有田川町、雨山850.6mと長峰山脈、立岩山866m
2011/09/27
単独

コースタイム
大蔵神社10:00-雨山11:09-岩坂観音12:00〜12:30-
毛原上13:07-毛原中13:50-立岩山14:25-毛原下14:46-烏帽子岩14:52-山の手15:36-大蔵神社15:57
総時間5時間57分
台風12号の影響が少ないであろうと、有田川町の雨山と、紀美野町との境界山脈、長峰山脈にある三角点、毛原上、毛原中、毛原下と、立岩山を周回した。林道歩きも多いが、大蔵神社や岩坂観音は、見応えのある神社仏閣、一人で気楽に歩くコースは楽しかったが、大蔵神社からの尾根登りは一汗流し、毛原下からのバリエーション下りは、マタマタ林道にドキッとさせられた
少しくらい遠回りでも法道路の車道を素直に下れば良かったと反省するが、それが又、山が楽しい だ
取り付きの大蔵神社は、マピオンにリンクします

あらぎ島を覗くと、刈り入れの最中、R480も水害でそのまま高野山には行けないと、林道迂回を余儀なくされているというガードマンさん、やはり、有田川沿いも被害があったようだ。小さな林道や、民家入り口が大きく崩れ、復旧に取り掛かっていたが、あらぎ島は無事で、ホッとした
  
宮川地区から、大蔵と入り、沼谷トンネルを抜けると、大蔵神社のある沼谷地区だ
小さな祠は、小川の向こうに、社を見せる
社は小さいが、何か謂れがあるのだろう、寄進者名に和歌山市の方々が有り、名を知る方もあった
いつもの如く、2泊2礼、裏山に立ち入ることの許しを得たがマタマタ、賽銭が無い 汗
社裏の尾根は、半分は植林だが、後少しで主尾根という付近は綺麗な自然林だが、胸突き八丁の急斜面だ
又、ブッシュは無く、行く手を阻むのは、蜘蛛の巣だけの斜面だった
地図も見ないで、タダ登り詰めた。
   

GPS測量されたピークから、右手、南東尾根へと入って行く、小さなピークに、ここだとだまされて、
よくよく地図を見ると、もう一つ向こう、
植林内に三角点、板尾が鎮座する。
山名は雨山だ
選点は明治36年4月26日と古い点は、美しい
北緯34°07′35″.2619 東経135°28′40″.4232 標高850.73
所在地和歌山県有田郡清水町大字板尾字木地屋1177-28番地、1177-29番地、1177-30番地
賑やかな所在地だ
  
GPS測量されたピークに引き返し、北東尾根をにはいる。尾根は自然林で細い尾根だ
やがて植林になると、右手下に林道が見えるが、尾根に拘った。
所が、道は尾根を削り、林道特有の傾斜、アラ、降りられないかもと、今日もロープは18mと短い
マッイイカ、と尾根を進と林道と平行になった。ヤレヤレ
  
林道を歩き、岩坂観音に向かう、道横に見事な銀杏が出ると、その前の階段から、岩坂観音に上った
草むした階段だったが、階段は山頂に延びる。遊歩道だろう
大きな観音様だが無住らしい、防犯カメラが現在の世情を現わしていた
正式には、岩坂観音法仙寺と言うらしい
林道横に休憩設備があり、四阿横の四等三角点岩坂を捜し、岩坂観音にお参りに来た方達と食事を楽しんだ
見晴しは高野山方面が美しい
  
  
林道から車道に出て花園村方面に歩くと、地図通りに長峰山脈に登る小道跡が出る
  
小道跡はハッキリと残り、尾根に登って行く、途中から三角点毛原上にコンパスを取り、小道を外れた
三角点毛原上は、小さな岩稜の東に有った
点は美しいく保存がよい
 

三等三角点、点名、毛原上 
北緯34°09′01″.8617 東経135°28′51″.5357 標高949.52 
所在地 和歌山県海草郡美里町大字毛原上字粢石219-5番地
この三角点の字名も面白い、付近の石が粢(しとぎ)に似ていることから付いたのだろう
粢とは、神様に供える洗い米を砕いた物を言う。後に餅米を砕き蒸し固めた団子状の餅もそう言うそうだ
長峰山脈の尾根にはこのような石が多い
  
植林内を四等点毛原中に向かう
毛原中は、尾根中央に有り、横にある岩はやはり粢の石のようで、岩上からの見晴しはよい
今日の長峰山脈のコース内は、同じような小岩が多く面白い
北緯 34°08′31″.1610 東経135°28′04″.2220 標高874.20
所在地和歌山県海草郡美里町大字毛原中字古市上ノ切754番地
この三角点にも小字が有るが、高野詣での古道が有ったと聞く長峰山脈、地名が面白い
見晴しの小岩が上ノ切と呼ばれていたのだろうと想像した 汗
 
山名が有るが、三角点のないピーク、立岩山866mはなだらかな丸いピーク
名前の通り、切り立った岩でも有るかと、期待したがピークにはない
少し離れた地点に、小さな小岩が有ったが、まさかの大きさだが、案外、立ち岩と呼ばれていたのかも 汗
とにかく、三等三角点、毛原下に向かう
  
三角点毛原下(けばらしも)のピークには、テレビのアンテナがある
地デジ化でアンテナが新しい、三角点マークのポールが無く、ウッカリと行き過ごす所だった
真ん中に鎮座する三等三角点、毛原下は欠損のない美しい点だ
北緯34°07′48″.2186 東経135°27′13″.4589 標高860.95
所在地、和歌山県海草郡美里町大字毛原下字烏帽子岩806−17番地
選点日、明治36年4月28日
この、毛原下西70mに烏帽子岩がある
誰しも大岩がそびえる姿を想像するが、たわいのない大石、やはり粢石と似よく似ている
岩を周回してみると、斜面から見るとソコソコ大きいが、烏帽子の形は見えない
マタマタ、ショウタン的想像だ、
突き出た烏帽子岩が風雨で無くなったか、マタマタ烏帽子にまつわる伝説があるのか、想像は勝手だ、面白い
三角点に引き返し、テレビアンテナのフィーダー線沿いに尾根を下る
  
尾根の途中から、山の手の集落にコンパスを取り、尾根を変るが、コノ分岐の傾斜は、木を持たなければ下れない
岩なら懸垂下降だろう
素直にフィーダー線沿い尾根を下ればよいかと、反省した
ダブルパンチだ。下に林道が見えた
シマッタ、又林道に尾根が削られ下れないか
こんな時は、谷を狙う。少しでも削られた部分が少ない
上手くすれば、下りルートがある
冷や汗ものの下りだったが、悪運のあるショウタン、林道を覗くと、階段があった ヤレヤレ
林道に下り、山の手集落から(今は三軒が有るのみ)大蔵神社に帰った
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ショウタンの山歩録地図について
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平23業使、第2号)」