飯高町福山から高岩、オヤトコ、高鉢山、ヨコガイノ、細野山、周回
2012/05/07
ショウタン

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コースタイム
P07:42-高岩09:35-オヤトコ09:55-高鉢山10:13-ヨコガイノ11:27-細野山12:50-作神さん14:05
総時間6時間23分
高鉢山や細野山は、昭文社が地図で紹介しているが、マイナーな山と言えるだろう
ショウタンは、高見トンネルからR166を飯高町に向かう時、そそり立つようなピーク(高岩)を目にして、登ってみたい、と感じて数年、今回、津市の山仲間、増村氏に情報を得てこのコースの周回をした。
松阪市飯高町福山から取付き、高岩、高鉢山、オヤトコ、ヨコガイノ、細野山と周回して、中加波(ナカカバ)の作物の神様、地元民は作神さんと呼ばれる祠に下山した
コノコースを組むにあたり、増村氏から情報を得た。そのやり取りの一部も公開したい、このコースを組む時の参考に成れば嬉しいです。
R166の高見トンネルを抜け、さらに小さな桑原トンネルを抜け、中加波(なかかば)の旧道に入り、資源回収ステーションの広場に、地元民の了解を得て、敷地内の電話タワー下に駐車した
旧道からR166に出て直ぐの尾根先のコンクリ壁の階段を登り、その尾根先から取付いた
  
登りきると、民家が一軒、尾根先に整備跡がある道が尾根に続く、整備跡は直ぐになくなる
所が、予測は出来たが、突然の雨、おまけに雷鳴が轟く、しばし雨と落雷を避けようと、尾根から斜面に避難した
今まで、里山の落雷跡を見ると、尾根中央の木に落ちている。斜面なら少しは安全か??
雷名が遠のいて行く、尾根を登る。少し馬酔木が生えているが、登るに問題はない
 
尾根先↑

馬酔木も少なくなり、混合林の美しい森になり、しばらく登るとソマ道が出た。
ソマ道は予定の尾根を巻くように登るが、現在地を掴みながらソマ道に沿ってみた
 
ソマ道は、谷で行き止まった。途中で尾根に取り付けたがソマ道に拘った。やはり尾根を素直に登方が良かったと反省、谷沿いの植林内を、息を切らせて登った
  
ソマ道                       出くわした谷                   目的尾根

目的尾根は美しい。植林の隙間から見える東側の景色は最高だ
里人に話したが、この付近はゴミ一つない美しい集落だ。
尾根はダンダンと傾斜が増し、一汗も二汗も流れる
植林囲い沿いの網に鹿がかかり、骨になりかけていた。死肉を食らう虫が集っていた
動物と人の共生は難しい物だ。

少し登ると、伐採された斜面からの見晴しは最高だ。後にアマネ山、マスガタ山、青田裏山、フナクボ山と見晴らせ、北側に高見山が見える
   

 高見山
後少しで高岩と言う所で、山名の由来の石か、岩が斜面から突きだしている
汗を流しながら登ると、ピークに山名版が数枚、中に774.2mと書かれた山名版があった。国土地理院が新しく三角点を作ったのかと付近をウロウロ、地図を再度見ると772m、飯高町の測量を用いたのかも??それとも国土地理院と測量点が違うのかな、山は楽しい
  
高岩からコンパスを合わせ歩きよい尾根を東に歩く、ヨコガイノに分岐するピークは、オヤトコと書かれ、山名版には、西高鉢山と書かれていた。此処の山名版にも国土地理院と読みが違う高さが書かれていた。サテ?
その下で林道が出て林道歩き、この林道は美しく、ハイキング気分をかもし出す
高鉢山は広いピーク、三角点、七日市が鎮座する。古木の赤松向こうに、三峰山が見える?
  
