早朝登山 章魚頭姿山(たこずしやま)と二等三角点、出島 |
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章魚頭姿山(たこずしやま)と言っても和歌山市内の地元の方でも知る方は少ない、新和歌浦にある高津子山のことです。 この山は古い地元の猟師さんに言わせるとモット頭が尖った山で尾根がハッキリしていたそうな この山に南海電鉄株式会社がケーブルカーと回転展望台を設置して観光施設にした時に高津子山(たかつしやま)と山名を変更したのではないかと地元の方の弁、現在はその施設は廃止され展望塔が南海電鉄の手で作られている。 瀬戸内海国立公園内にありこの山頂からの景色は本当に素晴らしい 現在もこの山頂は南海電鉄の所有です。 この章魚頭姿山(高津子山)を含むこの半島の山域を県立和歌公園として整備されている |
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この公園内には3っの山がある。権現山に天神山、そして章魚頭姿山だ。 この山の毎朝登山で鍛えている山友、寺ちゃん、の案内でこの山愛好者しか知らないコースを案内して頂いた 朝5時過ぎと夜も明け切らぬ早朝に東端の登山口から登りはじめた。 |
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整備された広い歩道を歩き始めると入り口付近に権現山の山名木がある この少し先の階段を尾根に向かって登ると権現山の山頂に着く 山頂は浄水施設が有るのみで山名版などはない。 |
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遊歩道など歩く寺ちゃんではない、全て尾根通しだが尾根にも古いハイキング道がありマダマダ十分使える道だ 尾根に入る道を見つけると尾根にトライすれば面白いこと請け合いです 天神山に着いたがここも何もない。境界石がいかにも山頂と言わんばかりに設置されている 山頂から潮騒の小道と書かれた遊歩道に出てまた尾根にはいるがこの尾根の道は見つけにくいがテープが打たれていた 小さな山、何処に踏み込んでも東西に出ることはたやすいだろう 山好きなら是非地図をにらみながら入って欲しい 小高い所に写真の様な記念碑があった。 この小さなピークから見た名草山の景色は素晴らしい。初日の出の丸秘なポイントと言う |
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西側に下りその次のピークが章魚頭姿山だ、国土地理院地理閲覧サービスには三角点がないが、点の記には二等三角点、出島がある。 二等三角点出島と夕日百選のモニュメント ここで三角点の点名について不審に思うことがある。この周辺には出島と言う地名がないからだ、所がどっこい、点名は伊達や酔狂で名前が付けられているわけではない。聞く所によると、この周辺の地名は、雑賀孫一で有名な雑賀忍者の地、雑賀崎、と田之浦、そして新和歌浦だが、この新和歌浦の事を出島と呼んでいた時代が有ったという 今の三角点は平成の物だがその前は昭和、初期の点の記は亡失して詳しい資料がないが、点名のみ残っていたのであろう 納得の点名です。現在の点の記を国土地理院から抜粋してみよう |
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山頂で景色を楽しんだが、四国まで見えるはずが梅雨空で見えなかった |
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景色を楽しみ、寺ちゃんが面白い古い物をが有ると言う。そこに案内してもらった 西側に下り、北下に回り込み遊歩道を歩くと虎ロープが斜面に張られている。 ここを踏み跡通り下って行くと北側山裾に下る。地図で参考にして下されば分ると思うが再度山にはいると、直ぐに古い煉瓦作りの 設備が現れるがもう廃屋も良い所、木造屋根は落ち、映画に出る妖怪屋敷のようだ これは友が島にある弾薬貯蔵庫と非常によく似ている。おそらく旧陸軍の弾薬庫だろう 和歌山市内にはこのような戦争遺産が何も手つかずに捨て置かれている所が多い |
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この遺跡から再び尾根の遊歩道に上り返すがナナ何と石積みの道跡がありテープが巻かれていた 一汗かく頃遊歩道に出た。ここでチョット岩登りの練習と寺ちゃんと二人で5m程度の岩で登ったり下ったり 主に懸垂下降の練習だ。オーバーハングを下る練習だ。 |
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大汗かいた早朝登山、ここも多くの皆さんが楽しまれている山だ、また二人で早朝登山を楽しむ場として最適だと話し合う 見送りは、藪茗荷の花が群生で見送ってくれた 戻る |