熊野の山
白倉山736mと玉置山777mバリエーション登山
新宮山彦ぐるーぷにて
8人

コースタイム
登山口08:23-白倉山11:33〜12:48-玉置山14:50-神社15:20-下山16:35
総時間
8時間12分
禅舎の倉に続いて新宮山彦ぐるーぷの登山に参加した
今回も玉岡憲明86才を筆頭に83才の山上皓一郎氏と超高齢者登山だが、登ってみてルートは信じられない急斜面でした
男性では最年少の私でしたが、小さな岩稜で四苦八苦、一人参加の女性も問題なく登って行った
80才を越えてこのコースを私は登る事は出来ないだろう
昔取った杵柄と言えども、よほど山が好きなのか、今回の登山は感じる物が多かった
丸山千枚田や、風伝峠の霧の里、で有名な三重県熊野市紀和町の白倉山736mから玉置山777mを周回した
登りはバリエーションで登り下りは十津川村の玉置山を遥拝したという神社を探索すべく急傾斜を紀和町長尾に下った
登山口は赤木の沢沿いに道が有るだろうと見て沢沿いを登るルートを取ったが、急斜面と岩稜で思わぬ時間が係った
  
道路横に小さなスペースがあり、そこに三台を路駐、その横の棚田道を谷に向かって登る
水が綺麗なのだろう。用水路にワサビが植えられ、蕗の薹が芽を出している
小さなネットを越えて林道に出るがとにかく沢に向かう。
沢沿いは道が無く少し手前に古道だろうか古い階段がありそこから取付いたが、上に出ると広い道になった
道成りに登ると、堰堤が出て、その上の測量杭道を登って行く
ゴロ石のガレ場に出て少し道を探すがトラバース状に道が続く、昔の生活道だろう
沢を越え道成りに登ると、道が不明瞭になり、トウトウ無くなった
沢沿いを登ろうと検討するが小さな滝があり、右手の斜面から取付く事となった
  

  
斜面に取付くが、落石注意の急斜面、リーダーがルートを開いて行くが、落石が最大の敵、慎重に登る
この傾斜は雑木が生えていなければ登れない程度の急斜面、小さな馬の背尾根が左右にあるが石がみな浮いている
とにかく大丈夫かいな、86才と83才、補助ロープくらい出しても良いだろうが、モクモクと慎重に登っていく

斜面を登る玉岡氏↓                                         玉岡憲明氏
  
山上皓一郎氏                 玉岡憲明氏と生熊氏
 

写真から傾斜を想像してください。私は40度を超えていると見た
斜面から尾根にとルートを取るが馬の背尾根は落石注意だ
上で岩が出たと声がする。
10m程度の岩稜だ。今日のリーダーは私と同年沖崎氏、リュックを外しフリーで登り補助ロープを下ろす
一人一人登るが落石注意だ

 
尾根は細い、小さく凹んだオーバーハングの岩を降りなければならない。何せ高齢だ注意が要る
左手を補助ロープで下ってみると簡単に下れたが、久々に肩がらみで下ると玉岡氏、オイオイ無理するなよ
三人が肩がらみで降りた。

   
正面に登る。
岩稜が出たが下を巧く巻登ると植林になった。
尾根で一本立てた
後少し、先頭が雑木を払いながら登るが大してブッシュではない
山頂が見えた。
三角点の無い山だが、周囲に鵯山、鷹巣山 高チラ山、大人平山等面白い山が多くここも人気が高そうだ
又機会を見てこの付近の山も登ってみたい
 

ナカナカのバリエーション、86才や83才が登るルートではないだろうが流石と言うより表現が見つからない
時間は3時間10分を要した
山頂でいつもの山にかける万歳三唱だ。今西錦司流、山に水をかけるが如く万歳をかける意の万歳だ

山頂でワイワイ、1時間15分の長休憩、話は尽きない
サア 次の目的の山 玉置山777mにヤッホーをかける
これも今西錦司流だ。玉置山にヤッホーヤッホーヤッホーと三唱する
心は老いない老青年達、玉置山に向かう

踏み跡はあるが薄い。ルンルンと付いて行く。アレ 現在地を失った 
侮る無かれこの山域、尾根はルンルンだが読みは難しい
間伐された尾根を進み、現在地を特定する
  

玉岡氏のコンパスは50年使っているという。
山も愛するが山道具も大切に使うという。まるで新品のようだった
 
尾根は歩きよい、787mピークの手前の岩稜は岩登りが好きなら登ってみたい感覚にとらわれるような岩だった
正面に鷹ノ巣山と鵯山が綺麗だ

  
787mピークを巻ながら登るとその先に玉置山777mが出る
景色も何もない山頂だ
その下に玉置山遥拝所の神社が有り、そこから玉置山の山名が生まれたとか
 
白倉山から2時間を要した



山頂より下山ルートにある遥拝所の神社が目的のルート取りだ
山上氏は平成7年7月7日に息子さんと神社経由で登ったとか、
ジョークが走る。山上さん1+1はいくつ 3 ウン大丈夫 記憶が有るみたい 大笑いだ
東に小さな尾根を下ると小道が出た
途中で大人平山分岐がありここから北に下るがガレタ斜面と荒れた道、おまけに急斜面だ
テープがある それに従った
 
小さな台地状の所の杉の古木の根元に石が置かれ、しめ縄で神域を囲んだ神社だ
十津川玉置山同様に、丸い石が置かれ、その後に慶応4年の名石が置かれていた
全員で下山の無事を願い参拝した 2礼2拍手 パンパン 1礼
道にはマークがあるが、とにかく激下りだ。
下りに弱いショウタン 大汗を流す
 
道はあるが不明瞭だ。傾斜は相当ある
慎重にルートを見極めながら下るが、山上氏、材木が並べられた所が記憶にありルートは合っているようだ
  
この付近でテープが無くなるが道がヤヤハッキリと出た
堰堤が出て下ると、石積みの畑跡が出るとその下が長尾の集落だ

                              出口↓
  
地図で現在地を読み、車道を登山口まで歩いた
この付近は棚田が多い
丸山千枚田に見るような地形は美しい

下山総時間、1時間45分
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ショウタンの山歩録地図について
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平21業使、第652号)」