  

基準点名 七日市 標高788.04
北緯34°25′13″.4885 東経136°12′18″.3832
所在地 三重県飯南郡飯高町七日市1096番地 旧住所

山頂横に、屏風岩200mと書かれた案内板があった。矢印の方向にトラバースしてみたが見あたらない
地図を見ると、屏風岩を思わす地形が載っている。此処だろうかと思うが行く気にならず、尾根に戻って下ると、林道上に少し多めのテープが見えた。その下に、小さな垂直岩が有った。此処だろうか?下に下って写真に納めた
林道に出て、林道分岐を右に取ってみた。上手くするとオヤトコを巻いているかも、これは見事な失敗で、林道は直ぐに行き止まり、引き返すのもイヤだし、トラバースで目的尾根に向かえるかもと斜面トラバース、これ又失敗で上の林道に登り返す
素直に往路を戻るべきだったが、又林道分岐が出た。これ又林道歩き、少し現在地を??と感じる地点に出でたが、コンパスを合わせるとオヤトコから分岐する尾根と確定した。下るとテープが見られた。
どうも最近、近道、楽道を探そうとする。体力が落ちたせいかな
  
オヤトコ下林道行き止まり↑此処が目的尾根   ↑                ヨコガイノ下林道出会い

北向きの尾根を、924mヨコガイノに向かう。    ↑ 途中で勢いが無くなったスズタケが出るが問題はない
比較的綺麗な尾根だ。途中でソマ道が尾根を捲くが、此処は頑張って尾根に準じた
林道に飛びだした。地図では正面尾根に登れなさそうだが、直ぐ横から尾根に乗れる
そこに、AOKI と書かれた登山口マークがあった。この付近の登山サークルらしい
  
ヨコガイノは美しい尾根だ。綺麗な花が群生している。コハコベだろうか、花名はほとんど知らない私だ
この山頂は植林だろうか?カラマツ?が多くあり、信州の低山を思い出す
又、植林内に案山子が多くあり面白い、
  
急に雷が鳴り出した。頭上で鳴るようだが、お昼にしようと思うが少し落雷が怖い、尾根を離れて行動食で雷を避けた。
尾根を西に向かう。途中で見晴しがよい所に出る。高見山が綺麗だ。雨が大粒になり雨具をつけた
778mピーク手前に鈴又御門二共山、6.41Haと書かれた銘板が出た。ピークは788mだろう
  
788mから南西に尾根を下るが、今日の核心部だろう読図が難しい
尾根は素直ではない。途中のピークの確定を間違い尾根を外した。尾根が南に向かう所で、??南向きはないはずとコンパスで尾根角度を取ると間違いに気付く。右手の尾根だとトラバース、尾根を変えると、小さなテープが打たれていた
現在地を掴み直し、三角点701.3mの有る細野山を目指すと、テープが出た。

  

基準点名 加波2 標高 701.30
北緯 34°25′33″.5485  東経136°10′38″.6143
所在地 基準点閲覧に無し
細野山から、踏み跡は桑原方面に続くが私は、作神さんを目指して下山だ。読図が楽しい
最初の尾根取りが大切と、メガネを出して地図を眺める
3〜40m踏み跡を西に向かいコンパスを目的方向に取る。その地点に黄色のテープが一巻き、誰かが同じルートを下ったのか
とにかく慎重に地形を見てコンパスを取る。途中で林道が出た。方向を定め少し林道を歩き、目的尾根を探す
コンパスは嘘つかない。目的尾根に近づくとその方向を指す
此処だろう。向こうに踏み跡があった
途中で、踏み跡から離れ、コンパスの指す方向に下ると、見事な古木が出て、その前に作神さん祠が出た

  

  

村中で山の事を尋ねた女性は、私も少し前まで登山を楽しんだとか、それにしても珍しいコースで歩かれたと、作神さんの話をして下さった。時々山を同行するRIKO女を思い出す若い女性は、明るく又来てくださいと挨拶を下さった
村も美しいが、人々も明るい 又この付近に登りたくなった
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50m
メッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
 (承認番号 平23情使、 第799号)」