川上村大滝字深山991〜2 俗称 コナベ谷 住所の小字と点名から深山の別名が有る事が伺われる。 |
点を確認して下山に係る 適当な尾根角度とアップダウンから読図はやさしい。 途中で尾根中央に雷で真っ二つに割られた杉が倒れていた。植林山で見る落雷跡は尾根中央の木に落ちている事が多い もし植林尾根を歩いているときに雷が鳴り出すと、尾根を外す事が賢明だろう。木の下を避け斜面で雷をやり過ごそう 途中尾根から斜面を下り尾根に入る部分はマークがあるが読図の難しい所だろう 少し行き過ぎて気が付いた。 |
次の分岐で東を取るべきか南に降り福源寺に下るべきか迷ったがマークが心を揺るがした 馬酔木の中を通り抜け、福源寺に直下するようにコンパスを先取りして、角度があった地点から急斜面を下った。 沢山あるマークが消えどこかにルートがあるのだろうと慎重に下る すると踏み跡程度の小道が出て後はマーク道を下った。 林道が出るがそのまま下ると、寺裏の慰霊塔に出た 急斜面を下る 急斜面 林道が出た 案外簡単に下れた急斜面だが間伐材もある。マーク沿いを下るが、コースは方向を変える やはり現在地と寺の方向をコンパスで取っておかないとピンポイントで寺に出る事は難しいだろう 広い斜面は下り注意の急斜面、どこかにソマ道が有るだろうがマッイイカと下った |
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画 像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、 数値地図50mメッシュ(標高)及び数値地図10mメッシュ(火山標高)を使用した。 (承認番号 平24情使、 第898号)」 |