天竺山
2013/03/29
二人

登山口をマピオンにリンクしています
コースタイム
内原-2時間10分-天竺山-2時間20分-くりだいら橋-45分-内原
総時間6時間10分
R168から滝川沿いに北に県道を入ると、内原(ないはら)と奥里という集落が山肌に美しい。このルート奥には笹の滝や不動滝、ほんみち教が有る、大峰奥駈道や釈迦ヶ岳滝川ルートとして登る方や中八人山登山口等と利用される道だが、内原から天竺山は登山者は少ない。私も初めてで、相棒のケイちゃんはまるで知らなかったそうだ
車を内原の公衆トイレの広場に停め、その先の吊り橋から尾根に取付いた。
地元の方に聞けば、奥里から登り内原に下山する方が多いと聞いた。私達の取付き尾根は綺麗で道もバッチリ、傾斜も緩くルンルンだった。吊り橋も長さや高さは、谷瀬の吊り橋より怖い感じの物で面白い。
奥里と内原の古道が尾根下に残り、冬季の凍り付き防止用のエンカルも置かれているくらいだから地元民の利用があるのだろう
  
地図をよく見ると、小さなトンネルが便所裏から吊り橋前に掘られているが、今は柵で通行できない
吊り橋を渡ると、道が橋の谷と右手の古道に別れ、古道側を少し歩くと、尾根に登る道が出るが、踏み後程度の細い道だ
尾根に登ると、これぞ登山道と言う感じの小道が尾根を走る
  
古道              山肌に小道が尾根に向かうが↑見にくい振り返り写す     尾根道
ユックリと尾根を登る。途中で道が分岐するが、尾根を直登だ。
急に尾根中央にあった道が、巻き道になるが、尾根を直登して行く、すると巻き道が又尾根に戻るらしく、状態の良い古道が出る
  
急に尾根道が巻き道に成る所↑

ピンクのテープが初めて出る頃、奥里からの道と出会う。奥里からの道も地図では尾根中央を登るが、巻き道が有るようで、この出合い付近から、尾根ではなく巻き道トラバースで、天竺山に向かう。途中のコルで尾根中央に小道は出るが、この付近から道はヤヤ険しい、
  
 
大きな山抜け地点で現在地を確定して、途中クネクネもあるが、ひたすら登れば山頂に出る。案外登山者が多いのか、マークも適当にある
山頂は思ったよりフラットで、三角点は美しい。点名も天竺平とその様子を点名としている
この道は、花瀬から大峰山脈の嫁越し峠を越え、現在の169号線沿いの集落と結ばれた重要な道だったのだろう
今もソノ跡が濃い
  
三等三角点 天竺平、標高 1024.76
北緯34°03′55″.1751 東経135°49′41″.3392
所在地 奈良県吉野郡十津川村内原字サイ谷頭548.俗称、天竺平
埋標 明治36年8月4日
少し早い昼食を楽しみ、相棒が持ち上げてくれたビールで喉を潤す。嬉しいねー
時間があまりにも早い、内原に下山予定だったが、西尾根を尾根先まで下るに変更した
  
三角点からコンパスを直接下り尾根にあわせたものだから、少しコースを無駄に歩いた。
休憩から次の移動でいつも失敗をするショウタンだ。地図をよくよく眺めると、三角点よりほんの少し北に下り、尾根ではなく広い谷を下り尾根に入って行く、今日の読図誤り点だ
尾根を掴めば、自転車でも乗れそうな小道がつづくが、国土地理院の炭波線と、現場の道が少し違う所を通っているが、まるで問題はない、時々マークがあった。
  
  
途中にVHF時代のテレビアンテナが建っていた。内原への下り分岐は、四つ辻だ、途中で間違った所にマークが打たれていた
地図の通り四つ辻だ
地元の方の言うには、思った程傾斜が無いという。
とにかく小道は綺麗だ、途中にムネドチの頭(大谷の頭)石仏山の尾根が綺麗に見える
 
ルンルンと下ると尾根先に小さなピークがある。此処で道は南側を巻き下る
  
最初は小道だがダンダンと道が抜けたり薄くなったりと悪路になり慎重に歩いた
○危覚悟のトラバース道、膝を痛めたショウタンは下りトラバースは膝に痛みが走る。歯を食いしばり慎重に下山した
おまけに落ち葉が多く滑りが出る。オットトット
とうとう、危険を感じるトラバースとなる頃、鉄塔が出た。ヤレヤレ、鉄塔まで行けば道が出る

で、よくよく地図を眺めると、波線道は尾根を越えている。
少し傾斜がある尾根だが、お奨めは尾根越えのようだ。地図は手抜きなしで眺めよう。汗
  
鉄塔からはルンルンで、北側の鉄塔まで管理道が有る。
最後のピークから、北側の鉄塔に下り管理道で下るのも良いかな、何て思いながら記事を書いている
車道に出て、くりだいら橋を渡り車道を内原に向かう
途中出会った村人は誰も優しい。下山時見つけた天然椎茸が生えた木の切れ端を待ち帰り、これ椎茸なんて聞く
道沿いには白いショウジョバカマが綺麗に群生する。
今日も楽しい、天竺山、又二人で歩く機会もあるだろう。相棒も楽しい
  
                           トラバースしたピーク↑
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画
像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、
数値地図50mメッシュ(標高)及び数値地図10mメッシュ(火山標高)を使用した。
(承認番号 平24情使、 第898号)